安心院さんと炬燵に入って蜜柑を食べつつ駄弁りながら物語を傍観するだけの簡単なお仕事。因みに時給2500円   作:惰猫

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安心院さんが裸エプロンしつつ傍観する三箱目

『デ、デビル格好ェ!!』

 

「デ、デビルだせぇ……」

 

球磨川くんの挨拶は、後継者編のものでは無いぜ?

さて、今日は何をしようかな?

 

『反骨精神の塊じゃねぇか!!』

 

「それにしても人吉くんってばセンスがなさ過ぎるぜ」

 

「正直、頭が痛くなる程ダセェもんな」

 

「それよりさっきの後継者編って何なんだい?」

 

「さぁ?」

 

分からないもん聞かれても「さぁ?」って答えるのが精一杯だな。

俺は何も知らないからな。

 

「……何も知らないのにその言葉が出るってのは可笑しくないかな?」

 

「そんなことより、今日は抹茶ケーキ作るから楽しみに待っててくれ」

 

「……物凄く僕に関係しそうなんだけど?」

 

その話題はどっかに置いておかないと悪電波にやられんぜ?

それはそれとして、今回は可愛い女性がどうやら依頼者の様だ。

因みにストライクゾーンです。

 

「……お安い手加減」

 

「イテェ!?な、何すんだよ!?」

 

「……知らないよ。早く作ってきて」

 

「……?ま、良いか」

 

因みにストライクゾーンド真ん中はモチロンなじみさんである。

なんというか……いいよね。

 

「……はーやーくー!!」

 

「分かってるよ、なじみさん」

 

さて、俺のストライクゾーンの話だっけか。

俺のストライクゾーンは黒髪で長髪。

胸はそれほど大きくなく、大和撫子が大好きである。

それは置いておいて、だ。

今日は抹茶ケーキと紅茶を作るぜ♪

いつもの如くアレを流してっと。

それではレッツクッキング♪

-テッテテテテテ♪テッテテテテテ♪テテテン♪テテテン♪テテテン♪テテテン♪テテテテテン♪

 

「ロイヤル上手に出来ました♪」

 

「ロイヤル!?」

 

「ん?何か可笑しいこと言ったっけか?」

 

「いやいやいやいや!今君、完全にウルトラじゃ無くってロイヤルって言ったよね!?」

 

「……?」

 

全く、訳が分からないよ。

 

「兎にも角にも、出来たから食いつつ見てようぜ」

 

「……腑に落ちない」

 

さて、今はどういう風になってるのかな?

 

『「陸上部女子」で「陸上歴はそれなりに長く」「短距離を専門」とし

 「有明二年生と同種のシューズを愛用」「左きき」で「文車新聞を購読」し

 「23ブロックに住んでいる」誰かだ』

 

「す、推理力がありすぎてキモイ……」

 

「アレが、あの娘の主人公たる性能だよ。ま、全く興味のかけらすら持たないけどね」

 

「そうなの?まぁ、俺も黒神さんには興味が湧かないけど」

 

「……どうしてだい?」

 

「ん?何か一緒に居ても楽しくなさそう」

 

それに自分を塗りつぶされそうだしな。

だって、あの剣道部員だって急に改心したし、何というか恐怖を感じるな。

 

「じ、じゃあ僕と居て楽しいのかい?」

 

「いや、前も言ったけど何でもっと早くになじみさんと会えなかったのか後悔する程今は楽しいぜ」

 

それにしても、球磨川くんも怖いけど、須木奈佐木咲って子も怖いんだよね。

なんか操る能力らしいし?ま、既にコピーしたんだけど。

 

「……あれ?何故に黒神さん走ってるの?」

 

「諫早って子が逃げ出したからついて行ってるんだよ」

 

「……ねぇ、フルマラソンを二時間で走れるってどんだけなん?」

 

「何で大阪弁になったのかは分からないけど、彼女だからこそだね」

 

……やっぱり俺黒神さん苦手だわ。

何でも出来て、何にも欠点がないなんて嫌だわ。

 

「……僕も欠点はないけどね」

 

「いや、なじみさんの場合は料理も出来ないじゃん?スキルなけりゃ」

 

「……喧嘩は買うぜ?」

 

「いや、逆に言えばそのお陰でなじみさんと居れるんだろ?

 あ、それと時給を少しだけ上げてくんね?生徒会○一存全巻揃えてくる」

 

「……なんで上げて落とすかな?それと流石に拒否するよ」

 

「やっぱり?」

 

ま、俺としてはなじみさんと居られるなら異世界に逝ってもいいけどね。

寧ろなじみさんと居れないなら俺は直ぐに戻るけどな。

 

『なんで下にジャージを着てるの?』

 

『格好いいと言え!』

 

「無理だろJK」

 

「同意するぜ」

 

「なじみさんや、何故に裸エプロン?」

 

流石にツッコミざるを得なかった。

うん、何処ぞの裸エプロン先輩じゃないけど興奮しちゃったぜ。

 

「なんとなく、だよ。僕がそれ以外にわざわざ炬燵を出ると思うかい?」

 

「思いません」

 

さて、と。

目の保養を十分にしたところで、今日は二度目のクッキングでございます。

因みに作ろうとしているのは蜜柑のパイでございます。

と、言うわけで音楽を付けて、レッツクッキング♪

 

-テンテンテレテン♪

 

「……何でポケモ○センター?」

 

「いや、同じ話に複数回同じ音楽を流すのは常識が無いと思うね」

 

「メメタァ」

 

「それにしても人吉君は色々凄いな」

 

「だね。もし君と出会ってない時のままこの世界を漫画の世界だと思ってたら、

 彼に打倒してもらってただろうね。ま、君のお陰でこの世界に興味が湧いた訳なんだけどね」

 

「そう言ってもらえたなら幸いだわ」

 

話がずれてたな。

えーと、なんだっけ?

fate○zeroは何であんなに鬱展開だったのか、だっけか?

 

「どうしてそうなった?」

 

「こうしてこうなった」

 

「こうしてこうなったじゃ意味が分からないよ」

 

「そうしてああしてこうなった」

 

「もう、何が言いたいのか解らないよ」

 

「取り敢えずそれは置いておいて、だ。

 なじみさんや?今日はずっと裸エプロンで居るつもり?風邪引くぜ?」

 

「ま、引いたら僕につきっきりで看病してくれるんだろ?」

 

「もちろん」

 

「じゃ、別にいいじゃないか」

 

『剣道三倍段って知ってっか!』

 

「ブハッ!?」

 

な、何故に録画してるんだ!?

ふ、不意打ち過ぎるだろ……。

と、兎も角、明日も面白いコト起こればいいな。

 

『パリィパリィパリィ!!』

 

「何で麦のん!?」

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