安心院さんと炬燵に入って蜜柑を食べつつ駄弁りながら物語を傍観するだけの簡単なお仕事。因みに時給2500円   作:惰猫

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安心院さんと水中玉入れをしつつ介入する第十ページ目

さて、普通に始まろうとしている部費争奪戦。

でも、そんなものじゃ面白くないよな?やっぱりネタが欲しいよな?

と、言うわけでなんのおもしろみもない真面目な回には介入していこうと話し合った。

ま、戦いはしないけどな。

 

「それにしてもわらわら居るね」

 

「言い方悪くないか?」

 

「別に、人がゴミのようだと思ってるだけだよ」

 

確かにわらわら居るんだよな。

ま、部費がかかってるししょうがないっちゃあしょうがないんだろうけどさ。

 

「俺達は部費に困ってないんだけどな」

 

「この回のネタの少なさに困ってるけどね」

 

「メメタァ」

 

でも実際この部費争奪戦はネタが少なくてピックアップもしにくいんだよな……。

ま、それはそれとしてだ。

 

「やるからには?」

 

「全力だね」

 

「何に全力を尽くすんだ?」

 

「ネタに全力を尽くすんだよね?」

 

「で、その三人目って奴は?」

 

「僕は一緒にいるのが激しく嫌なんだけどね」

 

「はじめまして~佐藤くん~」

 

「……え?大刀洗先輩じゃないか」

 

「お~知ってるんだ~」

 

「つか、動いてるのを初めて見たぞ……」

 

俺は今猛烈に感動しているッ!

なぜならば彼女の働いたり立ったりする姿はとてつもなく珍しいからだ。

多分、写真に撮って売ったら物凄い値段になるだろうな……。

ま、そんなことしなくても貯金が凄いコトになってる訳なんだが。

 

「大刀洗先輩は何故にゲーム部に?」

 

「君がいるからだよ~」

 

「……」

 

なじみさんの目が怖いです。

正直球磨川くんと戦う時より不気味で怖い。

あと、大刀洗先輩の目も見えないけどなじみさんを睨んでる感がある。

……コレが修羅場かッ!?

 

「取り敢えず、がんばりろう!」

 

「お~」

 

「……はぁ」

 

『さあ、貴様達!戦争の時間だ!働かざる者食うべからずと言うが、コレは心理に反している。

 私たちは寧ろこう言うべきなのだ。働いた物は食って良い!貴様達欲しい部費は勝って得よ!!』

 

いきなり何か言い出したな……。

普段なら落ち着いて見られるんだが、

まさかの両腕を組まれるという幸せイベントが起こっていてそれどころじゃない。

 

『えー、それでは競技の説明に移りたいと思います』

 

さっきのテンションからのこのテンションである。

ま、長くなるので要約すると。

・代表者三名の参加

・男子生徒へのハンデ

・生徒会よりも総合得点が高い場合無条件で予算三倍(因みに黒神さんの自腹)

 

『それではここに第一回水中運動会の開催を宣言する!!』

 

第一種目は水中玉入れ。

水の中の球を拾って突っ込むだけの簡単なお仕事。

と、言うわけで。

 

「がんばってね」

 

「がんばれ~」

 

「だと、思ったよ!」

 

ヘルパー付けてるけど正直関係ない。

俺には水の抵抗は関係【ない】し、

玉を投げるとカゴに入ら【ない】なんてことは絶対に【ない】からな。

 

「俺は一発の弾。弾は人の心を持たない。故に何も考えない。ただ目的に向かって飛ぶだけ」

 

ドパッ。

 

「おお~」

 

「スキルは卑怯じゃないかい?」

 

「使えるモンは使うんだよ」

 

ま、もとよりバレる気はないから。

俺が能力を使ったなんて、なじみさん以外が気付く筈が【ない】んだからな。

取り敢えず入れるだけ入れたから暇だな……。

 

「あ、そうだ。邪魔しよう」

 

「……何をする気?」

 

「佐藤くんのやることは何時も予想の上を行くからね~。

 知られざる英雄な会長を倒したときも吃驚しちゃったよ~」

 

「そのコトを知ってることに吃驚だよ……」

 

さて、つまめる物を作るために時間を止める。

さて、何を作ろうか……?

 

「クッキーが良いな」

 

「了解」

 

さぁて、そろそろネタ切れしてきたので新しいパターンで行こうと思う。

では、コレをかけてレッツクッキング♪

 

-ごまだれ~♪-

 

「ゼ○ダ!?」

 

「新しいだろ?でもコレ、一発ネタなんだぜ?」

 

「だろうね。寧ろコレ連発するのは可笑しいからね」

 

「取り敢えず、普通に美味しく出来たと思うぞ」

 

それはそれとして時間を戻す。

 

「あれ~?何で急にクッキーが?」

 

「俺の手作りだから食ってみたらどうだ?」

 

「そうだね~」

 

クッキーは皆で美味しく頂きました。

さて、それは兎も角だ。

 

「終わらないな……」

 

「だね」

 

「何かするみたいだよ~、ほら~」

 

黒神さんが一気に球を掴んで、黒神さんがスリーポイントッ!

ココで人吉くんのセリフ!

 

『どこにいたって同じですよ。反則と卑怯が貴女の志なら、王道と覇道がめだかちゃんの志!

 めだかちゃんはいつでもどこでもその志を貫いている!』

 

流石だな。

セリフが格好いいし、今回は服を着ていないから余計に格好良く感じるな。

 

「週刊少年ジャ○プでいう平凡系主人公だろうからね」

 

「いや、割と平凡じゃない気がするんだが」

 

「そうだね~。あの娘について行くにはそれ相応の力がないと無理だろうからね~」

 

正直俺は人吉君を一度も平凡だと思ったことはない。

人吉君から感じるオーラはなじみさんや黒神さん、球磨川くんに匹敵する。

故に俺は人吉君を一度も普通で平凡で退屈な男だと思ったことがない。

 

「それにしても黒神さんの真似を皆しだしたな」

 

ま、競泳部が俺達の次だった訳だが。

……それにしてもアイツ達は命が要らないのか?

正直バカだとしか思えない。

 

「人間の欲望は醜いんだよ」

 

「概ね同意だね~」

 

「概ね、と言うことは同意できない部分があるんだな」

 

ま、俺も若干同意出来ないわけだが。

 

「好きな人と一緒に居たいっていう欲望は醜いのかな~?」

 

「……さぁね」

 

やっぱ変わったよな、なじみさん。

良い方向に変わってくれてお兄さんは嬉しいよ。

……一回くらいお兄ちゃんって呼ばれてぇなあ。

兎も角、次の種目も人目を忍んで目立とうかな。

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