ちなみにホオズキとリーファが甘々になるのはもう少し先です。ホオズキが吸血鬼の技を使うのももう少し先です。
待ってる人はごゆっくりお待ちになってください。
「ふぅ。……それで、あんたもやるか?」
サラマンダー二人を切り分けた後、刀を鞘に仕舞い、リーダー格のサラマンダーに向けて言い放った。
俺の言葉で我に返ったらしく、苦笑をしながら言ってきた。
「いや、勝てないから止めておくよ。アイテムを置いていけって言うなら従うさ。せっかく魔法スキルが900近いのにデスペナなんて受けてられないからね」
「正直な人だな」
キリにぃがリーダー格のサラマンダーにそう評価を付けた。
リーダー格のサラマンダーも短く笑った。
(さて……)
今度は襲われていたシルフに向けても念のため言葉をかけた。
「そっちのシルフさん的にはどうなんだ?あのサラマンダーさんと戦いたいなら邪魔はしないぞ。……ま、いきなり乱入して大暴れした俺のセリフじゃあないな」
「それもそうよ。あたしもいいわ。今度はきっちり勝つわよ、サラマンダーさん」
「正直君ともタイマンで勝てる気はしないけどね」
サラマンダーさんは羽根を広げて飛び立っていった。
それに合わせるように俺が切り分けたサラマンダーがいた場所に発生していた二つの赤いりめいんらいと?ってのが蝋燭の火を吹き消したのかように消えた。
俺が消えたりめいんらいとがあった場所を観察していたらシルフが口を開いた。
「……で、あたしはどうすればいいのかしら。お礼を言えばいいの?ここから逃げればいいの?それとも貴方と戦えばいいの?」
「ん?あ、いや、別にいいよ。俺はただ気に入らないって理由であの二人をボコっただけだし」
「俺もいいかな。ただあのサラマンダーと話をしながらホオズキの戦闘を見てたどけだしな」
「そう。……って、なんでスプリガンがこんなところうろうろしてるのよ。領地はずっと東じゃない」
「あ、いや、……ミチニマヨッテ……」
キリにぃはおそらくシルフに聞こえないように言ったつもりなんだろうが、普通に聞こえてるぞ。
ほら見ろ。シルフの顔が驚愕の表情に染まっていくぞ。
「迷ったぁ!?ほ、方向音痴にも程があるよ!君変すぎ!!それで、そっちの君は?あたしは君みたいな羽根を持った種族は知らないけど」
おおっ。いきなりか。まぁ、普通に答えとくか。始めたばかりで敵作りたくないし。……さっきの切り分けたサラマンダーについては聞くなよ。
「まぁ、知らないのも当たり前だよ。俺の種族はなんか特別らしいんだ。新規プレイヤーの抽選に選ばれて新種族を使えるんだよ。『吸血鬼』っつう新種族だ」
「ふーん。……き、吸血鬼ぃ!?それ妖精関係無いじゃん!!」
「うん。俺もそれは思った」
いやほんと。運営は何を考えているんだろうか。ま、俺は楽しめるしいいか。
「ハァ……とりあえず君たちが少し変なことは分かったわ。まあ、ともかくお礼を言うわ。助けてくれてありがとう。あたしはリーファっていうの」
「俺は吸血鬼のホオズキ。腕には自信がある。腕試ししたいときは言ってくれ、付き合うぞ」
「俺はキリト」
「ホオズキくんにキリトくんね。うん、分かったわ。それd「待ってくださぁぁい!」……何か言った?」
「いんや。俺は何もいってないけど?(ユイちゃんか)」
「俺もだ。(ああ、このまま静かにしてもらえる「パパ!ホオズキさん!いい加減私も出してください!」……わけないよなぁ)」
「(うん、キリにぃドンマイ)」
俺とキリにぃの願いも虚しく、キリにぃの胸ポケットがモゾモゾと動いてそこからユイちゃんが勢い良く飛び出してきた。
「ぷはっ。初めましてリーファさん、わたしはユイって言います。よろしくお願いします」
「あ、うん。よろしく。って!違う!」
リーファさんはそう言ってユイちゃんのことをまじまじと見入った。それに比例してキリにぃから大量の汗が噴出されている。
少しの間ユイちゃんを見た後リーファさんは口を開いた。
「キリトくん凄いね。それってプライベート・ピクシーってやつでしょ。あのプレオープンの販促キャンペーンで抽選販売されたっていう……。へぇー。始めて見るなぁ」
キリにぃはまるで『これだっ!』とでも言わんかのような目をして喋りだした。
「そう、それだ。俺クジ運いいんだ」
「ふぅーん……」
あ、あの目は怪しんでる目だ。う~む。……ま、助け船は出しますか。
「な、なんだよ」
「や、珍しいなあって思って。プレオープンから参加してるわりにはバリバリの初期装備だし。でもやたら強いし」
「あ、いや、それは……「キリトさんが昔アカウント作ったんだけどさ、そんころ俺がメッチャはまってたVRMMOがあって。それに誘ったんだよ。んでそれにキリトさんもはまったみたいで。しばらくALOは放置してたんだってよ」あ、ああ。それで最近になってALOがやりたくなってホオズキを誘ってやろうとしたんだ」
「へぇー」
あー、ダメだ。少しまだ怪しんでるわ。まぁ、いいよね。完全に怪しんでるよりは。……ほらそこ、俺のせいとか言わないで。
「ねぇ、君たちはこのあとどうするの?」
「ん、いや、やることも無いしそこらへんをブラブラとするつもりだったんだけど」
「俺もホオズキと同じだ」
「そう。じゃあ、お礼に一杯おごるけど……どう?」
俺とキリにぃは一度互いに顔を見合せ、頷きあってリーファさんに顔を向けた。
「そいつは嬉しい。じつは色々と教えてくれる人を探してたんだよ」
「……?色々って?」
キリにぃは視線を北東の方に向けて俺の言葉に続けて言った。
「この世界のことさ。とくに、あの木のことをね」
「世界樹のこと?いいよ。あたしこう見えても古参だし。新人の質問位なら答えられるよ。……じゃあ、少し遠いけど中立の村に行こっか。着いてきて」
「あれ?スイルベーンって街の方が近いんじゃあ?」
キリにぃがそう言うとリーファさんは呆れ顔でキリにぃを見た。
「とりゃあそうだけど……あそこはシルフ領だよ。スプリガンの君に吸血鬼の君じゃあシルフから攻撃をされても反撃は出来ないんだよ?」
「へぇ。でもさ、それって全員が全員そうってわけじゃあ無いんだよな。リーファさんだっているから問題は無くないか?それに俺は新種族だからいつもそんなことになりそうだし」
「なるほどね。でもホオズキが言ってる通りリーファさんもいるんだしさ。それにシルフの国って綺麗そうだから見てみたいなぁ」
「……リーファでいいわよ。ほんとに変な人たちね。まあ君たちがいいならあたしは構わないけど……命の保証はできないわよ」
俺とキリにぃは顔を見合せ、リーファに向き直ると、
「「問題無しっ!」」
そう言った。
「じゃあ、スイルベーンまで飛ぶよ。そろそろ賑やかになってくる時間だわ」
リーファにそう言われておれは初めて時計を確認した。時計は午後4時を指していた。……え?なんで午後4時なのにここは月がでてんの?
新な疑問を抱えながら俺はリーファとキリにぃを追って翼を広げて飛び立った。
あぶねぇ……。ブラウザバックして書いたデータ全部トぶところだった。
もし小説を筆跡している方がいましたらブラウザバックにはお気をつけ下さい。
そういえば昨日はエイプリルフールでしたが皆様は何か嘘をつきましたか?または騙されましたか?私は某マンガアプリに騙されて専用スマホがもらえると信じました(´・ω・`)