ハイスクールD×D 未完の神器   作:英雄好きの馬鹿

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 今回は進みませんが、次説明回です。

 それと心治君の口調直しました。一話の口調も変えてあるので違和感を感じる方は一話からお願いします。

 初めから読んでいた方申し訳ありませんでした。


 ※一部訂正しました。


購買での出来事

 

 ピピピピピピピピピピピピピピピピ! バシッ!

 

 ……ふわぁ。

 

 眠い。

 

 僕は寝覚めは良くない。

 

 だから三十分近くベットの上でうだうだしてから起きます。

 

 だがしかし目覚ましが最初になった時からすでに三十分は過ぎたと目覚ましが口うるさく言っています。

 

 ……起きましょう。

 

 その後三十分かけて支度をして家を出ます。

 

 両親とはここ五年くらい話もしていませんし、五年前にはすでに『この家の一部屋だけは貸してやるから顔も極力見せるな』という言葉ももらっているので、わざわざ家を出るという報告などいらないでしょう。

 

 例えこれから家を貰ってそっちに住むとしても。

 

 ……今更になってこんなことを考え始めるなんてやっぱり寝ぼけているようです。

 

 ということで学校まで歩く。

 

 あ、そういえば今日グレモリー先輩に呼ばれてたましたね。

 

 そういえばオカルト研究部ってどこなのでしょう?

 

 

 

     ※※※

 

 

 

 キーン、コーン、カーン、コーン。

 

 昼休みの鐘が鳴る。

 

 僕はいつも購買でパンを買って食べていますが、行く時間は遅い。

 

 購買は相当早く行かないと二十分前後並ばなければいけなくなり、休み時間を半分近く失うことになるからです。

 

 なので行列が収まる時間になるまでいつも通り昼寝でもしておきましょう。

 

 ん?

 

 なんでしょう。

 

 僕がこの時間寝るのは入学してからずっとだったのでお馴染みのはずなのですが、眠りを妨げてくる人がいるようです。

 

 僕は肩を叩かれたのでしぶしぶ机から顔を上げる。

 

 そこには小柄な体に無表情な顔、そして暇な時間はずっと何かを食べているというマスコットキャラクターとして、うちのクラスで不動の人気を誇る塔城さんがいました。

 

「……今日オカルト研究部に忘れずに来て下さい」

 

 つまり塔城さんはオカルト研究部のメンバーのようです。

 

 グレモリー先輩がわざわざ来るように言ったということは、オカルト研究部は全員悪魔について知っているのでしょう。

 

 あれ? ということは塔城さんも悪魔なのでしょうか?

 

 まあいいでしょう、あとで分ります。塔城さんは僕が返事を返すのをじっと待っています。

 

「分りました。あ、それとオカルト研究部ってどこにあるんでしょうか?」

 

「……旧校舎です。案内しますか?」

 

「いや、それは大丈夫です。では、もうそろそろ購買も空いてきていると思うので行ってきます」

 

 塔城さんにそれだけ言ってから購買に向かう。

 

「……私も付いて行きます。お腹がすいたので」

 

 そう言って塔城さんも付いてきます。本当に食べることが好きな娘らしい。

 

「了解。それでは行きましょうか」

 

 

     ※※※

 

 

 ……舐めていましたよ。

 

 塔城さんの食に対する熱意を。

 

 まさかここまで異常だとはだれも思わないでしょう。

 

 まさか僕が選んだ物以外の購買のパンの残りを全部持っていくとは。

 

 いくら休み時間も終わりが近くてパンもあまり残ってないとは言っても、余裕で二十は越す数をすべて持って行きましたよ。この人。

 

 もう購買のおばちゃんも一切驚かずに「こんにちわ、小猫ちゃん。全部で二千円でいいよ」と流れるようにパンを渡していました。しかもさりげなくパンは一つ二百円の物を半額以下になっていました。

 

 もはや常連なのでしょう。

 

 そういえば寝過して(昼休みですが)遅れてきたときにはパンがなくて飲み物だけで過ごした日もありますが、まさか塔城さんのせいなんでしょうか?

 

 そして教室に戻ってきた後はひたすらにパンを食べています。

 

 僕と一口を食べる速さはそう変わらないのですが、その一口が大きい。

 

 こぶしサイズのパンだと一口で半分食べてしまいます。

 

 なので僕がパンを一つ食べ終わる頃には塔城さんの前からパンがに三個消えているのです。

 

 あまり気にていませんでしたが驚きの速度ですね。

 

 あ、ついに全てのパンがなくなりました。

 

 たった十分のことでした。

 

 今度からは塔城さんが購買に向かう前に向かわなければいけないようですね。




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