安心院さんと炬燵に入って蜜柑を食べつつ駄弁りながら物語を傍観するだけの簡単なお仕事。因みに時給2500円 作:惰猫
日曜日。
そう、Sundayである。
父親は布団の中で昼ぐらいまでゆっくりと寝て、母親は無駄に早起きする日曜日である。
因みに俺が外出出来るのは土曜日と日曜日だけである。
「さて、ラノベ買い漁るか……。ISも新刊出るとか聞いたケド発売すんのかな?」
「さぁ、どうだろうね?」
「つか、なじみさんは話したんだろ?生徒会長さんと」
「うん、恋する乙女だったね」
……恋する乙女ってか。
ま、俺には関係ないし良いか。
ついでに言うと俺は2ndな幼なじみがあのヒロイン達の中なら好きだな。
性格がドストレートにものを言うってのが良いな、やっぱり。
「回りくどく喋る僕への当てつけかい?」
「いや、あんなストレートに物を言うのが創作物以外に居たら逆に裏を疑うな」
「へぇ」
「黒神さんにも時々裏があるんじゃないかと疑ってしまうんだよな」
「ま、言って創作物だしね」
「メメタァ」
ま、そんな結構メタな会話はDドライブに置いておいて。
「それにしても箱庭学園って元々なじみさんの完全な人間を作る為の物だったよな」
「うん、そうだけど?」
「何でそんなことを?」
「……ま、何となくかな」
……ふむ。
ま、若干渋ってるしこの話題に触れるのは止めておこうかな。
つか、三年も一緒に居てこの話題を出さなかった自分が若干不思議ではあるがな。
「それにしてもなじみさんの格好が何故パーカーなのか聞きたい」
「何となくだね」
「便利だな、何となく」
「便利だよ?何となく」
「そうか、なら俺も何となく何となくを何ともないときに何気なく使おうかね」
「そうだね、僕も何となくを何となく使ってるから何回何となくを言ってるのか解らないけどね」
それは何となく部屋の隅に置いておいて。
今日のこのシチュエーションは周りから見たらデートな気がする。
と、それも何となくロケッ○団の基地に置いておいて。
「本屋が遠い」
「寧ろ学園がでかすぎるんだろうね」
「つか、何故学園を横切ろうと考えたんだ?」
「……君と少しでも長く一緒に居たかったんだ」
……ズキュンッ、バキュンッ!
「なんて嘘だけどね」
「だと、思ったけどね。と、言うより24時間365日を三年間分一緒にいるじゃん?」
「お風呂もトイレも一緒じゃないけどね」
「寧ろそれが一緒だったら俺の何かが失われてるだろうな」
「童○かい?」
「なんでやねんッ!」
襲う気かッ!?襲う気なのかッ!?
ま、まあ、それはタンスと壁の間に投げ捨てておいて……。
「本気で遠いな……」
「……家に戻らない?」
「……そろそろ昼飯時だし、一回戻るか」
「じゃ、入って」
「ういい」
…………え?
アレ?なんか今何処ぞの賢者みたいなコトしてなかった?
「いやいやいやいや、最初からそれ使えば良かったのに……」
「君とすこs」
「そのネタは二度目ですのでお気を付けて」
「何で敬語?」
「何となくだな」
「便利だね、何となく」
「その件も二度目だからなッ!?」
ま、別に良いんだけどな。
俺としては少しでも身体を動かせたからリフレッシュ出来たし。
そう言えば、土曜日は何故か目が覚めなかったんだよな……。
「何でだろうね」
「何でだろうな」
ま、取り敢えず炒飯つくるか。
「なじみさん、炒飯で良いか?」
「良いよ」
いつものようにコレをかけてっと。
それではレッツクッキング♪
-テッテテテテテ♪テッテテテテテ♪テテテン♪テテテン♪テテテン♪テテテン♪テテテテテン♪
「ミラクル上手に出来ました♪」
「ミラクル!?」
「うい、ミラクル」
「……何だい?何か変な物が出来たのかい?」
「いや、ものっそい黄金に輝く炒飯が出来た」
「何……だと?」
ま、俺も出来たときは本気で驚いた。
まさか純金じゃないのか?と疑う程度の黄金炒飯が出来るなんて予想外過ぎる。
「ほら」
「……コレはすごいね」
「俺もそう思う」
まさしくどうしてこうなった?
(良い意味で)って付くけどな。
「パラパラだし、良い感じに光が反射してるんだよね」
「そうなんだよな」
今日は学校休みだから観察するにも観察できないんだよな。
いや、生徒会自身はやってるんだろうけどな。
「と、言うよりなじみさんは何時も何時の間にか炬燵に入ってるよな」
「君と一緒に居るようになってから炬燵が好きになってね」
「ま、距離感も近く感じるしな」
「実際に近いけどね」
因みに炬燵の大きさは80×200くらいの大きさだ。
そして、隣になじみさんが座ってる。
「兎にも角にも暇だな」
「全くだね」
……あ、そういえば。
「なじみさんって好きなラノベとかあんの?」
「うーん……。特にコレといって物はないね」
「ふむぅ、後で俺のお薦めの渡すわ」
「暇つぶしくらいにはなるかな」
「なるだろうな」
「と、言うより今何でそんなにどうでもいい話をしたんだい?」
「暇だからな」
「そうか、暇なら仕方ない」
「寧ろ暇じゃなかったらこんな話しないだろうな」
「だろうね」
……あ、パーカー新しいの作ったんだった。
因みにどっかの目隠しなコードのパーカーを見よう見まねで作った。
「へぇ、なら阿吽のパーカーを僕に作ってよ」
「了解」
……ま、こんな何気ない話題でも何だかんだで楽しいんだよな。
それはそれとして、明日はどんな風に過ごせるのか楽しみだな。