安心院さんと炬燵に入って蜜柑を食べつつ駄弁りながら物語を傍観するだけの簡単なお仕事。因みに時給2500円   作:惰猫

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安心院さんと学園を歩きつつ傍観する八日目

学校である。

まごう事なき学校である。

何故かなじみさんと一緒に箱庭学園に飛び込むことになった。

 

「で、今回はどうしたんだ?」

 

「いや、流石に炬燵に居てばっかりじゃ身体が鈍るからね」

 

「なるほど、いつもの如く思いつきなんだな」

 

なじみさんは何時も思いつきで喋るとき若干目線を下に下げるんだよな。

 

「ま、そういうことだよ」

 

兎にも角にもウロウロしようかね。

……それにしてもひっさびさだなぁ。

 

「君はそう言えば13組だっけ?」

 

「……あの糞爺に巻き込まれてな。

 急に『賽を振ってくれんかね』とか言われて全部角立ちしたら突っ込まれた」

 

「……そんなコトになるんだね」

 

「適当に振ったらそうなった」

 

「適当に振ればそうなるものなのか……」

 

……本気で普通の目が出れば良かったのに。

ま、そのお陰で別に学校行かずになじみさんと喋っていられる訳なんだけれども。

あの爺ウゼェんだよな……。

なんか、実験に入れ、実験に入れって。

 

「……はぁ」

 

「大丈夫だよ。そんな戯れ言ほざけないようにキッチリしっかり教育してくるから」

 

……なんか殺意で満ちあふれてんなぁ。

つか、こんなに殺気出してて黒神さん達変態生徒会に見つからないのかな……?

 

「大丈夫だよ。コレはご都合主義結界と言ってだね……」

 

「メメタァ」

 

ま、そんな流れは生徒会に置いておいて。

 

「で、どうするんだ?」

 

「当てもなくブラブラするしか……ねぇ?」

 

「……なら隠れて観察とか面白そうじゃない?」

 

「……なら、ダンボールは必須だね」

 

某蛇の大佐に習ってダンボールを被って隠密行動をするのが決まりだよな。

寧ろダンボールを被らずして何が隠密なんだろうか、いや被っていなければ隠密ではない!

 

「反語にするほどのことかい?」

 

「別に反語にするほどのコトでもないけどな」

 

てか、普通にダンボール被ってた方が見つかる気がする。

 

「概ね同意だね。……それより地の文を読まれてることにはツッコまないのかい?」

 

「ツッコんで欲しいのか?」

 

「……べ、別に?」

 

「なら良いじゃん」

 

「むぅ……」

 

俺を驚かせたいなら手ブラジーンズでもすることだな。

裸エプロン先輩もとい手ブラジーンズ先輩も言ってたじゃないか。

 

「今週のジャ○プだね」

 

「メメタァ」

 

本日二度目である。

ま、それは置いておくとしてだ。

 

「……もう普通に腑罪証明で入れば良くね?」

 

「なんの面白げも無いけどそれでも良いね」

 

「あ、そう言えば何でか解らないけど死延足って言うスキルがコピーされてたんだが」

 

「……え?」

 

「アレ?何か駄目な感じのスキルなのか?誰も使ってないのに何故かあるこのスキル」

 

「え~と、簡単に言うと成長が止まり死ななくなるスキルだね」

 

……え?それって不老不死じゃね?

いや、え?ちょっと待ってくれ……。アレ?

 

「なるほど、なじみさんとずっとに一緒に居られる訳か」

 

「簡単に言うとそうだね」

 

「……なじみさん、わざわざ何故曲がる骨には曲がる肉ありを使ったんだ?」

 

「別に」

 

簡易的に説明すると曲解する程度のスキルである。

俺が言葉を発した瞬間だけわざわざ使うって何か嫌なコト言ったか?俺。

ま、取り敢えずそんな疑問は炬燵の中に入れておいて。

 

「じゃ、兎に角行きますか」

 

「だね」

 

取り敢えず到着するまでに料理をしようか。

 

「え?どうやってやるんだい?」

 

「こうやってだよ。時を操るスキル閉鎖時間」

 

「それ、東方の……」

 

「あぁ、知られざる英雄の人が俺も時操ってみてぇって言ってたから、

 取り敢えず手のひら孵しを弄って即興で作ってみたんだよ。なじみさんは無効脛で無効化してるだろ」

 

「無意識に発動していたみたいだよ」

 

「ここで他に動けるのはどこぞの偽善使いさん位だろうな」

 

それにしてもこのスキルは結構使い勝手が良いんだよな。勉強も出来るし、修行はしないが出来るしな。

簡単に言ったら簡易的な別荘だな。ネ○まのエ○ァが使っていた例のアレだ。

 

「危うい橋を渡るね」

 

「他に良い例えが見つからなかったんだよ」

 

さて、兎に角いつものように歌をかけて。

それではレッツクッキング♪

-テッテテテテテ♪テッテテテテテ♪テテテン♪テテテン♪テテテン♪テテテン♪テテテテテン♪

 

「ノリで上手に出来ました!」

 

「ノリでッ!?」

 

「因みに今日はアップルパイだぜ」

 

「いやいやいやいや、先ずノリについて説明してくれないかな?」

 

「ノリはノリであってノリ以外の何者でもないんだぞ?」

 

さて、そろそろ美術室である。

何というか、初めてじゃね?俺自身が出向くのって。

 

「そうだね」

 

「……だよな。しかも結局足で来たしな」

 

さて、『美術部 関係者以外立ち入り禁止』とか書いてあるけど無視して入る。

 

「生徒会を執行する!」

 

え、えぇ……。どうしてアンタ達水着なの?

 

「危ない危ない、目を閉じてて良かったよ」

 

「良かったな、吐き気がするからもうちょい目を瞑ってるといい」

 

……ダンボール被るっとくか。

ばれかけたら腑罪証明使って部屋まで飛べば良いしな。

因みについでに風王○界をつかって姿も見えないようにしてる。

 

「……部屋に戻らない?」

 

「……ま、良いけどな。どうせやることもないし」

 

「なら、先に行くね」

 

「……俺も行くか」

 

とぅ!

 

さて、部屋に戻ってきたは良いんだが。

 

「もう既に炬燵に入ってるし……」

 

しかも炬燵の布団の色が藍色になってるし……。

 

「……そう言えば水着と下着の違いって何なんだい?」

 

「さぁ……?」

 

アレって何が違うんだろう?

唯単に防水加工されてるのか、されてないのかだけなのかな?

 

「何なんだろうか……」

 

「それは置いておくとして」

 

え!?なじみさんの振った話題なのにほんの一瞬で終わらせた!?

 

「今日は疲れた。膝枕して」

 

「了解」

 

ま、こんなご褒美もあったし今日は今日で良かったってことかな?

明日は明日の風が吹くって言うし、明日はどんな風に過ごせるのか楽しみだな。

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