ラブライブ! 君の為に   作:紅葉 秋

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第二話です。主人公の説明みたいな回です

どうぞ




9月3日、修正



プロローグ2

それから二年。

毎日朝、夜、休みの日は朝、昼、夜、海未と一緒に稽古をした。

 

夏の朝は暑さもあまりなく、やり易いが昼の稽古は暑くて何度脱水症状をお越しかけた。

冬は道場の床が冷たく、海未と一緒に真っ赤なしもやけを作っていた。最初の頃は泣きそうになりながら稽古をしていた。冬場はあれが一番辛かった。

今では俺も海未も成長し、どんな寒さだろうとしもやけはできない。

 

 

そして二年やってわかった事がある。

俺は剣道や薙刀の才能はあるらしいが弓道の才能はない。

逆に海未は剣道や薙刀、弓道、さらには日本舞踊まで出来る凄い奴だった。

まぁ嫉妬とかはしないけどね

 

 

だって海未が凄い子なんてことは昔から知ってたし

 

 

 

今年から俺は中学校に通っている。あと生まれるのが一週間遅かったら、もう一年海未と一緒に通えたのに……。

 

それはさておき、俺は剣道部に入り初段を合格した。

 

中学時代は、朝は四時に起き、五時には園田道場で海未と剣道の素振りをし、海未と試合して終わる。週二回は叔父さんが稽古をつけてくれる。

そこから家に帰り、シャワーを浴びて学校へ行く。小学校までは海未と一緒に行ったが今は一人だ。

……ちょっと寂しいな

 

放課後は週四回の剣道部で練習してから園田道場へ行ってまた稽古をする。

一人だと辛いけど、海未と一緒なら結構この生活を楽しめてる。

 

 

そんなある日、町を散歩していると突然スーツ姿の女の人に呼び止められ『アイドルにならない!?』とスカウトされた。

 

とりあえず返事は保留にして海未や叔父さん、叔母さんに相談した。

 

結果として条件付きでアイドルをやることになった。

 

 

叔父さんは

『稽古に来るなら別に構わない』

叔母さんは

『海未との関係が変わらないのなら良いですよ』

最後に海未は

『凄いです優希さん!スカウトされるなんて。でも優希さん顔も良いですし、スタイルも良いから何となく納得できます。………でも、そうなると私との時間は……』

『大丈夫、毎日道場には行くつもり。今さら海未の顔を見てからじゃないと調子狂うし』

と頭を撫でながら言ったら顔を赤くして了解してくれた。

 

相変わらず可愛い奴め

 

 

そしてスカウトされてから一年。

週四回の歌、ダンス、礼儀作法のレッスンを受けているだけで、これといって俺の日常は変わらなかった。宣言通り毎日園田道場に通えたし。

ちなみに最初の頃は俺の他に三人のメンバーが居たがレッスンに耐えられなくて辞めていった。

俺からしたら園田道場の稽古の方が何倍も辛いので全く苦ではなかった

 

 

 

そして中学二年の夏。俺はアイドルとしてデビューした。

 

デビューしてからは大体週二回くらいお仕事があった。お仕事と行っても地方の営業ばかりで、テレビ等には出なかった。

それでも無名の俺の為に事務所の人がもらってきたお仕事だ。一生懸命やろう

 

 

学校の方はお仕事が放課後ばかりだったので普通に通い、部活もお仕事が無ければ真面目に取り組んだ。周囲は俺がアイドルになったことも知らないので接し方も変わらなかった。そりゃテレビに出たことないから誰も知らないわな

 

 

そんな感じで過ごし三年生になった。海未とその親友達が中学一年生として入学した四月。俺に転機が訪れた。

 

 

地方の営業で偶々俺の歌を聞いてくれた東京のテレビ関係者の方が『俺の歌番組に出てみない!?』と熱烈の誘いを受けた。もちろん俺はそのお仕事を受けた。地方の営業しかない俺にとってはチャンスでしかないから

 

 

歌番組が放送された次の日…………俺の出演オファーで小さい事務所の電話が鳴り止まなかった。

 

 

学校では何もなかったよ。普段は眼鏡をかけてるから気が付かなかったのかな?それともアイドル時の髪型と違うからかな?

まぁ唯一知ってる海未が自分の事のように喜んでくれたからやりがいもある。

 

 

それから仕事と給料(ギャラ)がかなり増えた。

仕事はほぼ毎日、でもマネジャー(音無さん)が調整してくれたお陰で部活には出れた。

給料はテレビに出る事が増えたのと、ちょっと有名になったので営業の出演料が上がったので大幅に上がった。

ちなみに7対3で俺がかなり貰っている。

小さい事務所ながら良い事務所だと思う。環境は良いし、音無さん達は優秀だし。少数精鋭なんだろうな

 

忙しながらも週五回以上は園田道場に通っている。これも音無さんのスケジュール管理のお陰だ。

 

 

そして中学の目標だった個人での全国大会への出場を勝ち取った。

 

正直今までで一番嬉しかった。叔父さんたちに教わったことを出せた結果だから

 

海未や叔父さん達もとても喜んでくれた。

 

 

そして全国大会出場が決まってから告白されることが増えた。

 

今までもバレンタインや卒業式といったイベントでは何度か告白されたが、数が二倍近く増えた。アイドルをやって俺の魅力が上がったのか、それとも有名になったからだろうか?

 

まあ、告白してくれた全員と会って出来るだけみんなを傷つけないようにお断りをした。

 

泣いて立ち去る人や『ありがとう、きちんと気持ちを伝えてくれて』など言う人もいた。

中でも多かったのは『他に好きな子がいるの?』という質問。

 

 

聞かれた時一番初めに浮かんだのは……笑顔の海未だった。

 

 

だが正直、これが恋なのかはわからない。女の子として海未が好きなのか、それとも家族……妹みたいな家族として好きなのか。

 

 

この問題はもう少し経たないとわかないな

 

 

 

その後、道場に行ったとき海未が

『……あの……誰かとお付き合いするのですか?』

きっと誰から俺が告白されてる事を聞いたのだろう

『気になる?』

『……はい』

俺が聞き返すと、恥ずかしそうな顔で答える海未

『全部断った。みんなよく知らない人だから』

『そう…ですか。変なこと聞いてすいません』

そう答えた海未の表情は……何となく嬉しそうだった。

 

…………そんな顔をしてると俺勘違いしちゃうよ?

 

 

 

 

 

そんなこともあったが全国大会。

全国の壁は俺には少し高かったようで、四位で最後の大会が終わった。

頑張ってやった結果だ。満足している

 

 

その後は部活の分の時間をお仕事に使った。

お陰で知名度がさらに上がりお仕事がまた増えた。

さらに初めて大きな会場でライブすることが決まった。だがライブの打ち合わせなどで学校を欠席また途中で帰ることが増えた。

優等生?だった俺が急に休む日が増えたので職員室に呼ばれた。一応アイドルなことは秘密なのでなんとか誤魔化した。

 

この事を社長や音無さんに話すと『あ、やっぱり不自然だよね……よし、わかった。明日私達が学校に行くよ』

と言った社長が次の日、音無さんも連れて学校へやって来て、校長、副校長、担任の三人に俺の事を説明した。

余談だが、驚き過ぎて副校長が腰を痛めた。少し申し訳ないと思っている。

 

学校に報告もして順調にアイドル活動を進めていき、中学を卒業した。

 

 

 

高校は知り合いがいない所に進学した。

ぼっちとかじゃなくて、たまたまこの学校に入学してなかっただけだよ

 

この学校は定期テストで学年三位までに入れば授業に出なくていいという制度がある。頭は結構良い方なのでほとんど二位を取り、制度を利用して学校を休み、お仕事をしていた。結局一位は取れなかったな…………。

 

余談だが、高校を入る前に社長から『優希くんの人気が凄いから流石にそろそろプライベートにも影響出ると思うから、これからウィッグを着けるように』と言われた。ウィッグは何でも良いと言われたので前から海未の綺麗な長い髪に興味があったので、海未の髪の長さくらいの黒髪のウィッグを買ってもらった。

社長達の反応は

『……それ着けたら男の子か女の子わからないわね。今度……女性で出してみる?』

…………その後、ライブで本当に女装で出された。

ウィッグの参考にした海未のところに行ったら

『…………私より……綺麗ですね』

俺を見て落ち込む海未

『何言ってるんだか……海未の方が何倍も綺麗で可愛いいよ。あの人気アイドルが言ってるんだから間違いない』

海未の頭を優しく撫でる。すると海未は顔を真っ赤にする。

『それにこのウィッグを選んだのも海未の髪がいつも綺麗だから……少し憧れがあったんだ』

海未のさらさらの髪を少し持ち上げる。

海未は恥ずかしかったのか両手で顔を押さえて後ろを向いてしまう。本当に反応が可愛いな

 

 

 

高校では特に何もなく卒業。ちょっといい大学に推薦で入った。

 

通い初めてから一週間。

お仕事が休みでで家でゆっくりしていると海未がやって来て

 

『私……スクールアイドルをやります』

 

突然そんなことを言われた。

 

 




読んでいただきありがとうございます!

次は三日に投稿する予定です。
ひな祭りですが特に関係ありませんので

では、また三日の日に
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