電脳世界の吸血鬼   作:世桜

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はい。今回で一応ALOには入れました。しかし入っただけです。物語が動くのは次回になりそうです。

後書きにてオリ主の容姿、性格等を書いております。見たい人がいましたから見てみてください。


第1章~ALO事件~
不幸な始まり


【ようこそ。『アルヴヘイム・オンライン』へ】

 

俺の身体が意識をゲームへ送られてすぐにそんな声が暗闇へと響いた。おそらくこのままキャラメイクにうつるんだろうな。

 

【まず、貴方の分身となるキャラクターの名前を決めてください】

 

ほら、予想通りだろ?

俺はさっきキリにぃと決めたことを思い出しながら、キャラクターネームのところに《Hozuki》と入力した。そのあとは性別。勿論男を選択した。ネカマなんてのはSAOで懲り懲りだ。……別に俺がやったわけじゃないかんな。

そのあとはキャラクターの作成を促された。どうやらこのゲームはSAOとは違って容姿はランダムに決まるみたいだ。こういうのって大体プレイ時間によってレア物が出るようになってんだよなぁ。ま、俺には関係ないか。コンバートもしてないし。

ま、それは置いといてキャラ作成のために俺は九種族あるらしい妖精を見ようと意識をキャラ作成画面に向け直した。しかし妖精九種族の特徴があるはずのそこには一つのメッセージ画面があった。えーと、何々……

『おめでとうございます!貴方はアルヴヘイム・オンライン新規プレイヤー特典の抽選に見事選ばれました!もし、下記にあるOKボタンを押していただければ、他の人には味わえない九つの種族ではない新たな種族でのプレイが可能です!ですが、もしそれが嫌なのであればNOを押していただければ通常の九つの種族でのプレイとなります。選択可能なのは今だけですので、よ~くお考え下さい!!』

……なにこれ?他の人には味わえない新たな種族?ナニソレ面白そう。……よし!ここはOKしかないな!異論は認めんぞ!……『OK』と。

俺がOKのボタンを押すとメッセージ画面が消え、新たなメッセージ画面が表示された。

 

『認証いたしました!それではゲームスタートとなりま!』

 

メッセージが消え、『幸運を、祈ります』という声に送られて周りの地形が構成されていく。いや、これは俺がその地形に構成されてるのか。そのロードが新規プレイヤーから見ると自分の周りが構成されているように見えるだけだ。

たしか説明だとそれぞれの種族のホームタウンからのスタートだったな。果たして新種族の俺はどこがホームタウンになるのやら。

そして全てが構成されると俺は自分のいる場所についてやっと理解した。ここは地面でも町の中でも街の中でも洞窟の中でもなかった。俺が構成された場所。それは月が光る大空のど真ん中だった。

 

「はあっ!?なんだこれ!?」

 

俺のそんな叫びも虚しく、俺は地面へ向けて自由落下を続ける。そんな中俺の隣が光りそこから黒い服に身を包んだ男……いや、青年が現れた。……って!?

 

「キリにぃ!?」

 

「っ!その呼び方、ホオズキか!?」

 

俺たちが相手のことを叫んでいた時、いきなり俺達を襲っていた浮遊感が消え、目に見える全ての映像がフリーズした。あちこちでポリゴンが欠け、不快感を伝えるノイズが視界の中を這いずり回る。

 

「なあっ!?」

 

「なんだ!?」

 

俺達が各々の反応をしたと同時にまた浮遊感に俺達は襲われた。

 

「「どうなってんだぁぁぁぁぁ!!」」

 

同じ悲鳴を上げながら俺達はそのまま地面に激突した。

 

「フムグ!!」

 

キリにぃは顔面を地面にぶつけたみたいだ。……え?俺?そりゃあ。俺は勿論……ギャグマンガ宜しく地面に頭が突き刺さってるよ。

 

「ホオズキ!?だ、大丈夫か!今助ける!」

 

そのあと、俺はキリにぃに助けられながら無事に地面から頭を引き抜くことができた。

 

「助かったぁぁぁ……キリにぃサンキュー」

 

「おう。っと、話し方が『ホオズキ』に戻ってるな」

 

「まぁね。リアル(向こう)じゃ、先輩だけどこっちじゃ仲間(チームメイト)だからな。敬語ってのも他人行儀過ぎるだろ?」

 

「確かにな。それにしてもまた来ちゃったな……」

 

「ああ。……ログアウトボタン消えてないよな」

 

俺は確認のために右手を振り、ウインドウを出そうとする。が、右手を振ってもウインドウは出現せず、ただ俺の右手が虚空を切るだけだった。

 

「なんで、ウィンドウが出てこないんだ……」

 

「まさか……な」

 

キリにぃが何か思い付いたのか、右手ではなく、左手を振った。すると、

 

「お、でたでた」

 

ウインドウが出たようだ。……そう言えば飛行コントローラ操作とウインドウの呼び出しは左手って言っていたような……。ま、いいか。

俺もキリにぃを見習い、左手でウインドウを呼び出した。どうやらデザインはSAO時代のとほとんど同じみたいだ。右に並ぶメニューに目をやり、ログアウトボタンを探す。

 

「「あった……」」

 

同時に口から言葉が零れた。よかった。これでまたログアウト出来ないなんてなったら義母さんから大目玉だ。

俺は一応初期ステータスを確認するためウインドウに意識を戻す。そして俺は一つのことに気が付いた。

 

「……は?」「うわ……!?」

 

どうやらキリにぃもこの事に気が付いたみたいだ。俺のウインドウ最上部にはホオズキというキャラネームが。その下には生命力(ヒット)ポイント、魔力(マナ)ポイントというステータスが表示されている。ちなみに生命力は450、魔力は100という。新種族だからか、キリにぃのよりは多いらしい。ここまでは問題ない。問題があるのはその次からだ。俺とキリにぃが驚いたのはその下、習得スキル欄だ。俺もキリにぃも新規作成のため全て空白かと思いきや、俺のスキル欄は十個も何かのスキルで埋まっていた。(後で聞いた話だが)キリにぃは八個埋まっていたらしい。

俺は自分のスキル欄をタッチして登録スキルの詳細を確認した。そこには俺がSAO時代に使用していたスキルが十個中八個あった。

どういうことだ?ここはSAOの中なのか?ナーブギアを使ったせいで何かバグでも起こったのか?……いや、それは無いな。

俺は自分の考えを否定した。それもそうだ。もしここがSAOなら、ホオズキというキャラネームの横に、『種族:吸血鬼』何ていうものは表示されないはずだ。つまりここはきちんとALOの中だ。……それにしても新種族って、吸血鬼かよ……。全然妖精関係ないじゃん……。

一旦そこで思考を打ちきり、残り二個の俺の知らないスキルを確認した。

一個目、『夜の眷族』。効果は……月が出ている時は攻撃、魔法攻撃、素早さが二倍になる代わりに防御、魔法防御が三分の一になる。太陽が出ている時は生命力、魔力以外のステータスが半分になり、五秒に10のダメージか……。なにこのチートスキルは。太陽がある時のマイナスがヤバいけど月がある時最強すぎんだろ。運営、力入れすぎだろ……。……二個目行こう。うん、そうしよう。

二個目、『血を操りし者』。効果は……自身の生命力と魔力を減少させその分だけ自分の血で作った分身を生み出すと……。こっちもまぁまぁチートだな。まぁ、能力発動の最低条件に『生命力と魔力が最大の場合のみ』ってある分まだましか。

俺が自身のスキルを把握していた時、いきなりキリにぃの方が光りだした。

 

「はい!?何事!?」

 

驚き過ぎて最初の『はい!?』の声が裏返ってしまった……。

光がおさまり、俺はキリにぃのいる方向を見た。そして俺は目を疑った。何故ならそこにはSAOで別れを告げたキリにぃとアスねぇの娘、ユイがそこにいたからだ。




いかがでしたか?まぁ、私のこんな文を読んでくれる人がいるだけで私の意識は有頂天になるレベルです。
もし次回を楽しみに、してくれる人がいましたら少しの間お待ちください。3日で仕上げて参ります。
それでは皆様、また次回に。



ここからはオリ主の紹介です。
《オリ主紹介》
リアルネーム:(ともしび) 今日夜(きょうや)
ゲームネーム:ホオズキ(Hozuki)
年齢:15(SAOに巻き込まれた時は13)
趣味:お菓子作り・(お菓子の)本を読む
好きな物(者):お菓子てか甘物全般・自分を理解してくれる人
嫌いな物(者):辛いもの全般・ズルをする人・人を騙そうとする人
特技:剣道・料理・お菓子作り

本作主人公。剣道は恐ろしいほど強く、13歳の時SAOに巻き込まれる前に行われた試合で三年の先輩をボコボコにしたほど。それでついたあだ名が『(おに)(ともしび)』。それが省略され、『鬼灯(ほおずき)』と呼ばれるように。現実(リアル)では身長約160㎝で体重は65㎏。黒い髪に黒い目、中性的な顔。というごく普通の何処にでもいそうな少年。違うところがあるとするならば、何をしても潰れないアホ毛位だろうか。ALO内では銀の髪に赤と青のオッドアイ、顔は現実(リアル)よりも女形になってしまった。そしてやっぱり存在するアホ毛。

より詳しいことは閑話として『オリキャラ紹介』を入れる予定なのでそこでやります。
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