文才ってどこで買えるんですかね?
ガスッバキィ
「はぁ…はっ……はぁ‼︎」
「いい加減、くたばりやがれ‼︎」
「…………。」
相変わらず、表情は変わらないが、心なしか肩で息をしているように見える。
その辺の雑魚相手なら問題ないんだが、ことオレ、親父に置いてはまったく別物だ。
一つの負傷が命取りになる。
「…………フン。」
「あん?…なんのつもりだよ」
親父がとった行動、それは……。
ノーガード戦法。
腕をだらりと下げ、相手の攻撃を誘い、カウンターの一発を浴びせる戦闘スタイル。
だが、オレは親父が、あの戦闘スタイルをとった所を見たことがない。
さぁ、打ってこい、とでも言っているような…。
「舐められてんのかねぇ、じゃ遠慮なく‼︎」
下半身から、上半身へ。拳に力を乗せ一気に打ち抜く。
ガッ…と、手応えのある一撃。
「やはり、その程度か」
「なに…?」
今、オレは確かに手加減なんてしてねぇぞ…。
ノーガード戦法の要であるカウンターも飛んで来なかった。
「くそっ……」
あまりの不気味さに、バックステップで距離をとる。
「…腕が鈍ったようだな、海斗。二階堂…か?」
「あ?なんでてめぇが知ってやがる‼︎」
「…二階堂の娘が大事か?」
「てめぇには関係ねぇ。」
「ならば殺そう。人は大事な物を失えば、強くなる。」
は?
「黙れ、それ以上喋るな。麗華たちに危害を加えれば、殺すぞ。」
「……後悔しないな?」
「なんなんだよ、さっきからてめぇ……。」
「迷いがないならば、行け。…たとえ、その先にどんな未来が待ち受けていようとも、振り返るな。」
「てめぇの指図は受けねぇ。オレはオレのやりたいようにやる。」
「貴様が振り返る時、それは、この俺が貴様を殺す時だ。」
「だから、何が言いたい____うおっ⁉︎」
突然、親父の身体が光りだした。
いや、マジで。
あまりの眩しさに、腕で光を遮る。
「………もう、貴様には会うこともないだろう。」
眩い光の閃光が辺りを飲み込んでいく。
くそっ、どういう展開だよこりゃ。
光る親父なんて、気持ち悪くて見たくねぇぞ。
「……さらばだ。」
「親父ぃぃいいいいいイィ‼︎」
__________________________
「づはぁ…はぁ………はぁ…あ?」
ここは…。
「おかえりなさいませ。」
「うおっ、お前いたのか…」
「見事に、試練を達成しましたね。」
「あぁ?勝負はついてねぇよ…ありゃ?」
親父に受けた傷がない…、たしかに痛みはあったはずなんだが……いや、待てよ?SAOに痛みなんてあったか?……つーか、汗だけは過剰に流れてやがんな。
「貴方は、眠っていただけです。この仮想世界から、眠ってもらうことで、私が空想世界に、意識だけを飛ばしました。あちらで起きたことは、全て幻と捉えていただいて構いません。」
「マボロシねぇ…」
つーことは、スキルは使いたくても使えなかったのか…でも、力は現実世界のようにうまく乗ったぞ?
……ますますわからん。
にしても妙にリアルだったぞ…。
親父の殺気とか、プレッシャーとか。
あれは、オレの知る限り、親父そのものだった。
「手を、握ってください。」
「オレに、NPCと手を握る趣味はないんだが?」
「手を、握ってください。」
もはや、慣れたと言わんばかりの受け答えに、内心苦笑しつつ、そっと差し出された手を握る。
「貴方に、この力を、授けます。」
パァァ、とNPCが柔らかな光に包まれていく。
おい、この現象もう見たくないんだが…。
しかし、先程とはうってかわって、光は一瞬で消失した。
「あいつ、どこいったんだ…?」
「ここです。」
「うおっ⁉︎何回もビックリさすな‼︎…つーか、オレの中にいんのか?」
「はい。スキルスロットを、見てください。」
「あぁ、なんかスキルくれるんだっけか。…ナニナニ………《絶対領域》…?」
どっかで聞いたことあるぞコレ…。
麗華のやつが、パーソナルスペースとかなんとか。
「おい、つーかこのスキル、名前以外全部⁇?なんだが?」
「発現方法は、私にもわかりません。」
「厨二クセェのに、役立たねぇな…。まぁ貰えるモンは貰っとく。」
「その力を手にした貴方が、今日から私のマスターです。宜しくお願い致します、マスター。」
「お前ぜってー、唯のNPCじゃないだろ?」
「私にも、よくわかりません。」
「つか、マスターとかキモい呼び方やめろ。…どうせ、ずっとオレの中にいるんだろ?」
「では、なんとお呼びすれば?」
「海斗だ。海斗でいい。」
「承知しました。では、海斗。参りましょう。」
「あぁ。」
本来のオレなら
謎のNPCが仲間になった‼︎
NPCの謎実験によってカイトの全ステータスが上がった‼︎(気がする)
とか言うんだが、能力にはなんの変化もなし。残ったのは、やけに喋るNPCと役に立つかどうかもわからん、謎のスキルだけだ。
「先が思いやられるね、こりゃ。」
そういや、あいつらには”オレが守ってやる”って約束したんだっけか…早くクリアして、とりあえずは謝りに行くか…。
感想の中に、SAOで痛みあるのおかしくね?的なことが書いてあったので、返信しようと思ったらエラーがw
はい、途中で切ったので誤解を生んでしまいました。すみません。ここまでは構成出来てたんですけどね。寝ました←おい
夢の中で戦っていた。って解釈していただけると有難いです^ ^海斗がよく見る悪夢ですね。(雅樹が人差し指向けて白い感じでドヤッってるやつ)←わかるわけねーだろ
すいません、明日投稿とかいいながら、もうこんな時間。すみません、私ですハイ。