毒の華、そして悪意の花~Fleur de Poison et de fleurs malveillants, 作:おわる美砂
夢書きの性が騒いですごくアレな文章になった(真顔)
赤毛の少女が艦の窓に手を当てて外を眺めている。
と言っても、外は漆黒の闇。
「マリー。」
声をかけられれば、少女は視線を窓から外し、声の方向に振り向く。
養父であり、自身の班の班長のアシモフがにっと笑ってこちらに手を振っている。
小走りで駆け寄れば、アシモフはマリー…マリアンネの頭にその大きな手を乗せ、ぽんぽんと軽く叩くように撫でる。
「そろそろ就寝時間だぞ、何してんだ?」
「…いえ、少し…眠気が来なくて、外をみていたんです。」
そう言いながらちらりと視線を窓に向ける。
「…さ、部屋に戻んな。休むのも仕事だ。」
再度ぽんぽんと撫でると、アシモフは「おやすみ。」と言って軽く手を振りつつ自身の部屋の方へと歩いて行く。
「はい……パパ。」
その言葉にばっと振り向くと、マリアンネがぱたぱたと逆方向へ走って行くのが見えた。
「……パパ、か。」
いつもは「父さん」としか言わない娘に言われた言葉に、思わず顔が綻ぶ。
「いい夢みれっかな~。」
上機嫌に言いながら、ロシアの軍神は戻っていく。
□□□
「ちょ、ちょっと千景ちゃん?何してんの?」
「しゃかだち~…。」
就寝時間が迫り、艦内の通路の人通りは疎らだ。
就寝前の艦内の見回りをしていた小町は、日比谷千景の部屋の前を通りかかった時思わず声を上げた。
彼女は何故か壁に寄りかかるような格好で逆立ちしている。
「しゅ、就寝時間だけど…?」
「しってる~…衝動が…あれだから……あんまりプチプチシート消費するともったいないから…。」
「これプチプチシートのかわり!?何で逆立ち!?」
「腕を封じようかと…。」
そう言いながら、千景は体を前に傾けてバク転するような動きで体を立たせる。
「まー、気持ちは分かるけど…取り敢えず部屋戻りな?」
「はーい……また明日ね、艦長ー。」
髪やスカートを整えながら、千景は生返事をし、へらへらと笑いながら手を振って部屋に戻っていった。
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「…あ、そろそろ戻らないと。」
食事を採ったあと、何となく慶次の部屋で談笑していた美音は、就寝時間が近いことを知らせる艦内アナウンスを聞いて顔を上げる。
「もうそんな時間か…あっという間だな。」
「ですね…じゃあ私、部屋に戻ります。」
「送ろうか?」
「大丈夫ですよ。」
にこっと笑うと、美音は腰掛けていたベッドから立ち上がって部屋のドアを開ける。
「…また明日。」
「はい。」
そう言ってもう一度慶次の方を振り向いた瞬間、ぎゅうと抱きしめられた。
「……!」
「おやすみ。」
そう言うと、にこりと微笑んで慶次はその手を離す。
赤面する美音はぺこっと頭を下げ、そそくさと出て行った。
「……もう。」
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「あ、もうこんな時間。」
「んじゃあ寝るっす。」
艦内アナウンスに顔を上げたナータは、直ぐ向かいのベッドで就寝準備を始めたイワンを見やる。
本当なら男女同室はないのだが、2人の関係は色々特殊で、アシモフが特別にそういう部屋割りにしていた。
「…枕カバー。」
「あ!…ありがとうっす。」
「戻ってきて直ぐ直さないから。」
「う…。」
既に布団に潜り込んでいるナータにそう言われれば、イワンは思わず口ごもる。
「…ま、いいけど。」
「なんすかそれー…。」
暫し、ベッドの間の通路を挟んで見つめ合う。
不意に、二人の口からは笑いがこぼれていた。
「ふ…。」
「はは…!…おやすみっす。」
「うん、おやすみ。」
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「おーい?汐莉ー?」
「……?」
ふっと目を覚ました目の前には同じ班のジャレッド。
汐莉は何度か瞬きをしてから目をこすり、辺りを見回す。
シャワールームのベンチに腰掛けて、うたた寝していたようだ。
「もう就寝時間だぞ、っつーかこんなトコで寝てると風邪引くぞ。」
「ん…そうですね……。」
眠たげにしながらも立ち上がる汐莉を見て、ジャレッドは苦笑を漏らす。
「送ってくよ。」
「…う…すみません…。」
ジャレッドに軽く支えられつつ、汐莉は歩き出す。
他愛のない話をしながら歩くうち、汐莉の部屋の前に辿り着いた。
「ありがとうございました…。」
「ん、ちゃんと寝ろよ。」
「はい。…ジャレッドさん。」
立ち去ろうとしたジャレッドは、汐莉に呼び止められ足を止める。
「なんだ?」
振り向くと、少しはにかんだような顔で、汐莉は口を開く。
「…おやすみなさい。また明日。」
終わり(!)
タイトルは谷/山/浩/子さんの同名曲から…ごめん、なんにも思いつかなかったんだ←
そして、言った通り夢小説書いてるせいでそんな文章になってしまったぐおおお←
次はまた地球に戻るけど、マリアさんたちじゃないかも