約一ヶ月振りの投稿です!
今日は特に何もないのでどうぞ!
9月13日 修正
花陽ちゃんに正体が見破られてから数日後、μ'sに花陽ちゃんと俺の知らない、真姫ちゃんと凜ちゃんなる女の子が加入した。と嬉しそうな海未から聞いた。
良かったな海未
ただ海未たちも運がなかったようで、新たに三人が加入してから数日で梅雨に入ってしまい、雨のせいであまり練習が出来ていないそうだ。
確かに雨じゃ屋上は滑ったりして危ないから使えないもんな
そのため今日海未が俺の家に来てあるお願いをしてきた。
「地下に優希さんが家で練習している防音の部屋がありますよね?」
「確かにあるね」
「そこを私たちに貸していただけないでしょうか?」
うーん、あんまり他の人を入れたくないんだけど…………
「ダメ……でしょうか?」
海未が上目遣いで頼んでくる。
……ズルい。
「いいよ、海未からのお願いだからな」
俺は基本的に海未のお願いは聞く。
昔から人に甘えるのが苦手で、あまりお願いなどをしてこなかったからお願いされたら叶えてあげたい。
自分で言うのもなんだが、俺は海未に甘い
「ただし、二階の俺の部屋には海未以外入らないこと。いいね?」
「はい、わかってます」
俺の部屋にはお仕事関係の大事な物があるから入れたくない
「合鍵は海未が持ってるからいつでも来ていいよ。一階と地下の物は好きに使って」
「……すいません、何から何まで」
申し訳なさそうに頭を下げる海未
「別に気にしなくてもいいのに……。あ、じゃあさ今度、ご飯作ってよ」
「ご飯ですか?」
「そう、最近忙しくて外食やお弁当になってるから」
「分かりました。では近いうちに作りに来ますね」
「楽しみにしてる」
海未の作ってくれたご飯は美味しいから楽しみだ
次の日、俺は朝から雨の中お仕事をして夕方頃帰ってきた。
明日は珍しく関東以外でのお仕事なので深夜にまた出かける。ちなみに場所は北海道だ
今のうちに少し寝ようかな
「雨、何でやまないの?」
「私に言われても……」
雨のせいで練習が出来ずにファーストフードで軽く食事をしてると、穂乃果が私に不機嫌そうに言います。
あ、そういえば……
「練習場所の候補なら……私が良い場所を知ってます」
「本当に海未ちゃん!?」
私の正面の席に座ってる穂乃果が身を乗り出して私を見ます。
「はい、優希さんの自宅なのですが、ダンス教室みたいな部屋があるので充分練習ができます」
「……優希って誰?」
「凜も知らないにゃー」
「そういえば真姫ちゃんと凜ちゃんは知らなかったね。優希さんは海未ちゃんのお兄ちゃんみたいな人だよ」
優希さんを知らない真姫と凜にことりが簡潔に説明してくれます。
二人は会ったこともありませんでしたね
「あの、優希さんの家にあがって良いですか?」
「それは大丈夫です花陽。昨日許可ももらいましたし、合鍵も持ってます」
「それじゃあ早く行こ!」
穂乃果が立ち上がり鞄を持ってお店を出ます。
「あ、待ってよ穂乃果ちゃん!」
穂乃果を追いかけるようにことりが続き、それに一年生が続きます。
……まったく穂乃果は。練習が出来るからってそんなにはしゃがなくてもいいのに
それより穂乃果は私より先に行って優希さんの家が分かるのでしょうか?
「ここが優希さん家か……」
「海未ちゃん家から近いね」
穂乃果とことりが優希さんの家の前まで来て感想を述べています。
「そうですね。だから穂乃果やことりに会う前は優希さんとよく遊んでました」
私は合鍵を取りだし鍵を開けます。
あ、靴があるから家にいるみたいですね
「海未ちゃん、今日優希さん居ないの?」
「おそらく居ると思いますが、なぜです?」
「海未ちゃんなら合鍵を使う前に、インターホン鳴らすかなって思って」
確かに普通の家なら合鍵を持っていてもインターホンを鳴らしますからね
「そういうことですか。優希さんが寝ていたら起こすのは悪いので」
お仕事が忙しい時はたまに寝ているのでいつもインターホンは鳴らさないようにしています。
「この時間寝てるって…………この人夜の仕事でもしているの?」
真姫が手で胸を隠して疑いの目で私を見ます。
「よ、夜の仕事なんてしていません!そういう卑猥な目で見たりしません!」
あ、でも優希さんなら……私はいいかもしれないです
「そうだよ真姫ちゃん、私が知る限り優しい人だよ」
「私もいい人だと思うよ」
「会えばわかるって!」
ことりと花陽がフォローし、穂乃果が真姫の背中を押す。
会えば真姫も優希さんの優しさがわかります!
家に入り、みんなを地下の練習部屋に案内します。
「みんなはここで着替えて待っていてください。私は優希さんを呼んできますので」
「うん、じゃあ待ってるね」
さて、優希さんはどこにいるのでしょうか?
私達が入って来たのに反応がないということは、おそらく寝ているんでしょうね。
となると優希さんの部屋か一階のソファのどちらかですね
「やっぱりここでしたか」
二階の優希さんの部屋には居なかったので一階のリビングのソファを見ると、ソファで横になって規則正しい寝息で寝ている優希さんを見つけました。
「そういえば優希さんの寝顔を見るのは久しぶりですね」
ーーー好きな人の無防備な寝顔。
今ならなんでも…………
ツンツン
「意外と柔らかいんですね」
ツンツン
「んっ……」
「っ!…………起きてないですね。本当に優希さんは寝つきがいいですね」
ツンツン
「んんっ……」
煩わしくなったのか、優希さんが少し目を開ける。
「えっ?」
そして自分の頬を触っている私の手を掴み、自分の方に引き寄せる。
「ちょ、ちょっと、優希さん!」
私の抵抗空しく、優希さんに後ろから抱き締められる形でソファに寝ています。
…………優希さんの温もりがすごい感じます。
意外と悪くないかもしれません。
「……いい匂い」
寝ぼけている優希さんが私の髪を嗅いできます。
な、何をやってるんですか!?
「優希さん!寝ぼけてないでいい加減起きてください!」
「海未ちゃん、優希さんまだ起き……ないの?」
ことり!?なんで来たのですか!?
それよりこんな姿を見られた!
「あ、あ……」
「海未ちゃん?」
「いやぁあああああああ!見ないでください、ことり!」
は、恥ずかし過ぎです!破廉恥です!
「……すいません」
「いや、寝ぼけてた俺も悪い」
「私も急に来てごめんね」
海未に起こされて多少身だしなみを整えてから三人でみんなの居る地下室に向かう。
身だしなみと言ってもウィッグをつけて眼鏡をかけただけだけど
……さてどうしょうか。海未が申し訳なさそうな顔をしてこっちを見てくれない。
…………仕方ない、海未が落ち着くまで待つか
「海未ちゃん達遅いよ!……あの、優希さんその顔、どうしたんですか?」
地下に着くと待ちくたびれたと言わんような顔で穂乃果ちゃんが出迎えてくれるが、俺の顔を見て心配そうな顔になる。
ま、目立つよな……この紅葉
「簡単に言うと、寝てたら叩き起こされた。……文字通りの意味で」
ああ~っと納得したような穂乃果ちゃん。
ことりちゃんと花陽ちゃんは苦笑いを浮かべてます。
赤髪の子は何をやったの?と言った視線を海未に向ける。
海未は視線を感じてまた落ち込むし
ったく、気にしなくていいのに……。
「ま、顔のことは気にするな、いずれ消えるし」
海未の頭をポンポンと優しく叩くと、海未はこっちを見つめる。
とりあえず笑っておく。すると海未も笑顔で返してくる。
何となく俺の気持ちが通じただろうな
「それでそっちの二人が新しいメンバー?」
「はい!真姫ちゃんと凜ちゃんです!」
「初めまして、七草優希です。ななくさと書いてさえぐさね」
「…………珍しい名前ですね」
赤髪の子があんまり触れてほしくないところにふれる。
「ま…………色々あってね」
これについては苦笑いしかでない。
「優希さん……」
俺の事情を全て知ってる海未が心配そうな声を出して俺を見る。
……そんな顔すんな、この事は昔に克服した
そういう意味を込めて海未の頭をいつもより少し強めに撫でる。
「それで、二人も自己紹介してもらえる?」
とりあえずこの雰囲気を消すように話を反らす。
「星空凜です!かよちんの親友だニャー」
「……西木野真姫です」
「ん、よろしくね星空さん、西木野さん」
「じゃあ自己紹介も終わったし、練習しょうか!」
穂乃果ちゃんが元気な声で練習が始まる。
俺は自分の部屋に戻ろうかな。きっといても気が散るだけだろうし
「あの!」
「ん?」
穂乃果ちゃんが部屋に戻ろうとしていた俺を止める。
「練習を見ていてくれませんか?」
「別にいいけど……」
特に断る理由もないから
「花陽ちゃん!ちょっとテンポ遅いよ。気持ち早めに」
「はい!」
「穂乃果ちゃん!そこのステップ間違えてるよ」
「あ、はい!」
「西木野さんと海未!もっと笑顔で踊ろう」
二人は頑張って笑うが…………凄くぎこちない。
「クスッ」
「「………………」」
面白くてつい笑ってしまうと、二人が顔を赤くしながら俺を睨む。
えー、俺が悪いの?きっとその顔見たら穂乃果ちゃん達でも笑ったと思うよ。
「はい、休憩。皆お疲れさま」
見てるだけの予定がいつの間にか海未の代わりに手拍子して色々アドバイスしてるし
見てるだけじゃつまらないからな
「星空さんは体硬いでしょ?しっかり柔軟した方がいいよ」
「…………何者よ、貴方?」
西木野さんが怪しい人を見るような目で俺を見る。
そろそろその視線を止めてほしいな
「えっと、君たちよりダンスがうまい先輩ってところかな」
「……なにそれ、意味わかんない」
いやーあながち間違ってはないと思うんだよね
「優希さん、ありがとうございます。やはりプロの方が居ると練習の質が上がります」
「そう言ってくれるとありがたいね。でも俺もそこまで上手くないから、プロの人から見たらアマチュア程度だよ。ね、花陽ちゃん」
アイドル好きの花陽ちゃんなら周りのアイドルとの差を良く知ってる。
「え、あ、……はい」
申し訳なさそうに答える花陽ちゃん。
いや、俺から聞いたんだし、お世辞抜きに答えてくれて嬉しいよ
「神……七草さんと同じくらいの人気のグループの人達と比べると……ダンスはあまり……。で、でも!それ以上に惹き付けられるものがたくさんあります!」
花陽ちゃんが一生懸命フォローしてくれる。
「花陽ちゃんは優しいね。フォローしなくても良かったのに」
「フォローなんてしてないです!七草さんの歌は私の知る限り一番だと思ってます!」
「花陽ちゃんはええ子やな~。今度何かあげよう」
「ふぇっ!?」
思わず花陽ちゃんの頭を撫でると、かなり驚かれたがまったく抵抗されない。
本当に優しくてええ子やな~。天使みたい
「あ、そうだ、花陽ちゃん。今度から優希でいいよ、区別するの面倒くさいでしょ?」
…………一番の理由は違うけど
「は、はい!ゆ、ゆ、優希さん!」
「はい。西木野さんと星空さんも優希でいいから」
「わかったにゃー!」
「…………」
元気の良い返事の星空さんに対して、無言の西木野さん。
……俺は西木野さんにあまり好かれていなか、信用してないかどっちだろうね。
これから長い付き合いになりそうだからこの雰囲気は嫌だな
俺は西木野さんに近づき、耳元で
「もう少し仲良くなったら俺のこと教えてあげるから、今は練習に集中しな」
「っ!?……わかったわよ」
西木野さん……もう真姫ちゃんでいいや。
真姫ちゃんは耳元に近づいたのがお気に召さなかったのか、顔を少し赤くしながらまた俺を睨む。
なんか段々と可愛く見えてきた。
「皆お疲れさまでした」
あれから少し練習をして今日の練習は終わり
「ご指導、ありがとうございました!」
「「「「「ありがとうございました!」」」」」
「役にたてたなら良かったよ」
さて、皆着替えるだろうから俺は出るか
「あ、そういえばさ、今日はなんで俺の家に来たの?屋上は雨で使えなくても空き教室とかあったでしょ?」
「空き教室はちゃんとした部活じゃないと使えないんです」
ことりちゃんが残念そうに答える。
「部活の申請はしてないの?」
「五人に居ないと部活申請出来ないんです」
ん?もう五人以上居るよな……。
穂乃果ちゃん以外の皆もそう思ったのか、周りを見回してから穂乃果ちゃんを見つめる。
「……もう五人以上います」
花陽ちゃんが代表して恐る恐る言う。
「……あ!忘れてた!」
穂乃果ちゃん……。
ちょっと君の将来が心配になってきたよお兄さん……。
「よし!明日さっそく部活申請しよう!」
まあ、頑張ってね。きっと生徒会長もとい絵里ちゃんが嫌な顔するのだろうけど
二日後、北海道から帰ってきて海未の報告を聞いた。
やっぱり絵里ちゃんと少し揉めたみたいだけど、結果を言うとアイドル研究部として部室を手に入れ、三年生の『矢澤にこ』という先輩がメンバーに加わった。
矢澤にこ……どこかで聞いたことがあるような?
読んでいただきありがとうございました!
約一ヶ月もあったので次は明日に投稿いたします!
感想や評価を頂ければ嬉しいです。
では、また明日。
追記
ついに評価の色がつきました!
評価してくださった方々に感謝いたします!
これからもこの色をキープしていきたいです。