作者の宣言通り今月中に投稿出来そうなので投稿させて頂きますが最初はかなり文字数が少ない上今回はデトアラ成分が少ないです(苦笑)
それでも良ければ閲覧頂ければ幸いですm(_ _)m
ある少年が居た
少年は一人の少女に恋をした…が、その想いは叶う事無く寧ろ少年が亡き母から託された家族…弟と少女が想い合っている事を痛感した
少年には過去や未来を見通す力があった…そう、弟や少女に刺される瞬間にそう遠くない未来を観たのだ
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[へへ…可愛いな…]
清潔感溢れる病室に横たわる女性とその傍らに小さな身体を産着に包まれすーすーと寝入っている赤子を優しく見守る男性
[当たり前だよ…私達の子だもん…♪]
自分達の間に産まれてきてくれた赤子を愛おしそうに見詰める女性、少年にはこの二人に見覚えがあった…否、見覚え処の話では無い
(…恋…勇…)
此方からの声は二人には聞こえない、少年はあくまでも確定した未来を閲覧しているだけ…その気になれば干渉は出来るが少年や少年の父…ひいては彼等の家の歴代当主達が禁忌と定めた為彼等は愚直な迄に運命を受け入れている
[……俺が…二人を護るから…]
少年の弟の未来の姿である男性と女性はそっと口付けを交わす…彼等には見えず、聞こえず、触れられなくとも"其処に二人を愛し人知れず支えてきた少年が居るにも関わらず"
(はは…ははは…っ!)
認めたくない現実…それでも認めなければ彼が彼自身の意思で継ごうとした家そのものを否定してしまう
悲痛な笑い声が木霊する…誰が悪い訳でも無い、咎を背負うべき者も一人も居ない…唯、少年が選ばれ無かっただけという
(…解ったよ…此の心も想いも…捨てよう……不要なものは捨てる…それが正しいんだ…!)
意識は無く、唯自らを意図的に創り出した者に操られるがまま弓を引く少年は眼尻に涙を浮かべ乍矢を放つ…少女を愛していたという想いも、実の弟に対する嫉妬や妬みすらも
そうして…月日は流れて行く
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見渡す限り何も無い漆黒の世界に人知れず消えて逝く想いが在った…想いはかつて少年が捨てた想いに同調し哀しみ、怒り、嫉妬…人が想像出来る負の感情が寄り集まり人の形を成す
そして…其れを傍らで見守る一人の女性が居た
[……御免ね…貴方には重荷を背負わせてばかり…でも…せめて…此の世界とは別の世界で幸せを見付けて…]
巫女装束に身を纏う女性は自身に虚ろな瞳を向け憎悪を剥き出しにした様な見る者に戦慄を与える笑みを浮かべる少年を時空の狭間に送り出す
[…新しい希望…新希……貴方自身の希望を探して…幸せを掴み取って…今は無理でも…必ず…]
巫女は万感の想いを込めて負の権化と化した少年の想いの残滓に名を付ける、元となった人物と同質の力を持つ少年は人としては生きて行けないだろう…それでも彼女は人としての幸せを願い人の名を付ける
果たして…その祈りが届くか否か、それは未だ…誰にも解らない。
普通にデート•ア•ライブを書けばもう少し長く書けそうなものですが後々の伏線貼りの為に短くなりがちになる癖は一向に治りませんね(苦笑)
次話はもう少し長く、それでいて面白くなるかと思いますm(_ _)m