電脳世界の吸血鬼   作:世桜

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サブタイトル決定が一番ツラい今日この頃。
てか風邪ひいてんのになにしてるんでしょうね私は……
とりあえず始まりますよ?


種族:吸血鬼の力

俺たちはいまリーファに案内されて『すずらん亭』という店で食事をしている。と、言いたいのだが、この空気は食事をしている。と言うよりも、別れ話を告げられた恋人とそこに居合わせてしまった友達。と取れるように思える。というか思う。……ほらそこのシルフたち。変な目で見るんじゃあない。アンタらよりもここにいる俺の身にもなってくれ……。

 

「……リーファ。いや、スグ。前にも言ったが俺はこの世界の事について聞きたいことがあるんだ。それを教えてくれないか?」

 

この重っ苦しい空気を破ったのはキリにぃ……いや、和にぃだった。

 

「……ダメ。お兄ちゃんには絶対教えてあげない」

 

「頼む!絶対にあの木に行かなくちゃいけないんだ!」

 

和にぃは席を立ちテーブルに手を叩きつける。

 

「……だったらあたしに教えて。お兄ちゃんがあの木、世界樹に行こうとする理由とどうしてもう一度この世界、VRMMOの世界に来たのかを。」

 

「……俺があの木を目指す理由とVRMMOをまたやっている理由。この二つを言えばこの世界について教えてくれるんだな?」

 

「うん。約束する」

 

「……わかった」

 

そう言って和にぃは席に座り直し直葉になぜVRMMOをもう一度プレイしたのか。そしてなぜ世界樹を目指すのかを話し始めた。……なんだ。俺は少しお邪魔っぽいな。

俺はそう思い小さい声でユイちゃんを呼んだ。

 

「(ユイちゃん。悪いけど俺、少し席を外すな。二人の話が良いところまで進んだら伝えといてくれ。2、30分したら帰ってるからさ。)」

 

「(了解です。それでは行ってらっしゃいホオズキさん)」

 

「(おうよ)」

 

俺は二人の邪魔にならないようにこっそりと席を立ち店から出た。あいにく食事は何一つ頼んでないから料金は払わずにすんだ。……まぁ、そしたら何しに行ったんだよって話なんだけどよ。まぁ、いいさ。とりあえずは森にでも向かいますかね。

俺はなるべくこの翼を出さないように徒歩でスイルベーンを離れた。そして森の奥の方、つまり人がいないような場所で俺はその場に座り込みウインドウを呼び出した。

さてと、それじゃあ疑問にあったあのスキル(?)でも見ますかね。

確かに前にも確認したが俺がSAO時代に使っていたスキルは『曲刀』と『刀』と『索敵』と『隠蔽』と『居合』と『体術』に趣味スキルの『料理』と『釣り』の8つだ。そしてこの、ALOで新たに追加されたのが『夜の眷族』と『血を操りし者』の2つだ。んで暇な時に少しスキル欄が左右に動くから動かしてみたら『バッシプスキル』と『バトルスキル』ってのがあった。そこの『バトルスキル』ってところに2つ、謎のスキル(?)があったんだ。

 

『紅き運命の翼』

 

『狂気の宝石翼(ほうせきよく)

 

っていうのがよ。さてと、分かんないことがあったらまずは何をする?……そう!実験だ!てなわけで行きましょうか。えーと、発動方法は……はい?え、なにこれ?こんなの言わないといけないの?……やるしかないかぁ。運営も何考えてんだよ……。まずは『紅き運命の翼』ってのを試してみるか。

俺は翼を出すのに邪魔にならないように立ち上がった。

 

「身に宿りし運命の翼よ。我が呼び掛けに答え姿を表せたまえ!」

 

俺がそんな中二病丸出しの呪文(?)を唱えたらいきなり背中に微量の重さを感じた。少ししてそれが『紅き運命の翼』ということに気付き全力で翼を広げながら頭を後ろに回して召喚(?)した翼を見た。それは俺がいつも使っている翼よりも黒く、そして大きく禍々しさを感じる本物の吸血鬼の翼だった。俺が『紅き運命の翼』に、多少の感動を抱いていたら眼前にメール受信アイコンが出現した。メールが気になり確認してみると、

 

『翼が変更されました!使用可能武器とスキルが変化いたしますのでご注意くださいね!』

 

というシンプルなメールだった。

武器とスキルの変更か。確認しとくべきだよなぁ。

俺は出しっぱなしにしていたウインドウにもう一度目を通したらメールの通りスキルが変更されていた。『曲刀』と『刀』が消えて代わりに『槍』が。『夜の眷族』のダメージが5秒に10ではなく1秒に10になっている。『血を操りし者』が消えて代わりに『紅魔の主』というスキルに変更されていた。武器も確認したが使用可能なものが『片手直剣』から『槍』だけになっていた。

スキル、確認するべきだよなぁ。

えーと、『紅魔の主』。効果は……この世界のどこかにある幻の館、『紅魔館』。そこの主となる資格の証。太陽の光を浴びている間は1秒に10のダメージを受け、全ステータスが四分の一となる。たとえアイテム『同族の誇り』を装備していても受けるダメージは変わらないが全ステータスの減少は二分の一に押さえられる。そして月の光を浴びている間は攻撃力、魔法攻撃力が二倍に増幅すしアルンでない限り追い付けない素早さをてにいれるか。……今が夜でよかったぁぁ。これもしも太陽あったらおれ速攻でピチュてるやん。……あかん、なんか変な電波受信した。そろそろ時間になるし帰るか。

そう言って俺はウインドウを閉じようとするが一つ気になり画面を『バトルスキル』に移動させた。するとそこにはさっきはなかった新しいスキルが複数増えていた。確認しようとそのスキルを押そうとしたら後ろに気配を感じウインドウを素早く閉じて後ろに向いた。そこにはSAOで言う『フレンジーボア』のような敵が一体いた。

 

「なんだ、遊びたいのか?」

 

そう言ってアイテム欄からなぜか初期装備に入っていた槍を装備して向かってくるフレンジーボアモドキに向かって放った。

 

「せいッ!」

 

攻撃を当てたらフレンジーボアモドキはポリゴン片になって消えていった。

 

「……はい?」

 

あれ?もう終わり?たとえ『紅魔の主』でステータス上がってるとは言え一撃で粉砕していいものなのあれ?

呆気なく終わって思考を巡らせていたがよくよく考えたらSAO時代の下積みがあるのを忘れていたことに気付いた。恥ずかしさ半分、人がいなかった事の安心感半分で俺は翼を消しもといたスイルベーンの『すずらん亭』に戻って歩き出した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

さてさて場所が変わりここは『すずらん亭』。あのあと無事にここまで着いた俺は話が終わっている和にぃと直葉のいる席に戻った。え?なんで過去形なのかって?それは俺が直葉のとった部屋で桐ヶ谷兄妹の目の前で正座させられているからです。

 

「……さて、お前はどこに行ってたんだ、ホオズキぃ?」

 

「答えによってはタダじゃあすまさないからねぇ?」

 

一言言わせてくれ。ものくごくツラいです。

 

「いや、あの、ちゃんとユイちゃんに席を外すって伝言を頼んだんだけど……」

 

「それでもだ。なんであそこで待っていなかった!」

 

「いや、だって、あそこは二人きりにした方がいいかなぁ。って思って……」

 

「だったら!他のテーブルを使うとかでもいいじゃん!」

 

「いや、その、……すいませんでした」

 

土下座。俺は日本人が誇る最強の謝り方で二人に誠意を持って謝った。

 

「まぁ、プレイヤーに襲われ無かっただけ良しとするか」

 

「そうだね、お兄ちゃん」

 

二人もなんとか納得してくれたようだ。ここら辺で俺は疑問を一つ二人にぶつけた。

 

「なぁ、二人とも」

 

「なんだ?」「なに?」

 

「いや、なんで俺はここまで怒られているのかなぁって思って……」

 

「……あ、そう言えば説明してなかったな」

 

「……あ、確かに。ホオズキくんが帰ってきたらすぐにここに連れてきて叱ってたもんね」

 

「悪かったなホオズキ。いきなり怒り出してさ。いまから怒った理由を説明するから聞いてくれ」

 

「わ、わかった」

 

「……正座は解いていいぞ?」

 

「あ、マジで?んじゃ、遠慮なく」

 

正直足がすごいツラかった。んで、俺がいきなり叱られた理由とはなんだ?




ここで切ります。
はい、一つ出ましたね。他作品の吸血鬼が。もちろん皆さんわかってますよね?あ、分からなくても問題ありませんので。今回出てきたのは東方projectの『レミリア・スカーレット』と言う500歳のロリ吸血鬼です。
詳しく知りたい方がいましたらググってください。
それでは、また次回お会いしましょう。
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