桜の花びらが舞う、横須賀鎮守府の春。
艦娘―と呼ばれる、一人の少女が、執務室へと足を運んでいた。
⋯一方、とある海域では⋯
艦娘と、人類最大の敵、『深海棲艦』が戦っていた。
同じ衣服を纏った四人が、弾を放っている。
長女の名を「金剛」
次女の名を「比叡」
三女の名を「榛名」
四女の名を「霧島」
と言った。
それぞれは、個性的な性格だが、戦艦故、強力な戦力だ。
長女の金剛が叫ぶ
「全砲門、ファイァァァァァッ!!!」
敵の艦隊の主力『戦艦ル級flagship』
以外は殲滅されている。
だが、予想以上にル級flagshipの装甲は堅かった。
金剛の攻撃でも、小破あるいは無傷にしかなっていないであろう。
今度は、金剛の妹比叡が攻撃を開始しようとしている。
「お姉様の分も頑張ります!てやぁぁぁぁぁっ!!!!!」
比叡が、最大のパワーで弾を放つ。
金剛が言う
「oh!私と比叡の攻撃でも倒れないなんテー!」
比叡も言った
「榛名と霧島の攻撃で行けるかもしれません!お姉様!」
続いて榛名が叫んだ
「霧島と一緒に行きます!てぇぇぇぇぇいっ!!!」
霧島も続いて砲を放つ
「1.2.3!行きますよ!」
二人の攻撃で、flagshipは、ようやく大破に追い込まれた。
「そんナ!私達四人の攻撃でも倒れないんデスカー!?」
その時、flagshipが攻撃を仕掛けてきた
榛名がとっさに叫ぶ
「お姉様・・・!ぜ、全艦回避!!」
だが、その叫びは間に合わなかった・・・。
と、思ったその瞬間・・・
四人の前に、背が高く、艤装がとても大きい艦娘が立つ
flagshipの攻撃は、その艦娘に当たった。
「いたた・・・み、皆さん大丈夫ですか?」
その艦娘は、小破状態で金剛たちの方を向いた
霧島が驚いたように声を上げる
「あ、貴方は・・・!大和型一番艦、大和・・・さん!」
大和と呼ばれたその艦娘は、ニコッと笑った。
「正解です。さぁ、ここは私に任せて。みなさんは、撤退してくださいな。」
金剛が答えた
「デ、デモ・・・」
大和は再び笑った。
「ふふ。私は大丈夫。さぁ、撤退して。私は攻撃を開始します。」
金剛達は、撤退するふりをして、隠れて様子を見ていた。
「敵機補足、三式弾装填!四画最大・・・全主砲・・・薙ぎ払えっ!」
大和はそう叫び、砲を発射させる。
見事flagshipに当たったようで、水柱が上る。
「撃破・・ですね。」
嬉しそうに大和は微笑んだ。
金剛は驚いている
「凄いデース・・・あんな火力の攻撃・・・見たことありまセーン・・」
比叡も
「はい・・・。私達四人の力を合わせても、追いつけないかもしれません・・」
榛名も言った。
「凄い・・・ですね。」
霧島は眼鏡を持ちながら
「私が見たものでもあのような火力を持った艦娘を見たのは初めてね。」
四人は、大和の圧倒的な火力を前にして、驚きの言葉しか出なかった。