SAO・D&R   作:羽瀬川小鳩

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完全修得者(グランドマスター)



2人は装備をメンテナンスして貰うと、その習熟度に驚いた。

鍛冶職人の少女曰く、メイススキルと鍛冶スキルは全て修得しており、それにより彼女もまたホロウエリアへ呼ばれたのだと言う。

そして、そこで幾つかのミッションをクリアした時、印が浮き出てスキルリストに『विश्वकर्मा(ヴィシュヴァカルマン)』なるスキルが出現したという。

スキルの効果は耐久値の減った装備品類を、完全修復するというもの。

他にもアイテムの作成時間短縮、成功率増加、費用半減、耐久値増加、スキル所持者及び作成したアイテムのステータス増加。

普通に作成した武器がボスドロップ品に迫る性能となる程だ




第16話

 

 

恐らくユニークスキルだな、まさか俺達の他にも印の出た奴が居たなんて。

 

そこて鍛冶職人の少女は聞き返します

 

俺達?

 

女の子が使うにしては、似つかわしくないなと思い怪訝な表情になります。

 

あぁ、こんな姿だが現実での俺は男だ。

 

へぇ、男。

 

さして気にした様子もなく、鍛冶職人の少女は言葉を続けます。

 

しっかしアイツも驚いてたでしょうね、可愛い女の子だと思って声をかけたら、実は男でしたな~んて!

 

えぇぇぇぇッッッッ!!!!????

 

やはり驚いていました

 

な、何でアンタ…そんな、男って、アタシより…可愛いのに…。

うそ~ん、まさか男に容姿で負けるなんて、ありえないわ…。

 

土下座するような格好で、鍛冶職人の少女はうなだれています。

 

 

元少年はその言葉に対してやはり

 

男に可愛いは無いだろ…

 

対する鍛冶職人の少女も

 

だって可愛いじゃない!私なんかよりずっと可愛いじゃない!何が不満なの、可愛いって言われて罪悪感でも感じてるの?

 

さっきも言ったけど現実での俺は男だ、そしてこの姿は現実の俺の姿じゃない。

スキルを発動したらこうなって、以来効果は持続している。

何時もとに戻るのか、或いはずっとこのままなのか。

 

すると今度はヒカルを鍛冶職人の少女は一瞥します

 

で、そっちの可愛いお嬢さんも、実は現実は男ってことになるのかしら?

 

ヒカルはフルフルと首を振ります

 

元少年はそれを聞いて答えます

 

いや、アイツにも言ったけど、彼女はれっきとした女の子だ。

姿まで変わったのは俺だけだよ…

 

と、やや自嘲気味に言いながら、ははっと笑います。

 

 

鍛冶職人の少女は

 

わ、悪かったわね、その…何か嫉妬しちゃって。

お詫びと言っては何だけど、料金は半額で良いわよ。

同じユニークスキル持ちってぇことで、おまけにしとくわ。

 

元少年はそれに素直に感謝します

ありがとう、助かるよ、でもただ半額にして貰ったんじゃ悪いな。

 

良いって、女に二言は無い!

 

(それを言うなら、武士に二言は無いだったよな。)

そう心の中で呟きます

 

ヒカルはその申し出に感謝しつつ、ひとつの提案をします。

 

じゃあ、何か作って貰おうよ。

 

 

元少年はその提案に同意します

 

良い考えだな、そろそろ最前線は今の装備でもキツくなってきたところだ。

戦闘中に耐久値が無くなって装備を失えば、そこに待っているのは確実な死だけだ。

予備に同程度かそれ以上の装備を用意しておけば、もしもの時に備えられる。

 

じゃあ、決まりね。

 

鍛冶職人の少女がニコリと微笑みます、ヒカルも釣られて微笑みます。

 

 




アニメ『心の温度』の辺りです 、アニメの展開から逸脱してしまっているので、鍛冶屋の彼女の仕事量もアニメより増えています。

そして装備作成は持ち越しですね、はしょっても良いのですが。

次回は少しだけ時間軸を現在に戻します

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