穂乃果ちゃんお誕生日おめでとう!
タイトルに書いた通り、もしも七草優希のお馴染みが海未ちゃんでなはく穂乃果ちゃんだったら、です。
では、どうぞ!
追記
無理矢理感が指摘されましたので、ちょっと直してみました。
あんまり変わらないかな?
「ふぁ~~~。……眠い」
朝日を浴びて、眠い目を擦りながらベットから起き上がり階段を降りて下のリビングに行く。
「あ、穂乃果、おはよう。今日は起きるの早いね」
白い帽子にエプロンを着たお兄ちゃんがニコっと笑って出迎えてくれた。
「お兄ちゃん~!」
「こら、急に抱き付くな、それにお兄ちゃんは止めろって言ってるだろう」
こんなこと言っても自分から無理矢理離そうとはしない。
私が満足するまで抱き付かせてくれる。本当に優しいよね
呼び方はあんまり表に出さないけど嫌そう。
んー、私も嫌なことをしたくないんだけど、お兄ちゃん以外に良い言葉が見つからないんだよね~。
あんまり気にしてないけど、一応年が二つ上なんだよね。だから呼ぶとしたら優希さんとかかな?でもよそよそし気がする。でも優希くんってのも違うし…………やっぱりお兄ちゃんが一番しっくりくる。
「えへへ、ごめんなさい」
朝一からお兄ちゃんに会えるなんて良いことありそう。
お兄ちゃんもとい七草優希。それがお兄ちゃんの名前。
お兄ちゃんは私の昔からの幼馴染みで、よくお店を手伝いに来てくれるの!
ことりちゃんや海未ちゃんより付き合いが長いんだよ
「今日も手伝いに来てくれたの?」
「ああ、休みの日は良く売れるから、さっきまで叔父さんとほむまんを作ってた」
ちょうど仕事も休みだったし。と付け加えるお兄ちゃん
お兄ちゃんは凄いんだよ!誰でも知ってるような人気アイドルなんだよ!
「でも、折角の休みの日なのにお店の手伝いなんかしていいの?」
最近忙しいって聞いてるけど……。
「いいのいいの、家でボケッとしてるよりここでおまんじゅう作ってた方が楽しいから」
それなら穂乃果的にも良いけど
「それより穂乃果、身だしなみ整えて来たら?髪の毛とか少し跳ねてるよ」
「あ!忘れてた!」
洗面所に行こうとしてたんだ!
そういえばまだパジャマのままだ。
「なんとも穂乃果らしいな。じゃあ俺は皆の分の朝ごはんを作ってくるな」
そういってお兄ちゃんは、私の頭をポンポンとすると家のキッチンに行った。
今日はお兄ちゃんが作ってくれるのか♪
お母さんが作るご飯も良いけど、お兄ちゃんが作るご飯は格別なんだよね
お兄ちゃん最高!
「運ぶの手伝いますよ」
「ありがとう。じゃあそこに置いてあるものから持っててもらっていい」
「はーい」
私がパジャマを着替えて身だしなみを整えてから下のキッチンに行くと、雪穂と楽しそうに朝ごはんの準備をしてお兄ちゃん。
「お兄さんー!これも持っていていいの?」
「うん、いいよ」
むぅ、何で穂乃果にはお兄ちゃんって呼んだら嫌な顔するのに、雪穂の時は何も言わないの?
「お、着替えてきたな穂乃果。……どうした、不機嫌そうな顔して?」
「…………何で雪穂が『お兄さん』って言うのには何も言わないの?」
「何でて…………雪穂だからかな?」
「それじゃあ穂乃果には分かんないよー!」
「ま、落ち着け」
お兄ちゃんは私を落ち着かせるために頭を優しく撫でる。
うん、やっぱりお兄ちゃんのが一番気持ちいい
「お、穂乃果の分のトースト焼けたぞ」
トースターからパンを取り出してお皿に置いて私に渡してくる。
お兄ちゃんが朝ごはんを作ってくれる時は、私がパンが大好きだから私の分だけわざわざ別のメニューを作ってくれる。
めんどくさくないの?と聞いた時は『朝の主食くらい好きな物食べたいだろう。このくらいは面倒じゃないよ』って答えてくれた。
本当にお兄ちゃんは優しい
「ごめんなさいね、優希くん。朝から手伝ってもらってるのに朝ごはんまで作らせちゃって」
「いえ、好きでやってることなので気にしないでください」
リビングで皆でご飯を食べてる時にお母さんがお兄ちゃんにお礼を言ってる。
ちなみにお母さん、お父さん、雪穂はご飯のメニュー、私とお兄ちゃんがパンのメニューだ。
「……はぁ、穂乃果や雪穂にも見習ってほしいわ」
「無理だと思いますよ。雪穂はともかく、穂乃果が俺みたいに何でもこなせたら、それは穂乃果じゃないですよ」
「それどういう意味!?」
ははは、と笑いながら受け流すお兄ちゃん。
私だって本気を出せば出来るもん!
「それに、危なっかしい穂乃果が成長するのは嬉しいけど、サポートしてた身としてはちょっと寂しいかな」
あ、でもいずれは、しっかりしなきゃ駄目だぞ。と付け加えるお兄ちゃん。
うん、私もいつかはお兄ちゃんをサポートしてみせるよ
「……本当に出来るわね。お父さん、やっぱりバイト代出した方がいいんじゃない?」
ええー!穂乃果や雪穂だって手伝ってるのに、貰ってないよ!
「大丈夫ですよ、お金の方は持ってますから」
確かにアイドルやってるから、ウチのお店より稼いでるじゃないかな?
「それなら穂乃果や雪穂のお小遣いを増やしてあげてください」
おおー!流石はお兄ちゃん!穂乃果たちのこと分かってる。
最近、お小遣いが少ないから大変なんだよね
「この前貸したお金が返ってこないので」
私の方を見てニヤリと不適な笑みを浮かべながらお母さんに話す。
ああー!それ、内緒にしてって言ったのに!
だってしょうがないじゃん。海未ちゃんとことりちゃんと遊びに行くお金がなかったんだから
「考えとくわ。それでね、優希くん。こんなにしてもらってるのに悪いだけど…………今日の夕方頃まで穂乃果と雪穂と店番、お願いできない?」
「別にいいですよ」
「ありがとう!急にお父さんと出掛けなくちゃ行けなくてね……。全部売れたら早めに店じまいしていいから」
「はい、わかりました」
何度か三人で店番やったことあるから大丈夫だと思うけど…………休みの日に三人だけだと大変そうだな
「お兄さん!」
「なに、雪穂?」
三人で開店準備をしていると雪穂がお兄ちゃんを呼び、お兄ちゃんが雪穂の方を向くと少し申し訳なさそうにしている。
「……あの、実は今日、亜里沙と約束があって…………」
「うん、行って来ていいよ」
「えっ?…………本当に良いんですか?今日、休みだからお客さんたくさん来ると思うんですけど…………」
「雪穂、年下が変な気を遣わなくていいよ」
お兄ちゃんは浮かない顔をしている雪穂の頭に手を置く。
「年下は甘えられる時に年上に甘えておけ。それに雪穂はいつも頑張ってるからな」
「でも…………本当に大丈夫ですか?」
「大丈夫だ。『顔が良く、頭も良い、要領も良い万能アイドル』と言われてる七草くんだ、任せなさい」
「うん!ありがとうお兄ちゃん!」
嬉しさのあまりお兄ちゃんに抱きつく雪穂。
穂乃果もそういう優しいお兄ちゃんがとっても好きだよ
「ほら、出掛けるんでしょ?準備してきな」
「うん!」
雪穂は元気良く返事をすると上に上がって行く。
「そういうことだから穂乃果、一緒に頑張ろう」
「おー!」
妹の為に穂乃果も頑張ろうー!
「お兄さん~、これ二つ」
「はーい!ありがとうございます!」
「お兄さん!これとこれならどっちがオススメ?」
「うーん、好みに寄りますから……ちょっとだけ試食してみます?」
「写真一緒に良いですか!?」
「ごめんね、それはやってないや」
……凄い。いつもの休みの日よりお客さんが多くて二人しか居ないのに、お兄ちゃんが接客の九割をやってくれているから、私はいつもと仕事量変わんないや
確かに穂乃果にはここまで器用に接客は出来ないや
「穂乃果!あれとあれ取ってくれる」
「は~い!」
もう何度も二人で店番をやったことあるから、お兄ちゃんが何を欲しいかがわかる。
長年の経験ってやつだね♪
「つ~か~れ~た~」
「お疲れ、穂乃果」
ようやくお客さんが退いてお店の中に誰も居なくなったので、二人でお茶を飲んで休んでる。
「何か修学旅行でこの辺にたくさん学生が来てるらしいよ」
「ああ、だから今日は私達くらいの年頃の人ばっかり来てたのか」
和菓子だからあんまり知らない若い人って来ないんだよね
この辺に住んでる子は良く来るよ!
「でも、何で休みの日に修学旅行なんだろうね?普通は平日とかじゃない?」
授業が潰れないで休みが減るのは可哀想だよ
「ま、その辺はそれぞれの学校によって事情があるんだろう」
「それに!二人しか居ないのに忙しくなってほしくないよ」
おまんじゅうとかが売れるのは良いんだけどお兄ちゃんに負担が余計にかけちゃう……。
「いや、それをプラスに考えてみ」
「プラスに?」
んーーー、なんかプラスになることなんかある…………?
「学生がお土産でたくさん買ってくれれば、早く店じまい出来るよ」
おおー!そうだった!お母さんが『全部売れたら早めに店じまいしていいから』って言ってたじゃん!
「よし!じゃあ頑張ろう!」
お兄ちゃんを休ませてあげるために頑張ろう!
「おう、頼むぞ穂乃果」
「うん!」
「これとこれ、二つずつください」
「ありがとうございます!」
「うわぁ、これ美味しい!」
「ありがとう。ちなみに私が作らせてもらいました」
「お兄さん何歳なの?彼女は?」
「秘密。そっちの方が面白いでしょ?」
再び、修学旅行の団体さんがお店にやって来た。
うん、これだけお客さんが買ってくれてるから、早めに店じまい出来そう。
私ももっと頑張ってお兄ちゃんを楽させてあげよう!
と思ってたんだけど…………。
「店員さん、可愛いね」
「えっ?あ、ありがとう」
「ねぇ、地元の人でしょ?俺達にこの辺案内してよ」
「ごめんなさい、お店があるから」
三人の学生にナンパされてます。
顔はカッコいいんだけど、何かチャラそうで、穂乃果と違う意味で頭悪そう
あ、もちろんお兄ちゃんの方が断然カッコイイけど。
こんな時にもう!
「良いじゃん、お店はあの人に任せて」
「そういう訳には…………」
「俺達さ、東京じゃまだ有名じゃないけど、地元じゃ結構有名なアイドルなんだ。今のうちに仲良くしておいて損はないよ」
いや、お兄ちゃんは全国民が知ってるようなアイドルだから、知名度で言うなら利もないよ……。
「それに付き合ってくれないと、ここのお店の物は不味くて酷いとか言いふらすよ?俺達の事務所は大きいから全国に広がって、お客さん来なくなるよ」
「止めて!」
お母さんやお父さんが頑張ってやって来たものを壊すような真似はさせない。絶対に
「じゃあ案内してくれる?」
ニヤニヤと気持ちも悪い笑みを浮かべながら手を差し出す学生。
こんな人達何かに!
「申し訳ない、うちの看板娘にちょっかいかけないでもらえるか」
学生の手をはたき落として穂乃果と学生の間に入るお兄ちゃん。
「男には用はねえよ!君、良いの?悪い評判流しちゃうよ?」
「キモい笑みを浮かべるな。大体、君達がどこの事務所に所属しているかは知らないが、修学旅行に来れるだけ『暇』なアイドルの為に、事務所が悪い評判を流すとは思えない」
あちゃ……お兄ちゃん、地味に怒ってる。
昔、聞いた話だと、アイドルの人ってお仕事がない、つまりは暇って言われるのが凄く腹が立つらしい。
それを強調して言うってことはそうと怒ってる
お兄ちゃん、こういうアイドルの名前を使って好き勝手にする人、大嫌いだもんね
「っ!そ、それは事務所が休みをくれただけだし」
穂乃果にでもわかるぐらい動揺してる。
あれだけ言ってたのに暇なんだ……
「いちいちムカつくな!『こんなものしか作れないつまんない奴』が!」
試食用のおまんじゅうを一つ食べて、残りの試食用のおまんじゅうを地面に叩きつける。
……なんで?なんでそんなことするの?
なんで、そんなこと言うの!?
「…………撤回して」
「はあ?なんか言った?」
「撤回して!今の発言!」
私はお兄ちゃんの前に出ておまんじゅうを落とした学生を睨む。
「私の家のおまんじゅうを馬鹿にしないで!……それにお兄ちゃんはつまんない人じゃない!あなたたちに何がわかるの!?お兄ちゃん……いや、『優希』の何がわかるの!?優希はとても優しくて暖かい人なの!あなたたちみたいな人に優希のこと、つまんない人なんて言われたくない!」
「……うるさい!黙ってろ女!」
学生の一人が拳を私に振り上げて、殴りかかろうとする。
あなたたちがさっきの発言を撤回するまで私は逃げない!
「ありがとう穂乃果」
学生の拳は私に当たることはなかった。
代わりにお兄ちゃんが受けて、その衝撃でお兄ちゃんがかけてた眼鏡が地面に落ちる。
「お、お兄ちゃん!だ、だ、大丈夫?」
「大丈夫。後は俺に任せて、穂乃果は下がってて」
私の頭をポンポンとすると、学生たちに向き合う。
「お、ヤル気みたいだね。でもさ、そっちまで殴ったら絶対にニュースになちゃうよ?なんたってこっちはアイドルでお前は店員、さて何も知らない一般人はどっちが良い奴だと思う?当然こっちだよな!そしたらこの店も終わりだ―――」
「黙ってろ」
お兄ちゃんは三人のうちの一人のお腹を思いっきり殴り、その人は静かに崩れ落ちる。
「第一問、現在アイドルのトップは誰か」
「はぁ、急になんだてめえ!神裂優希に決まってるだろう!それより、よくも直江をやりやがったな!」
「神裂優希の豆知識」
お兄ちゃんは話を無視して言い続ける。
「一つ、彼には和菓子屋の娘のお馴染みがいて、休みの日はそこで手伝いをしている」
さっき落ちた眼鏡を拾い、傷がないかを確認してる
「二つ、彼の嫌いなことはアイドルの名を語って好き勝手にふざけた行動をしている奴。お前らみたいな奴のことな。後、もう一つ、幼馴染みとその家族を馬鹿にする奴」
壊れてないことを確認して、眼鏡を穂乃果に渡してくる
「さて、また問題です」
学生たちに背を向けてウィッグを取り、また穂乃果に渡してくる。
「私は誰でしょう?」
学生たちの方を向き、ニコっと笑みを浮かべるお兄ちゃん。
「か、か、神裂優希だと!?」
「なんでこんな所に!?」
「正解。君達がさっき言ってた、つまんない人間」
学生たちが今まで自分がどれだけのことをしていたかがやっと理解できたみたいで、顔を色が急に悪くなる。
「色々、言ってやりたいことがたくさんあるけど、穂乃果が見てるから手短にするけど…………次、アイドルの名前を出して悪さしたら……この業界から消す」
「「は、はい!」」
「後、今日あったことを誰かに喋ったら…………わかるよな?」
震えながら勢いよく首を縦に振る学生
「お前らごときの謝罪はいらない…………こいつを連れて、この店から消えろ」
恐怖で声も出なくなった学生たちは気絶している一人を抱えてお店を飛びだす。
お兄ちゃんはキッチンからお塩を取り出して外に撒いてる。
「よし、塩も撒いたから大丈夫だろう」
お塩を片して、穂乃果にいつもの笑顔を向けてくれる。
「ごめんな、俺がもっと早く来れば穂乃果を嫌な気持ちにさせなかったのに」
「気にしなくて大丈夫だよ。それにきちんとお兄ちゃんは穂乃果のこと助けてくれたもん。あ、そういえばお客さんは?」
「騒ぎが起こる前に全員、買い終わったよ」
そっか……なら良かった
「穂乃果!?」
「あはは、安心したら何か力抜けちゃった」
力が抜けて座り込んでる穂乃果を見て笑いだすお兄ちゃん
「何とも穂乃果らしいな。お店は俺が一人で頑張るから休んでな」
「……でも、それだとお兄ちゃんが大変じゃ……」
「大丈夫。それに穂乃果はさっき俺の為に頑張ってくれたから」
お兄ちゃんが優しく頭を撫でてくれる。
もう……本当に……眠く……なってきたよ
「お休み穂乃果」
最後に優しいお兄ちゃんの声が聞こえると、私は眠気に負けてしまった。
「…………ん、今何時?」
私が目を覚ますと自分のベットで寝ていた。
確か……お兄ちゃんに撫でられて寝ちゃったんだよね。ということはお兄ちゃんがここまで運んでくれたのかな?
「あ、メモが置いてある」
『おはよう、穂乃果。起きたら顔を洗ってから来てね。俺はお店にいるから』
「何で顔を洗ってから?」
よだれの後でもついてるのかな?
お兄ちゃんに言われた為から洗面台の場所に行って鏡を見ると額に
『大好き』
「えっ!?なにこれ!?」
誰が穂乃果の額に!?
あれ、でも家に私とお兄ちゃんしか居ないから、お兄ちゃんの仕業か!
それにしても、大好きって妹として好きって意味なのかな…………それとも、女の子として…………。
あれ…………そういえば私、そんなことを考えたこと一回もなかったけど、私はお兄ちゃんのことどう思ってるんだろう?
ずっと一緒に居たい。
これがすぐに思いついた。
海未ちゃんやことりちゃんともずっと一緒に居たいけど、お兄ちゃんとはちょっと違う。
一番近い場所で、その優しい顔を見ていた。
その温かい体に抱きつきたい。
一緒に笑っていた。
…………でも、隣に他の人がいて、それを見るのはヤダな
……もしかして、これって嫉妬?
あー!もう!分かんないから直接聞こう!
「お兄ちゃん!」
「お、穂乃果、気分はどう?」
お店のお掃除をしていたお兄ちゃんが、優しい笑みを浮かべながら穂乃果を見る。
凄い、一人で全部完売したんだ。
って、今はそれはどうでも良くて!
「ねぇ、お兄ちゃん!……これってどういう意味?」
「それの意味?…………やっぱり穂乃果には分かんないか」
はぁ、と溜め息をついて私の側に近づくお兄ちゃん
「穂乃果はこういうのに鈍感っぽいよな……」
「こういう意味だ」
お兄ちゃんが穂乃果の顎を持ち上げて、お兄ちゃんの唇が穂乃果の唇に重ねられる。
「俺は、幼馴染みとして、異性として
ーーー高坂穂乃果が大好きだ!」
告白されて気がついた。
なんで、一番近い場所に居たいのか
なんで、さっき嫉妬したのか
なんで
ーーー告白されたのがこんなにも嬉しいのか
やっと分かったよ!
「私もお兄ちゃん……ううん、『優希』が大好き!」
この気持ちを完璧に伝えるにはこれが一番と思い、今度は私から唇を重ねる。
「ただいま!ごめんね優希くん遅くなちゃって」
「ただいま!お兄ちゃんとお姉ちゃん大丈夫だった?」
丁度キスをしてる所で、お母さん達が帰って来た。
…………なんて説明しょう?
優希はニッコリ笑ってVサインを送る。
すると、お母さん達もニッコリと笑って穂乃果と優希を見つめる。
あれ、どういう状況?
お母さん達に話を聞くと、優希が穂乃果を好きだったのは知っていたらしい。
『優希くんが穂乃果に『お兄ちゃん』って呼ばれるの嫌がる頃から知ってたわよ』
『私だってそれに気がついたから、お兄さんって呼んでたんだよ』
お父さんに至っては優希本人から聞いていたんだって
本当に穂乃果だけ知らなかったんだ……。
あ、それに優希が休みの日に家で手伝ってた理由は、『いつでも穂乃果と一緒になって、穂むらで働けるように』だったんだ。
とてもその気持ちが嬉しい
「優希!」
「どうした穂乃果?」
「これからも穂乃果をよろしくね♪」
「こちらこそよろしくな」
読んでいただきありがとうございます!
ここで予告を二つさせていただくます。
一つは、ことりちゃんの誕生日もこんな感じに使用と思ってます。
もう一つは、本編はなんですが絵里が加入するまで矛盾が生まれないように全部出来てから投稿しょうと思います。
さて、最後に投稿の前日、私は熱中症で寝込みました。ここの所熱い日が続いてますので熱中症にはお気をつけください。
本当に辛いので
尚、活動報告のアンケートもまだやってますので良かった見てください
追記
低評価を下さる方、どこが悪いかを書いてほしいです。