『
kobギルドホーム内に用意されたヒカルの部屋は、一般プレイヤーが必要とする設備が一通り使えるよう整えられていました。
厨房も工房もあり、寝食のための部屋もあり、バスルームもあります。
この世界には排泄の概念が存在しないので、トイレはありませんが。
それほど大きくはありませんが、不便というわけでもなかったので、有り難く使わせてもらうことにしたのです。
ヒカルは昨夜のことを少年に話していました、それから少年は狩りに出かけその間に生産系スキルを再修得、今はそのレベルアップに励んでいます。
それから数日がたちました、少年は何時ものように狩りから戻ってきます。
そこでヒカルは不思議な物でも見つけたような声をあげます
あれ?えっ、こんなのあったっけ?
少年がどうした?と近寄ります、そしてヒカルは紋章のような印が手に浮き出ていること伝えます。
誰も見たことの無い印、少年は知り合いの情報屋にも調べてもらいましたが、分かりません。
ここはkobのホームということで、印象的な鎧の男性にも相談するため執務室に向かいます。
執務室へ着くと、見張りが軽く挨拶をします。
団長からは連絡を受けている、通りたまえ。
少年が先にメッセージを送信していたので、門前払いということはありませんてした。
中へ入ると、団長はストレージに書類をしまうところでした。
やあ待っていたよ、とりあえず座りなさい、何か飲み物は?
ストレージからお菓子や飲み物が現れます、2人は少し苦笑い。
まるで親戚の叔父さんが、遊びに来た甥や姪をもてなすような印象です。
少しばかり雑談したあと、本題について話そうということになり。
団長の前に立ちヒカルはあの印を見せました、それを見ても眉ひとつ動かさず、何時から現れたのか思い当たる条件は無いかと聞いてきます。
ヒカルは印に気が付いたのは、少年が帰って来てすぐだということ。
条件については分からないと答えます、そもそもそれが分かれば相談になど来ないでしょう。
団長は少し考えて、例の見知らぬ部屋に関係があるかも知れないと言います。
他のプレイヤーがやっていないことと、他のプレイヤーに無い印が浮かび出たこと、このことから全く無関係とは思えません。
そこで団長は部屋の奥へ案内します、そこには街の中にあるものを縮小したような転移門がありました。
それを見て2人は驚きました、転移門が2つある街など存在しません。
まして建物のなかとなれば尚更です、団長はヒカルに言います。
君があの時現れて、この部屋に入れるようになった、そしてそれまでただのオブジェクトだった物が、つい先程転移門として機能するようになった。
これには何か因縁のようなものを感じる、恐らくこの部屋の転移門は君の、いや君のように印を持つ者のために用意されたのだろう。
この先に何があるかわからない、今度は戻って来られるかも。
それでも確かめたいというのなら、この部屋の転移門は自由に使ってくれて良い。
私が不在の時でも利用出来るよう、皆には伝えておこう。
2人は頷き、団長は宜しい、と答えます。
まずは例の部屋まで行く必要があります、ヒカルは転移門に向かい告げます。
転移『ホロウエリア』
2人は、いや3人は転移の淡い光に包まれ、ホロウエリアに着きました。
団長とパーティー組んで冒険してみたい筆者の願望です、もう原作どこいった状態ですがまだ続きます。
因みにホロウエリアにフィリアは居ません、何処に居るんでしょうね?