ラブライブ! 君の為に   作:紅葉 秋

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最近、俺ガイルを試しに書いている紅葉です!
俺ガイルは気が向いたら投稿しようかなー、と考えております。


さて、今回はほとんどあの方達の話になります!

では、どうぞ!



9月8日 修正


第8話 トップアイドル!

 

 

μ'sの初ライブが終わってから数日。

 

海未から聞いた話によると、μ'sの三人は部として認めてもらうためメンバーを探している。

 

俺的にはきっと、希ちゃん辺りがメンバーになってくれると思ってる。

 

なんでそう思うかって?

俺のスピリチュアルパワーがそういってる。

つまりは勘だ。

 

でも、俺の勘は希ちゃんほどじゃないけど結構当たるんだよ

 

 

まあ、メンバー探しは三人が自分達でやんなきゃ意味がないから、『頑張れ』の一言だけ言っておいた。

 

 

どんなメンバーが集まるのかちょっと楽しみである。

 

 

 

 

 

ここまでは三人の話。

今日の俺はお仕事でUTX学院に来ている。

 

 

お仕事の内容はテレビの特番でスクールアイドルの特集をやる。

 

最近はスクールアイドルも人気で、これはまだ関係者にしか公表されてないことだが、近々スクールアイドルの甲子園、『ラブライブ』が始まる。。

 

 

今日の俺の担当はランキング一位のA-RISE。

 

そして今はUTX学院で行われるA-RISEのライブの取材?みたいなことをする。

 

 

それにしても……

 

「あのー、この格好以外になかったんですか?」

 

『番組的にこれがいいかと思いまして……』

 

この特集のスタッフはディレクターとカメラマンの二人。そして俺の三人なのだが、俺達の格好があれだ。

 

A-RISEと書いてある帽子と半袖を着てさらに眼鏡をかけての撮影。

 

 

…………いや、別にA-RISEは好きだからいいんだけど……ね。

 

確かにこれなら観客に紛れられるけど……。

 

ちょっと複雑。

 

 

仕方ない、俺もプロだ。うだうだ言うのは止めよう。

 

『今日はUTX学院に来てくれてありがとう!私達のライブ楽しんで行ってね!』

 

A-RISEのリーダー、綺羅ツバサの挨拶からライブが始まった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「やっぱり、A-RISEのライブは凄いですね」

 

一応、カメラにコメントをしておく。

 

コメント通り、A-RISEのライブは全てにおいてレベルが高く、プロ顔負けのライブだった。

 

俺も練習しないとな……

 

『神裂さん、移動します』

 

ディレクターが俺に告げる。

 

まだ、二曲しか聞いてないのに……。

どこに行くの?

 

 

ディレクターに言われるまま、後ろに付いていくとステージ裏に来た。

 

 

 

『突然ですが、次の曲が終わったら、神裂さんにサプライズで出てもらいます。ちなみに知ってるのはステージ裏(ここ)にいる生徒数名だけなので彼女達も知らないです』

 

え、俺も知らされてないんだけど……。

普通こういうのって俺の方には知らせておくものじゃない?

 

ま、でも、久しぶりにあの三人と一緒のステージに立つのは…………かなり楽しみで仕方ない

 

 

 

それに裏から見るライブも悪くない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『皆!最後までありがとう!…………え、サプライズゲスト?』

 

本当にツバサちゃんは知らなかったようで、失礼だけどちょっと間抜けな顔をしていた。

ライブ中はクールっていうか雰囲気だしてるから、ライブ中のこういう間抜けな顔は新鮮かつギャップもあり可愛らしい。

 

『どうやら、私達にも知らされてないサプライズがあったみたいだ』

 

すかさず英玲奈がフォローする。

流石英玲奈、かなり冷静だな~。

 

『そうみたいだね~。でも、誰なんだろうね?』

 

あんじゅちゃんが首をかしげる。

その動作がとても似合っていて可愛い

 

『では、登場して頂きましょう!』

 

スタッフの人が俺を軽く押す。

 

行け、ってことね

 

 

俺はマイクを受け取りステージに立つ。

 

 

 

 

 

 

 

 

………………何だろう、この出た瞬間の『コイツ誰?』みたいな視線

 

……………ちょっと辛い

 

 

「……えー、どうも、A-RISEのファンです。これでも私、アイドルやってます」

 

出鼻から挫けたので、凄くテンションが低い挨拶になってしまった。まあ……仕方ない

 

さて、声だけで分かってくれる人は居るのだろうか?

 

「えーっと……誰?」

 

……会場の雰囲気を代表して、リーダーのツバサちゃんが俺にたずねる。

 

やっぱり、顔出さないと分からないのか……。

ちょっと残念。分かってくれる人が居ると思ってたんだけどな

 

でも、A-RISEのライブだし仕方ないか

 

 

トントン

 

 

ん?後ろから肩を叩かれ、後ろを向くと英玲奈がいた。

 

「…………もしかして優希さん?」

 

マイクが拾えないくらいの声で、俺の耳元まで来て言う英玲奈

 

おー、英玲奈は分かってくれたか

 

「正解」

 

俺も小声で英玲奈に答える。

かなり嬉しかったので英玲奈の頭を撫でてしまう。

 

正直、抱きしめたいくらい嬉しいが流石にね、こんな所でやったら色々問題があるからな

 

 

ブーイングがきても困るのでそうそうに英玲奈の頭から手を離す。

 

英玲奈は少しだけ頬を赤くしていた。

 

 

あー、俺のストライクゾーンなんだよな。

 

クールな子が顔を赤くするの。ギャップが良いんだよな

 

 

 

 

さてと、観客の人が呆然としてるから正体を明かすか

 

 

「はい、サプライズゲストは私―――」

 

ここで帽子と眼鏡を外し

 

 

「神裂優希でした!」

 

 

「「「きゃあぁぁぁ!!」」」

 

歓声があがった。

良かった、これで何もなかったら本気で自信を無くすところだった。

 

 

「「優希(ユウ)さん!」」

 

ツバサちゃんとあんじゅちゃんもやっと気づいてくれたようで、元気な声で近寄ってくる。

 

「久しぶり、三人とも。取りあえずこのあとどうする?」

 

「お久しぶりです!んー、デュエットでもします?」

 

「うん、私は良いと思うよ。英玲奈ちゃんは?」

 

「…………………」

 

ん、英玲奈?

 

久々に会ったから嬉しいんだろうけど、ライブ中の無言はやめろ。でも、だからと言って分かりづらいけど嬉しいそうな顔をしてる英玲奈を怒れないけどね

 

 

ちょっと俺も嬉しいし

 

 

なので軽く背中をちょんちょんと突っつく。

 

「あ、そうだな。私も良いと思う」

 

突っつくと、英玲奈も察したようで返してくれる。

 

「じゃあデュエットするか!」

 

 

 

二曲、デュエットしてライブは大盛況で終わった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「「「優希(ユウ)さん!」」」

 

ライブが終わりステージ裏に来た瞬間、三人に囲まれる。

 

「サプライズだからって予告くらいしても良いじゃないですか!」

 

頬を膨らませてツバサちゃんが怒る。

この動作がとても可愛いらしい

 

 

「すまんすまん。それにしても相変わらず、良いライブだったよ」

 

「ありがとうございます!それで、今日はなんでサプライズ?」

 

「特番の取材。俺も三人が知る数分前に知らされて、ちょっと焦った。でも相手が三人だから失敗する想像は全く無かったけど」

 

初めて会ってから一年くらいしか経ってないけど結構息が合うんだよね。

 

「嬉しいこと言ってくれるのだな、優希さんに負けないように私たちも頑張ってきたからな」

 

微笑む姿が絵になる英玲奈

やっぱり英玲奈は美人だな

 

『神裂さん、お疲れ様でした』

 

番組スタッフの人が労いながら近づいてくる。

 

「ありがとうございます。それでこのあとは?」

 

『えー、今日はこれで終わりです。また明日の朝からA-RISEの皆さんの学校での様子を撮影します』

 

ちょっと面白そう。

三人はどんな学校生活を送ってるんだろう?

 

「了解しました。それじゃあお疲れ様でした」

 

スタッフの人達と軽く会釈してスタッフの人達は帰る。

 

 

 

「「「優希(ユウ)さん!」」」

 

三人が同時に俺を呼ぶ。

何故かニヤニヤしてるのが気になるが……。

 

 

「お、おう」

 

「この後、撮影はないんですよね?」

 

「そうみたいだね」

 

「私たちも今日はもう予定ないのだが」

 

「そうなの?」

 

「ご飯に連れててほしい~な」

 

……ずるいな。可愛い三人が上目遣いなのもだけど、最後にあんじゅちゃんの甘い声でお願いするのは反則だと思う。

 

別に元から嫌じゃないからいいけど

 

「いいよ、どこで食べたい?」

 

やっぱりトップアイドルだから、高級な店とかの方が良いのだろうか?それとも行きやすいファミレスやファーストフードの方が良いだろうか?

 

「私は優希さんとゆっくり喋れれば、どこでもいい」

 

「私も英玲奈ちゃんと一緒でどこでもいいよ」

 

「私も。でも、強いて言うなら優希さんのオススメの場所がいいな」

 

英玲奈、あんじゅちゃん、ツバサちゃんの順に意見を言う。

 

ゆっくり出来て、俺のオススメの場所か…………。

そんな所あるか?

 

「オススメの場所は出来てから行こうね。取りあえず無難なファミレスでも行こうか」

 

今度休みの日に気に入りそうな店を探しておこう

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

俺と三人は近くのファミレスに入った。

 

三人は普通に制服姿で、俺は私服だが一応眼鏡とウィッグ(海未風)を着けている。

 

でも、よく考えたらトップアイドルのA-RISEと男が一緒に居たら、それはそれで誤解されないだろうか?

 

俺は正体がバレないから良いけど三人は学校の近くだし、人気もあるからその辺は良いの?と三人に聞いてみたら

 

『私はそう言うの気にしないんで大丈夫です』

 

普段と変わらない笑顔のツバサちゃん

 

『私も問題ない。…………別に誤解されても、優希さんとなら』

 

最後の方で、何故か顔を赤くして答える英玲奈。

最後の方なんて言ったの?

 

『私も~!というより、きっとこの姿ならほとんどの人は女の子だと思って気が付かないと思いま~す』

 

いつもよりニコニコ……いや、ニヤニヤしながら答えるあんじゅちゃん。

 

そんな髪型で雰囲気変わるかな……?

 

 

 

 

 

 

 

 

「そういえば、優希さん。最近注目してるスクールアイドルって居ます?」

 

皆、好きなものを注文してきた料理を食べているとツバサちゃんが質問してくる。

 

「いるよ」

 

即答で答えると三人の表情が変わる。

 

やっぱり自分達のライバルになるかもしれないから気になるか

 

「へぇー。グループ名はなんて言うんですか?」

 

「『μ's』あ、石鹸じゃないからな。今は三人で、そこまで上手くないけどきっと良いアイドルになるよ」

 

「優希さんがそこまで言うアイドルか……興味が湧いてきた」

 

「でも、私達は誰にも負けるつもりはないです」

 

「だってユウさんを追いかけてるのに出てきたばかりの子達に負けてられないもん」

 

英玲奈、ツバサちゃん、あんじゅちゃんの順に感想を述べてく。

 

 

……こりゃ、俺も危ないな

 

 

スクールアイドル人気にあやかって、全国のアイドル(スクールアイドルを含む)に順位を付けるイベントみたいなのが近い時期にある。

 

 

どうしよ、もしプロじゃないA-RISEに順位負けてたら?

 

 

 

…………考えるのはよそう。泣きそうになるから

 

 

 

「あれ?」

 

俺たちの前で辺りをキョロキョロして、どっちに行こうか迷っている眼鏡をかけた女の子。

 

なんか可愛い。彼女には悪いが、雰囲気があってるから余計に可愛いく見える。

 

この制服音ノ木坂のだよな。あれ?なんかどっかで見たような…………。

 

 

それより、このまま放っておくのも可哀想だな

 

「どうしたの君?」

 

「あ、えっと……お手洗いを探して……いまして」

 

あ、声を聞いて思い出した!この子花陽ちゃんだ。

それにしても恥ずかしいのか声が小さいな

 

「それなら、あそこを左に曲がった所にあるよ」

 

お手洗いがある方を指差して教えてあげる。

 

「あ、ありがとうございます」

 

そう言うと花陽ちゃんは足早にお手洗いへ行く。

 

きっと恥ずかしいかったから早く逃げたかったんだろうね

 

「可愛い子ですね」

 

やっぱりツバサちゃんもそう思ったか

 

「ああ、ツバサやあんじゅちゃんとは違う可愛さを持っているな」

 

確かにA-RISEのメンバーには居ないな、ああいうタイプの子。

いや、でもA-RISEには合わないかもな……。

 

「私、ああいう子好きだよ」

 

「俺も好きだな。なんか和みそう」

 

「「「………………」」」

 

俺が感想を言うと三人が無言で俺の方をじっーと見てくる。

 

え、なに、何かした俺?

 

「……優希さんはああいう子が好きなんですか?」

 

「んー、どうなんだろう?嫌いじゃない」

 

「じゃあ好きな人のタイプは?」

 

「そうだな……、クールだけどちょっと抜けてる人かな。たまに抜けてるところを見るとギャップで凄く可愛いから」

 

英玲奈は他の二人の見えないところで小さくガッツポーズをしていた。

 

確かに英玲奈は俺のタイプに近い子かもね。たまに天然なのでは?って思うし

 

「そう……ですか」

 

逆にツバサちゃんとあんじゅちゃんはテンションが落ちている。

 

 

…………フォローでもしておくか

 

 

「でも、所詮はタイプ。もしかしたら俺が好きになるのは、ツバサちゃんみたいな元気な明るい女の子かもしれない。あんじゅちゃんみたいなふわふわした感じの女の子かもしれない。タイプ通りの英玲奈みたいな女の子かもしれない。誰を好きになるかは誰にもわからないよ」

 

俺は順番に三人の頭を撫でる。

 

 

恋なんて誰にもわからないからな

 

 

 

 

 

「あ、あの!」

 

お手洗いから帰ってきたと思われる花陽ちゃんが、息を荒くして話しかけてくる。

 

「A-RISEの皆さんですよね!さ、サインお願い―――」

「ごめんね、ちょっと静かにしてもらえる」

 

花陽ちゃんの口を塞ぎ、俺の隣に座らせる。

 

今までなんだかんだで気が付かれてなかったのに今の花陽ちゃんの声で周りがざわめき始めた。

 

……ちょっとまずいな。

 

UTX学院から結構近いから先程のライブを見ている人も多いだろう。俺の声を聞いたばかりだから気づく人もいるかもしれない。

 

全員食べ終わってるから出るか

 

「これから予定があるから今日はこれで」

 

俺は変装に使っていた帽子を花陽ちゃんの頭に被せる。

 

終わった後、三人にサイン書いてもらったから結構レアだぞ

 

「……あれ、どこかで聞いたような?」

 

あ、本格的にヤバイ…………。

 

 

(三人とも出るよ)

 

 

俺は三人にアイコンタクトを取る。

 

三人に通じたようで頷く。

 

「すまない、彼が言ったようにこれから用事があるんだ」

 

「ごめんね」

 

「でもこれからも応援よろしくお願いね」

 

英玲奈、あんじゅちゃん、ツバサちゃんの順でフォローしてくれる。

 

まだ一年ちょっとの付き合いだけど相性バッチリだな

 

「は、はい!」

 

花陽ちゃんも満足してくれたみたいで何よりだ

 

 

俺達は足早に店を出た。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「あー、いい感じの場所探しとこ。毎回こんな感じになったら疲れるし」

 

店を出た俺達は、三人が電車通学なので最寄りの駅に向かっている。

 

「そうですね。今日も楽しかったですけど、もうちょっとゆっくりお喋りしたかったです」

 

「そうだな。ま、明日もそっちに行くから、明日こそはゆっくりお喋りしような」

 

「はい!」

 

あー、元気いいなツバサちゃんは。見てるだけでこっちも明るくなる

 

「ツバサちゃんは元気でいいな」

 

俺は思わずツバサちゃんの頭を撫でる。

 

俺の周りの女の子は皆、髪に艶があってさらさらだから撫でている俺も気持ちいい。

 

「…………」

 

「どうしたのツバサちゃん?……もしかして嫌だった?」

 

基本的に皆嫌がらないから普通にやってたけど、嫌な子も普通にいるか……。

 

「いえ!そんなことはないです!」

 

ツバサちゃんが必死に否定する。

 

それならいいけど……。

 

 

「ただ…………」

 

「ただ?」

 

「……なんで英玲奈は呼び捨てで私とあんじゅは『ちゃん付け』なんですか?今更なんですけどね」

 

ちょっと元気が無くなったツバサちゃんが無理に微笑む。

 

ごめんね、そんなに気にしてるとは思わなかった。

 

「別に英玲奈よりツバサちゃんとあんじゅちゃんが好きじゃないってことではないよ。単純に雰囲気に合わせただけ」

 

ツバサちゃんとあんじゅちゃんの方が合ってる気がするんだよね。

 

「二人が嫌なら呼び捨てにするけど、どうする?」

 

「呼び捨てでお願いします!」

 

「私も呼び捨てがいいです~」

 

「ん、じゃあ改めてよろしくな、ツバサ、あんじゅ」

 

「「はい!」」

 

今日一番の笑顔を浮かべて返事をする二人。

 

流石は一番のスクールアイドル。笑顔はとっても魅力的だった。

 

「英玲奈もまたよろしくな」

 

一人だけ何もしないのも変なのできちんと英玲奈にも声をかける。

 

「ああ、よろしくお願いする」

 

 

 

そこからどうでもいいような話をして駅までたどり着き、三人と別れた。

 

 

 

 

 

女の子は呼び捨てにされると喜ぶか……。

今度から仲良くなったら呼んでみよ

 

 

 




読んでいただきありがとうございます!

それにしても、最近海未ちゃん出てないな

なので近いうちに海未の甘い話を書こうと思っております!
まだ、内容も考えてないけど頑張っていきます。

最後に、評価や感想を頂けるととても嬉しいです
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