『
2人は装備をメンテナンスして貰うと、その習熟度に驚いた。
鍛冶職人の少女曰く、メイススキルと鍛冶スキルは全て修得しており、それにより彼女もまたホロウエリアへ呼ばれたのだと言う。
そして、そこで幾つかのミッションをクリアした時、印が浮き出てスキルリストに『
スキルの効果は耐久値の減った装備品類を、完全修復するというもの。
他にもアイテムの作成時間短縮、成功率増加、費用半減、耐久値増加、スキル所持者及び作成したアイテムのステータス増加。
普通に作成した武器がボスドロップ品に迫る性能となる程だ
恐らくユニークスキルだな、まさか俺達の他にも印の出た奴が居たなんて。
そこて鍛冶職人の少女は聞き返します
俺達?
女の子が使うにしては、似つかわしくないなと思い怪訝な表情になります。
あぁ、こんな姿だが現実での俺は男だ。
へぇ、男。
さして気にした様子もなく、鍛冶職人の少女は言葉を続けます。
しっかしアイツも驚いてたでしょうね、可愛い女の子だと思って声をかけたら、実は男でしたな~んて!
えぇぇぇぇッッッッ!!!!????
やはり驚いていました
な、何でアンタ…そんな、男って、アタシより…可愛いのに…。
うそ~ん、まさか男に容姿で負けるなんて、ありえないわ…。
土下座するような格好で、鍛冶職人の少女はうなだれています。
元少年はその言葉に対してやはり
男に可愛いは無いだろ…
対する鍛冶職人の少女も
だって可愛いじゃない!私なんかよりずっと可愛いじゃない!何が不満なの、可愛いって言われて罪悪感でも感じてるの?
さっきも言ったけど現実での俺は男だ、そしてこの姿は現実の俺の姿じゃない。
スキルを発動したらこうなって、以来効果は持続している。
何時もとに戻るのか、或いはずっとこのままなのか。
すると今度はヒカルを鍛冶職人の少女は一瞥します
で、そっちの可愛いお嬢さんも、実は現実は男ってことになるのかしら?
ヒカルはフルフルと首を振ります
元少年はそれを聞いて答えます
いや、アイツにも言ったけど、彼女はれっきとした女の子だ。
姿まで変わったのは俺だけだよ…
と、やや自嘲気味に言いながら、ははっと笑います。
鍛冶職人の少女は
わ、悪かったわね、その…何か嫉妬しちゃって。
お詫びと言っては何だけど、料金は半額で良いわよ。
同じユニークスキル持ちってぇことで、おまけにしとくわ。
元少年はそれに素直に感謝します
ありがとう、助かるよ、でもただ半額にして貰ったんじゃ悪いな。
良いって、女に二言は無い!
(それを言うなら、武士に二言は無いだったよな。)
そう心の中で呟きます
ヒカルはその申し出に感謝しつつ、ひとつの提案をします。
じゃあ、何か作って貰おうよ。
元少年はその提案に同意します
良い考えだな、そろそろ最前線は今の装備でもキツくなってきたところだ。
戦闘中に耐久値が無くなって装備を失えば、そこに待っているのは確実な死だけだ。
予備に同程度かそれ以上の装備を用意しておけば、もしもの時に備えられる。
じゃあ、決まりね。
鍛冶職人の少女がニコリと微笑みます、ヒカルも釣られて微笑みます。
アニメ『心の温度』の辺りです 、アニメの展開から逸脱してしまっているので、鍛冶屋の彼女の仕事量もアニメより増えています。
そして装備作成は持ち越しですね、はしょっても良いのですが。
次回は少しだけ時間軸を現在に戻します