ラブライブ! 君の為に   作:紅葉 秋

22 / 25
どうも、5ヶ月ぶりの投稿になる紅葉です!

後書きにて今後の予定を書くので良かったら最後まで読んでいただけると嬉しいです。


では、どうぞ


第15話 本気のライブ

「はぁ…………」

 

理事長から言われたしまった廃校。

 

正確には二週間後のオープンキャンパスの結果が悪かったら廃校となったそうです。

 

 

その為に穂乃果たちはやる気を出して練習をしているのですが…………生徒会長のダンスを見た後では、物足りなさを覚えてしまいます。

 

練習後、生徒会長にダンスを教わると言う提案をしてみたのですが、反対の見が多く、とりあえず土日の間に考えて月曜に決めようと言うことになりました。

 

本当なら優希さんにも相談したかったのですが、日曜(今日)のドームライブで忙しいみたいであまり喋る時間がありませんでした。

 

あ、でも昨日の夜会ったときに

 

『海未がなんか悩んでるかは分かる。とりあえず、明日のライブに来たら、きっと良い方向に進展するよ』

 

『……私が悩んでる内容も知らないのに、何故そんなことが言えるんですか?』

 

『海未の悩んでることくらいわかるよ。どうせ、絵里ちゃんにダンスを教わりたいって言ったら、絵里ちゃんに断られたか、メンバーに反対されたんだろう?』

 

『…………その通りです』

 

『なら、明日のライブを楽しみにしておけ。あ、でも、楽しみ過ぎて寝られないとかはやめろよ』

 

優希さんは私の頭を雑に撫でると、じゃあな。と言って家を出ていきました。

 

優希さんのことですから何かやってくれるんでしょうけど…………。

 

 

「はぁ…………」

 

「海未ちゃん、ため息ばっかりついちゃダメだよ。折角のライブなんだから」

 

「ことり……」

 

「海未ちゃんが色々考えてくれてるのは分かるけど、今日は置いておかない?」

 

「……そうですね。優希さんのライブですものね」

 

「うん!」

 

嬉しそうに笑顔を浮かべることり。

周りをよく見てることりだから出来る優しい気遣い。こういう時、私は友達に恵まれてると感じます。

 

「海未先輩!ことり先輩!」

 

花陽が元気な声で私とことりを呼びます。

今日はもう既にスイッチが入ってますね

 

「はい!お二人の分です!」

 

花陽はペンライトを私たちに差し出します。

 

「ありがとう花陽ちゃん。でも、皆のは…………」

 

「ご心配なく、もう配り終えました」

 

「あ、本当だ」

 

にこ先輩は当然として、穂乃果や凛、真姫まで花陽が渡したと思われるペンライトを持ってますね

 

「はい、海未先輩もどうぞ」

 

「いえ、私は大丈夫です」

 

ふふっ、私を甘く見てもらっては困りますね

 

鞄から花陽に見せるようにペンライトを出します。

 

「流石優希さんのファンです!」

 

この程度の装備は優希さんのライブでは当然です!

 

「アンタたち!早く行くわよ!」

 

「あ、は~い。じゃあ行こうか二人とも」

 

「「はい」」

 

にこ先輩たちがいる先に向かって三人で走り出します。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「はぁ…………」

 

「エリチ、ため息なんかついたらダメなんよ」

 

「希……」

 

音ノ木坂学院の廃校が決まりそうって色々やることがある時に、ライブなんか見に来ているなんて…………。

それに人混みって苦手なのよね……。

 

「エリチが今大変なのも、人混みが苦手なのも知っとるけど折角優希さんのライブなんやから。エリチも優希さんの歌好きやろ?」

 

「そうだけど……」

 

亜里沙に借りて何度か歌を聞いた……歌詞、歌声といい結構好き。

なんだか悔しいから本人には絶対に言わないけど

 

「それに亜里沙ちゃんの顔見てみ。めっちゃ楽しそうな顔してるよ」

 

亜里沙はいつもより笑顔を浮かべて鼻歌まで口ずさみながら歩いてる。

 

……しょうがない、いつも私を支えてくれる希と亜里沙の為に、今だけは忘れましょう

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ライブが時間通り始まると……会場は不思議な雰囲気に包まれました。

 

 

私は優希さんのライブを何度か見てきましたが…………間違いなくこのライブが一番です。

 

歌は元々上手いのですが今日のライブではダンスも歌ぐらい上手くなってます。

 

会場にいる人達も最初は普段通り盛り上がっていたのですが、四曲目に入る頃にはみんな優希さんのダンスが上手くなり過ぎて困惑しています。

 

「…………凄い」

「今日はダンスにキレがあって、歌とのレベルが同じぐらいまできてる」

 

真姫とにこは何度も見ている二人は変化に気づいたようで驚きの声をだします。

 

 

「カッコイイ……」

「ふぁ~、ライブって凄いね」

「確かに凄い迫力あるニャー」

 

花陽は目を輝かせて、ことりと凛は辺りを見回しています。

 

 

 

「……………………」

 

ただ一人、穂乃果だけは、優希さんのダンスを食い入るように無言で見つめていました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「皆、楽しんでる?」

 

四曲目が終わり、優希さんの少しの休憩時間もといトークタイム。

微妙な表情で真ん中に用意されたイスに座り、会場にいる人達に問います。

 

 

「ま、楽しんでるって言うより困惑しているって感じだよね」

 

苦笑いを浮かべている優希さん。

 

「理由はわかってる。……俺のダンスのクオリティが上がりすぎて驚いてるんでしょ?」

 

観客席にいるほとんどがその問いに頷きます。

この人数が頷けば優希さんにわかったようで優希さんも何度か首を縦に上下させます。

 

「俺にも色々あってね。

俺がここまでやろうと思ったのはね。二週間くらい前に、知り合いの女の子に『歌手としては凄いと思うけ

ど……ダンスは素人にしか見えない』って言われちゃったんだ」

 

これはこの間の生徒会長との会話ですよね……?

 

「確かに俺はダンスが下手だから素直に受け止めようと思ったんだけど…………その子、折角可愛い顔してるのに、その子の笑顔が見たことなかったんだよね」

 

確かに生徒会長は顔がとても整っているのに普通に笑ったところ、私も見たことないです。

 

「その子が置かれてる状況も俺の幼馴染みが関わってるから知ってるし、『アイツ』に似てるところがあってほっとけなかったんだ」

 

……なるほど、だから私の知らない所で仲良くなって名前で呼ぶような仲になったわけですか……、へぇ…………。

 

それにしても『アイツ』って誰でしょう?

私ではないでしょうし……。でも付き合いの長い私が知らないわけないですし…………、やっぱり私のことでしょうか?

でも生徒会長と私の似ている所って…………髪は長いですが色が違いますし、スタイルは生徒会長の方が良いですし、足も長く……胸も大きいですしね。

 

 

…………なんだか、段々と腹が立ってきました。

 

 

「えっ、何?なんで睨まれてるの俺?」

 

いつの間にか私は優希さんを睨んでいたようです。

 

「あ、ごめん。なぜだか今幼馴染みに睨まれただけだから気にしないで。あ、俺の幼馴染み探してキョロキョロしないでね」

 

他の人に見つかると面倒になりそうなので、『今は』やめて上げます。

 

「で、どこまで話したけ?…………ああ、それでね、その子に聞いたんだ『このライブまでに君を満足させられるだけのダンスを踊れると思う?』って。そしたら『無理』って言われちゃってね。その子、今難しい問題に直面してて少しでも応援したくてね。

アイドルは夢を与える仕事だから、どんなことでも無理なんてない。ってことを証明したくてね頑張った」

 

 

どこかを数秒間見たあと、優希さんは私達七人の方を見ます。

 

 

「俺の幼馴染みとその頑張ってる子に、事務所の会長が言ってた良い名言を授ける。

『怖くても、一歩踏み出してみる勇気!それこそが人類を繁栄させたのよ!』

……これだけ言えば何を言いたいかは分かるよね?」

 

名言のところだけ声を女性のように変えて分かりやすく伝えてくれた優希さん。

相変わらず綺麗な声も出せますね

 

 

優希さんが言った言葉の意味。きちんと分かりましたよ。

私達のことを好いていない生徒会長に教わるのは私達を潰される可能性があり足踏みしてましたが、潰される可能性もありますが勇気を出して一歩踏みだしてこそ、私達μ'sのレベルが上がり、繁栄していく。みたいなことを伝えたいんでしょうね

 

 

「みんな」

 

 

穂乃果が他の人に迷惑ならない程度の声で喋りかけてきます。

 

「私はいいよ」

「私も。……生徒会長のダンスも見てみたいですし」

「凛も賛成ニャー」

「私達の先輩にこれだけ言われたらね」

「仕方ないわね……」

 

 

聞かなくてもみんな答えは同じみたいですよ穂乃果。

 

「もちろん、私も賛成ですよ」

 

「うん!明日にでもお願いしに行こう!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

凄い…………。

 

亜里沙に見せてもらった時のキレとは全然違う。もはや別人と思うぐらい

 

私にはこんなこと出来ない……。

…………こんな急激に上手くなるためにかなり厳しい練習をしたに違いない。

 

貴方は何の為にそんなに頑張っているんですか?

 

 

「さて、幼馴染みの方は解決したみたいだから次は頑張ってる子にも。

『他者の意見を受け入れてこそ、真の賢者と呼べるのよ!』

君が色々考えているのは分かるけど、悩んで行き詰まったら他の人の声を聞くのも良いと思うよ。……君の側には親友がいるし、良かったら俺も相談にのってあげるよ」

 

…………それが出来たら苦労しないわよ

今更どの顔さげて聞けばいいのよ

 

「ウチはエリチが何を思ってるのか整理がついて言ってくれるまで待ってるんよ」

 

私の隣でボソッと呟くように希が言う。

 

……ずるい。希にそんなことを言われたら……

 

「……考えとく」

 

「うん」

 

嬉しそうに微笑むと希はライブの方にまた視線を戻す。

 

 

 

 

「さて、休憩終わり!次の曲、盛り上がっていくよ!」

 

 

この後のライブは……考え事をしていてあまりよく覚えてない

 

 

 

 

 

 




読んでいただきありがとうございます!


今後の予定ですが、今、会社で出向に出されておりまして3月末までなんですがめっちゃくちゃ忙しいく投稿するのが難しい状態にいます。とりあえず明日もう1話投稿する予定ですが、その後は出向が終わらないと投稿出来ないと思います。

なので……本当に残念なのですが、海未ちゃんの誕生日会は今年は出来なさそうです。

出向が終わったら他のメンバーと一緒に関係ない日になるかもしれないですが投稿する気ではいます。はぁ…………。


最後に、5ヶ月の間投稿していなかったのに感想や評価をくださった方々に感謝申し上げます!

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。