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長いですがどうぞ!
「んー。……朝か」
習慣というのはなかなか変えられない。
いつもの朝は園田道場で稽古があるので四時に起きるのだが、何年もその生活をしていると、何もない休みの日でも四時ぐらいに目が覚めてしまう。
だが、今日はいつもと違い何か違和感がある。
特に右腕がいつもより重い
「あ、そっか……海未か」
違和感の正体は俺の右腕に抱きつくように寝ている海未だった。
普段の海未はとても寝相がいいから、こんなことあり得ないのだが…………隣に人がいるとこうなるのだろうか?それとも俺だから……?
「それにしてもいい顔で寝てるな」
海未の顔を覗くと、いい夢でも見ているのか幸せそうに規則正しい寝息をして眠っている。
こんな顔して寝てるなら俺の右腕なんてどうでもいいか
そして意識がはっきりしてきて気がついたことがある。海未が右腕に抱きつくように寝ているので……海未の胸が当てっているのだ。
パジャマという薄着の為、柔らかいという感覚がよく伝わる。
それに去年から海未の胸は成長したらしく、今ではことりくらいあるらしい(ことり情報)
女の子の成長って凄いね
彼氏として、男として、彼女の幸せそうな寝顔を見ながら彼女の温もりを感じられる。
ーーーとても贅沢だな
もちろん、当分起こさないよ。海未の寝顔を見ていたいし。それに海未、人に起こされると機嫌悪くなる。でも一番の理由は
ーーーこんな幸せそうな顔をして寝ている海未を起こせないだけだけどね
…………何だか布団の中が暑いな?
俺が起きてから数分。その間、ずっと海未を見ているといつの間にか布団内の温度が上がった。それになんとなく海未の方から熱を感じる。
たぶん、海未が起きてこの状況に恥ずかしくなってるってところかな?
イタズラするか
何で?それは海未の反応が可愛いから。それ以外になにかある?
「海未の髪は本当にサラサラして綺麗だよな」
俺は海未の髪を触る。触るたびに髪からシャンプーのいい香りがする。
やっぱりいい髪だよな
隣から発生している温度がさらに上がる。
追い討ちをかけるか
「本当に海未は俺の好み通りの女の子だな。髪は黒で長くて綺麗だし、スタイルだって手や足は細いし、胸もちょうどいい大きさだし。性格だって、優しくて友達思いでしっかり者。でも、たまに抜けてるところが可愛らしい、とても魅力的な女の子だ」
海未の耳元まで近づいて、海未をべた褒めする。
もちろん言ったことは全て本心だ。
バカップルって?そうかもしれない
あ、でも一年前はスタイルだけなら絵里が一番好みだった。これ海未には内緒だけど
べた褒めすると海未は顔を真っ赤にする。よく見ると耳まで真っ赤だ
だが、それでもまだ寝たふりを続ける海未。
もう、可愛い海未は一杯見たからそろそろ起こすか
「起きてるでしょ海未。どうする、もう起きる?」
「……………………」
何も言わないが、聞いた瞬間びくっと反応して、目を瞑ったまま顔を俺の方に向ける。
これはあれか、キスしないと起きないっていうことか?
昨日辺りから少し大胆になったな海未の奴め
手で海未の顔を押さえて海未の唇を奪う。
「これでいい、お姫様?」
「…………はい、ありがとうございます。でもやっぱり……少し恥ずかしいですね」
優しげに微笑みながら、自分の唇を手で押さえながら海未が起き上がる。
本当に可愛らしいな
私が目を覚ますと…………優希さんの右腕に抱きついていました。
わ、私は何を!?
…………でも、この体勢も悪くないかもしれないです。
そう思うと……寝たふりをしていました。
「海未の髪は本当にサラサラして綺麗だよな」
優希さんは私の髪を触りだす。
…………知っていますか?私が髪を伸ばしている理由。
初めて優希さんと会った時、『うみちゃん、かみながくてきれいだね』と、初めて私を褒めてくれたことを。
優希さんが私を初めて褒めてくれたこと、そして優希さんが髪の長い女性が好きだから、私は髪を切らないでいます。
ふふ、そう考えるとその頃から優希さんのことが気になっていたんですね、私は
「本当に海未は俺の好み通りの女の子だな。髪は黒で長くて綺麗だし、スタイルだって手や足は細いし、胸もちょうどいい大きさだし。性格だって、優しくて友達思いでしっかり者。でも、たまに抜けてるところが可愛らしい、とても魅力的な女の子だ」
優希さんが私の耳元でささやく。
こ、これは、た、誕生日プレゼントなのでしょうか!?
寝たふりをしていて良かったです……。優希さんの顔を見て言われてたら…………嬉しい過ぎて、心臓がおかしくなってしまいますから
今だって充分嬉しいので、顔が熱いです。きっと顔は真っ赤で優希さんも気づいてると思います。
「起きてるでしょ海未。どうする、もう起きる?」
やはり気づいていたようで、優しい声で私に聞いてきます。
今日は稽古がないので起きるのにはちょっと早いですが…………こんなに目が覚めていては眠れません
でも私も普通には起きません。
私は優希さんの方に顔をつきだす。……少し唇を強調して
ーーー目覚めのキスをねだってみます。
すると優希さんは手で私の顔をロックして、私の唇を奪いました。
「これでいい、お姫様?」
「…………はい、ありがとうございます。でもやっぱり……少し恥ずかしいですね」
昔に比べて、私は大胆になりましたね。
……きっと相手が優希さんだから、こんなことを出来るんでしょうね
優希さんはこんな私でも……好きでいてくれますよね?
「海未どこか行きたい場所ある?」
朝の七時。優希さんが作ってくれた朝ご飯を頂き、今はソファでゆっくりしていると優希さんが尋ねてきます。
朝の七時なのでどこに行くにも時間がありますからね…………どこに行きましょうか
「時間はまだ全然あるから、ゆっくり考えて大丈夫だよ」
優しく私の頭を撫でてくれる優希さん。
……このまま、ずっと撫でてもらうのも良いかもしれないです。
……ちょっと眠くなってきたかもしれないです
「眠い?もう一回寝る?」
私のことを見透かしてるかのように、優希さんが尋ねてくる。
「いえ、大丈夫です」
「本当に?無理して俺に合わせなくていいんだよ?」
「無理はしてないです。……ただ、撫でて頂いたのが、あまりに気持ち良かったので……ちょっと眠くなってしまっただけです」
笑顔で優希さんに答えます。
『笑顔の海未が一番好き』と優希さんは言いますから、出来るだけ優希さんの前では笑顔でいたです。
「最近どうしたの?可愛いことばっかりするね」
「こんな私は嫌いですか?」
「いや、こういう可愛らしい海未も、クールな海未も好きだよ」
そう言って優希さんは私を抱きしめます。
少しして私を離そうとしていたので、私は優希さんの背中に手を回して離しません。
「今日の海未は甘えん坊だな」
手を回した時少し驚いていましたが、すぐに優しげに微笑んで頭を撫でてくれます。
「……優希さんの前だけです」
「そっか。本当に可愛いな、海未は」
優希さんは私の後ろに回り込み、私を包むように抱き締めます。
「だから、海未が嫌って言うまでこうしてるね」
「はい」
「大丈夫かー、海未?」
「うぅぅ…………」
あれから約一時間、今海未は恥ずかしさのあまり顔を真っ赤にして、俺の顔を見てくれない。
たぶんだけど、海未は恥ずかしさがある程度貯まると、恥ずかしさが無くなって大胆なことを出来るけど時間が経つと元に戻ってこうなると……。
まあ、海未らしいって言えば海未らしいけど
「とりあえずこれでも飲んで」
紅茶を海未の前に出す。
海未はコクりと縦に頷き、紅茶を飲む。
「……少し落ち着きました。ありがとうございます」
まだ若干頬は赤いが普段通りの海未に戻る。
「それでどこ行こうか?」
「えーっと…………あ、海か山に行きませんか?」
海か山か……。山は疲れるし、装備がないから
「よし、じゃあ海に行くか?」
「はい」
これで家に人が居なくなるな
俺はアイツらに連絡をしておく。
「楽しかった?」
「はい、やはり海はいいですね」
あれから私たちは車で海まで行き、砂浜で遊びました。
流石にまだ寒いので海には入りませんでしたが……。
優希さんは『海未の水着が見れなくて残念』と言っていましたが…………また夏に連れて来てくれるなら、悩殺してあげますよ。
「帰り、寄り道していいか?」
「はい、構いませんよ」
時間を気にしている様子の優希さん。
……何かを企んでいるのはわかります。
帰ったらおそらく、穂乃果たちが居るんでしょうね
本当にわかりやすい人です。そういう所、私は好きですよ
「「ただいま」」
「「「「「「「「おかえりなさい!」」」」」」」」
帰宅途中、寄り道をして帰ると、μ'sの皆が迎えてくれました。
「ではみんな、しばらく海未を頼んだ!」
「「「「「「「「はーい!」」」」」」」」
「海未、ちょっと出掛けてくるね」
優希さんは私の頭をポンポンとすると、何処かへ行ってしまった。
「海未ちゃん!」
「は、はい」
笑顔の穂乃果が急に私に抱きついてきます
「お誕生日おめでとう!」
「「「「「「「おめでとう!海未ちゃん(海未)!」」」」」」」
やはり良いものですね、誕生日というのは
「ありがとうございます、皆」
「それでね海未ちゃん、私ね、すごく~聞きたいことがあるんだ?」
ことりがニヤニヤして私に近づいてきます。
「あ、ウチも聞きたいことがあるんよ」
希もことりの言葉を聞いて、ニヤニヤしながら私に近づいてきます。
…………すごく嫌な予感がします
「「優希(ユウ)さんとどこまでいったの!?」」
「あ、それは穂乃果も聞きたい!」
「実は私も聞きたいです……」
希とことりの言葉で、穂乃果と花陽がつられて手をあげます。
ここは絵里に助けを!
助けを求める視線を絵里に送ると…………微妙な表情が帰ってきました。
「ごめんね海未。助けてあげたいんだけど……私も気になってるのよね」
まさか絵里まで!?
じ、じゃあ真姫は!?
「こうなった希達を私が止められると思う?」
「言っておくけど、私にも無理よ」
「凛はかよちんの味方にゃー」
…………どうやら私の味方はここには居ないようです。
「…………わかりました。話せばいいんですよね」
そういうと皆が私を見つめます。
真姫やにこも興味あるんじゃないですか…………。
ただこのあと、少しいや……かなり後悔しました。
「まだ……何か聞きたいことはありますか?」
あれから何時間経ったでしょうか……。今日優希さんに頂いた私の部屋の話をしてから穂乃果が『その部屋見たい!』っと言って、二階の私の部屋に移動してから時計を見ていないです。
部屋に来てから、先程より詳しく優希さんとあったことを喋らされました。
あれ?そういえばいつの間にか、にこやことりそれに絵里が居ませんね……。
コンコン
「入るよ海未」
ノックをして入って来たのは優希さんでした。
いつの間に帰って来ていたのでしょう?
全く気づきませんでした……。
「いつ頃帰って来たんですか?」
「三十分くらい前に。それより面白い話でもしてたの?俺が出てから話してたようだから、三時間くらい喋ってるけど」
そんなに喋っていた……いえ、喋らされていましたか……。
いつの間にか夜になってますし
「海未ちゃんと優希さんのことを聞いて盛り上がってたの!」
「でも、ほとんど海未ちゃんのノロケ話やたけど」
穂乃果が答えた後、希がニヤニヤした表情で優希さんに言った。
「な、何を言っているんですか希!?」
「いや、でも聞いてる方からしたら結構、あれだったわよ」
「確かにそうだにゃ。なんだけ『優希さんに抱き締められた時の気持ちと言ったら――』
「凛!それ以上言ったら怒りますよ!それに優希さんもニヤケないでください!」
何であんなことを言ってしまったんでしょう……。
「それで何か用事があったんじゃないの?」
真姫が冷静に優希さんに聞く。
そういえば、何の用でしょう?
「ああ、海未が可愛い過ぎて忘れてた。ご飯できたから呼びに来たよ」
優希さんはそういいながら私の頭を撫でます
「……私はこの甘い雰囲気だけでお腹一杯よ」
真姫が呆れたように呟く。
「まぁまぁ折角作ったんだから食べててよ」
そう言うと、私と真姫の手をつかんで一階に向かいます。
「今日は海未の誕生日なので、豪華です!」
リビングに着くとテーブル一杯に料理が置いてありました。
「料理はほとんど、にこちゃんとことりと絵里が作ってくれました。それで俺はケーキ。さっき作って来たから、出来立てだよ」
ちなみにパティシエの人と作ったから美味しい思うよ。っと優希さんは笑みを浮かべながら話してくれます。
ずっとこれを用意してくれてたのですね
「ありがとうございます!ことりやにこと絵里も」
「あ~、美味しかったね海未ちゃん!」
「はい!」
皆で夕食を食べ終え、ソファーで横になっている穂乃果が満足そうな笑みを浮かべながら話しかけてきます。
ちなみに優希さんは食器を洗っています
本当は食べてすぐに横になるのは良くないんですが、今日は特別に許してあげます。
「あ!ねぇ今渡しちゃおうよ?」
穂乃果が急に起き上がり、絵里に何かを相談します。
「そうね、今が良いかもね」
「じゃあ穂乃果から!」
穂乃果は自分の荷物が置いてある所から、何かを取りだし
「海未ちゃん!穂乃果からの誕生日プレゼント!」
渡されたのは私が好きな、穂乃果の家のお饅頭とお饅頭引換券と手書きで書かれた紙が十枚でした。
「これは穂乃果が作ったほむまん!こっちの引換券はいつでも来てくれたら、私が頑張って作るよ!」
ふふ、穂乃果らしいプレゼントです
「ありがとう穂乃果」
「次はことりからプレゼント!」
ことりからは…………なぜかメイド服を
「これを着て奉仕してあげれば、きっとユウさんも喜ぶよ!」
……本当でしょうか?
んー、優希さんも男性ですからやはり喜んで頂けるのでしょうか
「可愛いから大丈夫だよ海未ちゃん!」
「そ、そうですか?ありがとうございます。……いつか使わせて頂きます」
「それじゃあ次は私と希から」
絵里と希からは
「袴と御守りですか」
「ええ、この間、『新しい袴が欲しいですね……』って呟いてるのを偶然聞いてね」
「そんでな、こっちの御守りは、ウチが知ってる中で一番スピリチュアルパワーがある神社で買ってきた御守り。これを持ってれば海未ちゃんに良いスピリチュアルパワーをくれるはずや」
「ありがとうございます。大切に使わせて頂きます」
「凛とかよちんからはこれにゃ!」
花陽が段ボールから……炊飯器を取り出しました。
「ご飯を美味しく炊いてくれる最新の炊飯器です!優希さんと一緒に、美味しいご飯を食べてください」
「ありがとうございます。……でも、こんな高価な物貰って良いんですか?」
最新の炊飯器ってかなり高いと聞いていますが……。
「大丈夫です。凛ちゃんがラーメンの大食いの景品で貰っていた、たくさん買い物券で買いました」
「凛が持ってても使わなかったから何の問題ないにゃ!」
ああ、だから凛と二人のプレゼントなのですね
「さて、最後は私と真姫ね」
「……ねぇ、本当にこれを渡すの?」
真姫が微妙な表情でにこに聞きます。
……そんな変な物なんですか?
「当たり前でしょ!一緒に住むんだからちょうど良いじゃない」
そう言うとにこは私の前に可愛いらしい袋を出します。
「もう……どうなっても知らないわよ」
真姫もにこと同じような袋を出します。
……本当に何が入ってるのでしょう?不安です
「選んでる時は真姫だってきちんと選んでたじゃない」
「あれは!にこちゃんがそう仕向けたんでしょう!」
真姫が真っ赤にして反論しています。
とりあえず二人の袋を貰います。
「早く、開けなさいよ。優希さんが戻って来ちゃうわよ」
優希さんには見せたくない物…………まさか
にこから貰った袋を開けると…………黒のセクシーな下着が入っていました。
真姫の方は…………青のストライプの下着でした。
「に、にこ!真姫!これはどういうことですか!?」
「勝負下着ってやつよ。これで誘惑しちゃいなさいよ」
勝負下着……。誘惑……。
「っていうか海未。アンタ、ことりから聞いたけど」
黒のセクシーな下着……。
「アンタ、どんだけ胸が成長してんのよ!」
「きゃあ!な、何をするんですか!?」
突然、背後からにこに胸を揉まれます。
本当に何なんですか!?
「一年前はにこより少し大きかっただけなのに、今やことりと同じくらい大きくなんてのよ!?」
えーっと…………あ、
「愛…………でしょうか?」
「「「………………」」」
皆が私を無言で見つめます。
やはり変な解答ですよね!うぅぅ、恥ずかしいです!
「「海未ちゃん可愛い!」」
穂乃果とことりが私に抱きついてきます。
穂乃果に至っては私の頬にすりよってきます。
「何だか海未は前に比べて可愛い時が増えたわね」
「そうですか?私としては変わってないのですが」
「きっと優希さんのお陰ね」
絵里がニコニコしながら答えてくれます。
「とりあえず、にこ、真姫、ありがとうございます」
こ、この下着たちは…………そういうと時に使いましょう
「なにやってんの海未?」
先程までお皿を洗っていた優希さんが戻ってきました。
あっ!あ、あの下着を隠さなくてはっ!
優希さんの目に入る前に袋に入れ隠します。
……まだあれを見せるには心の準備が整っていません。
「み、皆からプレゼントを頂きました」
「そうか、良かったな」
優希さんは優しげに微笑むと私の近くにまでより頭を撫でてくれます。
「優希さんは海未ちゃんにあげないの?」
穂乃果が私から離れて優希さんの近くまで行き、首を傾けます。
「あ、そうだな。ちょっと待ってて」
優希さんは二階に上がっていきました。自室に行ったのでしょうね
ーーー優希さんからのプレゼント、とっても楽しみです
「お待たせ」
優希さんが後ろに何かを隠しながら降りてきました。
……かなり大きいですね
「はい、海未。誕生日おめでとう」
皆が見つめる中、優希さんがくれたプレゼントはーーー私がずっと欲しかった弓でした。
「大学に行っても弓道やるでしょう?だからこれは一応誕生日プラス入学祝い」
とっても嬉しいのですが…………やはり優希さんから見て私はそういう風に見えているのですね。
……少しわがままを言うなら、優希さんからは女の子らしいプレゼントが欲しいかったです。
「ユウさん、これで終わりですか?」
ことりが笑顔で聞いていますが、すごく黒いオーラを放っています。
ことりも私のことを理解してくれたみたいで、優希さんに怒ってくれてます。
「ことり、俺は穂乃果やことりが海未に会う前から海未のことを知ってるんだよ。…………これで終わると思う?」
「それでこそユウさんです!」
ことりからオーラが消え、いつも通りの笑顔になります。
「海未、これが本当の誕生日プレゼント」
渡されたのは、綺麗にリボンがまかれた小さめの箱でした。
「ありがとうございます!……開けてもいいですか?」
「うん」
リボンを取り蓋を開けると、中に入っていたのはーーー青い星のついたネックレスでした。
ーーー綺麗
スクールアイドル時代にこういった装飾品を見てきましたが、どれよりも綺麗に見えました。
「つけてもいいですか?」
「いいよ、でもどうせなら俺がつけてあげる」
優希さんは私の手にあるネックレスを取り、私の首につけてくれます。
「うん、とても似合ってる。可愛いよ海未」
……ずるいです。こんな時に言われたら……女の子は誰だって嬉しいに決まってるじゃないですか
「海未ちゃん、顔真っ赤」
「可愛いよ海未ちゃん!」
「熱々ね」
「羨ましい?」
絵里が言ったことに優希さんが返します。
「ちょっとだけ……」
「大丈夫だよ。絵里は海未に負けず可愛いからいい人が見つかるよ」
絵里は頬を赤らめて、微笑みます。
む、優希さんが魅力的なのは昔から知ってますけど……こういうところを見るとちょっと不安です。
…………優希さんは私の―――。
はぁっ!何を考えているんですか私は!?
絵里にどんな感情を向けているのでしょう!絵里は関係ないじゃないですか…………。
そうです、こうならないように私が頑張れば良いんです!
いつからでしょう、優希さんを独占したい気持ちが芽生え始めたのは?
あれから皆は少ししてから皆は帰って行った。
海未は『疲れましたので、今日はもう寝ます』と言って自分の部屋に行った。
海未が部屋に居るので、俺も自分の部屋に居る。
リビングに居ても海未が居ないと暇だし
コンコン
海未かな?
「入っていいよ海未」
ドアがノックされて、海未が入ってきた。
だが、その格好が凄かった。
「ど、どうでしょうか…………ご、ご主人様?」
ーーー
ミニスカートのメイド服で、黒のニーソックス。ニーソックスとスカートの小さな隙間から見える、海未の白い太ももがなんともセクシーだ。
顔を真っ赤にして恥ずかしいそうに言う仕草はとても可愛い
「とても可愛いよ、メイドさん」
それにしてもよく海未がこんなメイド服を持ってたな
ことりに借りたのかな?でもそれだとなんで借りたんだ?
そもそもなんでメイドの格好で俺の部屋に?
「良かったです……」
海未がホッとしたように小さく呟く。
「それにしてもどうしたの、そのメイド服?」
「今日、ことりからプレゼントで頂きました」
「なるほど、中々いいセンスしてるよねことりは」
「………………」
ことりの話をすると、急に海未が黙る。
「……?どうしたのう―――」
言葉を言い切る前に、海未がベットに座っている俺を押し倒し、唇を奪われる。
「……私……を……」
海未が唇を離し、俯いて俺に小さく何かを言う。
「な、なに?」
「ーーー私だけを見てください!」
大きな声をあげて顔を上げる海未
顔を上げた海未は……泣いていた。
「無理を言っているのは分かっているです!アイドルをやっていてお世辞が苦手な優希さんには……。でも、嫌なんです!他の女性と楽しげに喋っている優希さんを見るのが、恋愛感情がなくても私以外に『好き』と言っている姿を見るのが!…………でも一番嫌なのは、そんなことを思ってしまう私自身に。醜い私が嫌いなんです」
…………知らなかった海未がそんなことを思っていたなんて……。
まだ、誰にも言ったことの無い言葉を海未に伝えよう
俺にはこれしかできないから
「海未」
俺は名前を呼んで、海未の頭を俺に引き寄せキスをする。
「ーーー愛してる」
「え?」
「確かに、俺は嘘つくの下手だから可愛い子がいれば可愛いって言う。海未以外にも好きって言う。だから海未だけを見るのは無理だ。でも、『愛してる』は海未だけにしか言わない。…………だから」
雰囲気もあったもんじゃないけど、もう言ってしまえ
「ーーー俺と結婚してほしい」
「わ、私なんかで良いんですか?こんな醜い私で」
「海未は醜くないよ。俺のことをそれだけ思ってくれてるだけでしょ。それに俺も海未が良いんだ、海未じゃなきゃ嫌だ」
泣いている海未の涙を指でふく。
「わ、私、とてもっ、嬉しいです」
また、海未が涙を流す。
「それで海未。返事もらえる?」
海未が嬉し泣きしてる時点でわかるけど、やはり言葉で伝えてもらいたい
「よろしくお願いいたします!」
笑顔の海未が抱きついてきて、その勢いでベットに倒れる。
可愛い奴め
ん?…………エロいな
「海未、なんかムード壊すようで悪いけど…………随分とセクシーな下着だね」
海未が抱きついてきた時になんでか海未の短いスカートが捲れていて、黒い下着が見えている。
こういうのも似合ってる。っていうかエロい
「え?……っ!?こ、これは、にこから頂いた物で!…………優希さんを誘惑するために……」
スカートの中が見えていることに気がつくと、顔を真っ赤にする。
…………『誘惑』の部分がとってもエロかった
「それじゃあ海未に誘惑されていい?」
「……はい、してください」
メイド服を着た海未と初めての夜を過ごした。
「もう朝か」
私の隣で優希さんが呟くように言います。
今は私と優希さんはベットにいます。
……さっきまでしていたので…………お互い服を着ていません
その為、私は胸を布団で隠して起き上がります。
「……優希さんがここまでエッチだと知りませんでした」
「それは海未の体が気持ちいいから。……特にこことここね」
「ひゃあっ!?」
突然、優希さんが私の胸と……あそこを触ってきます。
「ん……、もう何をするんですか」
「あはは、ごめんごめん」
……別にいやじゃないですけど
「さて、海未。俺から三つお願いがあるんだけど」
「なんですか?」
「『結婚してほしい』って言ったんだけど……少し待っててくれない?正確には四年」
「えっ?…………それはどういう意味ですか?」
「あっ!海未が問題じゃないからそんな落ち込んだ顔しないで!……俺だってすぐに結婚したい」
落ち込んだ私に気付いた優希さんがすかさずフォローしてくれます。
…………小さく口にした言葉はちょっと嬉しかったりします。
「ただ、海未は四月から大学生だろう?今、結婚するときっと大学に集中できないと思うから。……マスコミとかで」
そういうことでしたか。
やはり、いつも私のことを考えてくれますね
「ふふ」
「ん?何か俺面白いこと言った?」
「いえ、それより二つ目のお願いは何ですか?」
「ああ、これは個人的なお願い何だけど…………海未はいつになったら『さん』付けをやめてくれるの?」
「あー、えーっと……」
何度か呼ぼうとしたんですけど……約十年間呼び続けたのを変えるのは難しいです。
でも、初めてをあげられたんです。頑張ります!
「ゆ、ゆ、ゆう」
「ゆっくりでいいよ」
優希さんが優しく頭を撫でながら言ってくれます。
……頑張れ、私
「ーーー優希!」
「はい、良くできました」
優希さんが、ぎゅっと抱きしめてくれます。
んっ、嬉しいですが……シーツが……。
「あ、あのそれで最後のお願いは?」
んんっ、……擦れて気持ちいい
何となく雰囲気でなんだかわかりましたけど
「海未も分かってるでしょ?…………海未の裸見てたらしたくなちゃった」
「もう…………優希の望みならいつでも良いですよ
優希は一度口付けをすると、また私を押し倒します。そして何回目かの行為を始めました。
結局、お昼まで二人でベットでしていました。
……優希のエッチ
四年後
「海未、結婚しよう」
「はい」
大学の卒業式後、優希が私に四年前のように告白してくれます。
この日をどれだけ楽しみにしていたか
「私を絶対に、幸せにしてくださいね」
「任せとけ!」
私、貴方と出会えて幸せです!
どうでしたか?
私なりに頑張ったつもりです!
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今後の予定は活動報告書に書きますので、良かったら読んでください!