第四話になります!
どうぞ!
9月3日、修正
音ノ木坂学院を救うためにスクールアイドルをやることを次の日の朝稽古で知った。
そんな彼女達の為に曲を作ってあげようか?と聞いたら『穂乃果に心当たりがあるみたいなので大丈夫です。あ、でも、もしもの時はお願いするかもしれないです』と断られた。
穂乃果ちゃんの心当たりってなんだろうね?
作詞作曲出来る人ってそう簡単に見つかるとはおもえないけど
朝は大学に行き、昼はお仕事をして帰ってくると家には海未が居た。
合鍵を渡してあるので海未が家の中に居ても驚かない。
「ただいま、今日はどうしたの海未?」
「お帰りなさい。えっと……、あの、優希さん今日の朝に曲を作ってくれると言っていましたよね?」
一人暮らしに慣れてくると帰ってきて誰かに『お帰り』って言ってもらえるっていいね
…………身に染みるわ
「うん、言ったね。穂乃果ちゃんの心当たりが駄目だったの?」
「いえ、そういうわけではないですが、色々ありまして私が作詞をすることになりました」
作曲してくれる人が見つかっただけでも凄いことだけど
「それで作詞手伝ってほしいってことね」
「お疲れのところ申し訳ないのですがお願いします」
正直、ちょっと疲れてるけど海未の頼みだし、海未を少しいじったら疲れも忘れるから
「海未なら案外簡単に作れるかもね。中学の頃、ポエムとか作ってたし」
すると過去のことを思い出して顔をみるみる赤くする。
今思うと、海未がポエム書いたのも俺がアイドルをやっているのを見ていたのが影響していると思う。
たまにこっそり道場でアイドルの練習しているのを俺は知ってる。本人は知らないだろうけど
「あ、あの頃のことは思い出したくありません」
「なんだけ海未がやってた『ラブアローー』
「や、止めてください!」
若干涙目の海未が俺の胸辺りをポンポン叩く。
ちょっとやり過ぎたかな?
「…………優希さんのいじわる」
「ごめん、もう言わないから。ほら、早く始めないと帰りが遅くなるよ」
涙目上目遣いの海未の頭を優しく撫でる。
……最近、成長したせいか、昔より海未が可愛く見えてしょうがない
「……次は許しませんからね。では、ご指導お願いします」
少し俺を睨んでから、いつも笑顔に戻る。
それから海未は集中して作詞を始める。いつものことながら凄い集中力だな
流石に始める時間が遅かったので完成までにはいかなかった。
まあ、俺がアドバイスするようなことはもうないし、三日くらいで海未なら完成させるだろう
後、グループ名と初ライブの日も決まっていたらしい。グループ名は『μ's』ライブの日はノ木坂学院の新入生歓迎会の日に講堂でやるらしい
…………内緒で見に行こう
よし、そうと決まったら休みを取る為に頑張ってお仕事しますか
…………その前にどうやって
それから一週間、海未が作詞していた曲が完成したらしい。そのことを話してくれた時の海未の顔は本当に嬉しそうだった。
俺もわかるな、自分の歌が出来た瞬間は嬉しいからな。それに初めて出来た歌ならより嬉しいだろう
さてμ'sの初ライブまで後一週間。休みは貰えたが学院に入る方法はまだ見つかっていない。
……仕方ない、お仕事の前に神社で神頼みでもするか。ついでに朝練をしている三人を見ていこう
ちなみにお仕事に行く時は、自宅がバレないように少し離れた場所で音無さんの車に乗って行ってる。ウィッグつけてるから大丈夫だと思うけどね
神社に着いて階段を上がっていると、頂上にいるμ'sの三人を見ようとしている赤髪の音ノ木坂学院の生徒がいた。
階段上がって普通に三人を見ればいいのに。恥ずかしいのかな?
「何してるの君?」
「っ!?」
背後から俺が声をかけると赤髪の子は驚きながらこちらに振り向く。
どちらかと言うと顔は美人さんだな
「あの三人を見に来たの?」
「そ、そんなじゃないわよ!」
「それじゃあお参りにでも来たの?」
「そ、そうよ」
目がキョロキョロしてるけど……。
この子、嘘が下手だね。
「じゃあなんでさっきから階段上がらないの?お参りなら普通に上がってしてくればいいのに?」
「え、えっとそれは…………」
あ、わかった。この子素直じゃない…………これはツンデレの可能性があるな
まあ、俺はSでもないのでこれ以上はこの子がかわいそうだから止めてあげるか
「ま、何でもいいか。あと、見知らぬお兄さんからのアドバイス。君はもっと素直になった方がいいよ、そっちの方が楽しく過ごせるとおもうよ」
「………………どうも」
彼女はそう小さな声で答えると階段を下りていく。
……本当素直じゃないな
それはさておきは三人の様子を見に行くか
階段を上がり終えるとμ'sの三人がダンスの練習をしていた。
えっとあれが海未で、あっちのサイドテールのが穂乃果ちゃんだな。海未の家に何度か泊まってたから面識はある。
それで残ってる面識がない子がことりちゃんかな?
ダンスの練習を見る限り、一ヶ月程度しか練習してないにしては上手だと思う。……だけどプロ目線で見るとまだまだかな
ちょうど休憩に入ったので差し入れでもするか
「お疲れさま」
「優希さん!なぜここに!?」
「優希さん?…………あ、海未ちゃんと一緒に剣道やってる人だー!」
「海未ちゃん、この人誰?」
上から海未、穂乃果ちゃん、ことりちゃん。
っていうか穂乃果ちゃん、君とは泊まりに来た時に自己紹介したよね?朝早かったから覚えてないのかな?ボケボケだったもんな
「それは海未達を見に来たに決まってるじゃん。ダンスしてる時の海未の笑顔良かったよ、可愛くて」
すると海未は顔を真っ赤にする。そんなにダンスを見られて恥ずかしいのかな
それじゃあスクールアイドルなんて出来ないぞ
「穂乃果ちゃんはお久しぶり。君はことりちゃんだよね?初めまして七草優希です。海未の幼馴染みか……お兄ちゃんみたいな立場です」
「あ、そうなんですか、私は南ことりです。よろしくお願いします」
「よろしくね南さん」
南さんと言った瞬間、首をかしげる南さん
「…………あの、何で『南さん』何ですか?さっきまで『ことりちゃん』だったのに?」
「あ、それは君がことりって名前なのは海未から聞いて知ってたけど南は初めて知ったんだ。俺初対面の人には名字で呼ぶから」
初対面には名字でさん付け
仲良くなったら名前で、年上ならさん付け、年下ならちゃん付け
大切な友人になったら名前で呼び捨てが基本だ。名前しかわからない時とかは別だけど
後、五歳ぐらい年上の方にはきちんとさん付けするよ、それが礼儀だから
「そうなんですか。でも私のことはことりでいいですよ」
「それじゃあ改めてよろしくことりちゃん」
「はい!」
いい子だな。可愛いしスタイルもいい、声もいい感じで甘い声だし、きっと性格も優しい子なんだろう。女子高じゃなかったらモテモテだろうな
「…………あのお仕事はいいんですか?」
俺に近付き、俺にしか聞こえない声で教えてくれる海未
小声でもいつもより声のトーンが低いな……。
「あ、忘れてた。ありがとう海未…………ところで何故睨んでるのかな?」
「………………どうせ、私はことりに比べたら可愛いくもありませんし……胸も小さいですから」
あれ、さっきの声に出してた?
「はい、優希さんは睡眠時間が短いと、考えていることをたまに喋る癖があります。…………それで何回私が恥ずかしい思いをしたか」
最後の方が小さくて聞こえなかったが、俺にそんな癖があったとは……。
ふとことりちゃんが視界に入ると、顔を真っ赤にしていた。
…………今度から気をつけよ。
「あ、でも海未ちゃんも元気がない朝って、大抵優希さんと朝一緒に稽古できなかった時だよね」
穂乃果ちゃんが突然海未のぶっちゃけ話をしてくれる。
ほうー。それは面白い話だね
「な、何を言っているんですか穂乃果!?」
顔を真っ赤にした海未が反論する。
「え、でも私が理由を聞いた時、海未ちゃん『……いつも一緒に稽古してる人が今日は居なかっただけです』って言ってたよ」
「うっ、そ、それは…………って優希さんもニヤニヤしないでください!」
いつの間にニヤニヤしてた?
「ごめん、海未の反応が可愛い過ぎてニヤけてた」
「か、からかわないでください!」
「からかってはないよ。さっきの話に戻るけどことりちゃんは可愛いと思う、でもそれで海未が可愛くないってことにはならない」
俺は海未の頭に手をおき
「海未の凛としている姿は綺麗だし、今みたいに可愛い反応するし、スタイルだっていいよ。……海未は胸の大きさを気にしてるみたいだけど、まだ成長すると思うから大丈夫だよ」
いつもより強めに頭を撫でる。
君はもっと自分に自信を持った方がいいよ。海未が思ってるより海未は魅力的な女の子だよ
「じゃあ俺はお参りしてから帰るわ。頑張ってな三人共、応援してる」
俺は神社の方へ歩き出す。
これ以上は練習の邪魔になるから
本堂の前までたどり着き五百円をお賽銭としていれる。
ーーー海未たちμ'sの三人の努力が報われますように
「お参りしてくれてありがとな」
お願いをして帰ろうとすると、美人の巫女さんに呼び止められる。
朝から色んな人に会うな
読んでいただきありがとうございます!
次は…………15日かその前辺りに更新する予定です。
只今、海未ちゃん誕生日の為に番外編みたいなのを頑張って書いています!
間に合うか分からないけどとりあえず頑張ります!
間に合わなかったらすいません!