if〜刹那君は引きこもり〜   作:猫舌

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どうも、猫舌です!
このたび、この小説がお気に入り数200を達成しました!
読者の皆さん、本当にありがとうございます!
では、どうぞ!


第20話

刹那サイド

 

 

模擬戦当日、僕達はハラオウンさんに案内されて《アースラ》とか言う便利な艦に乗っている。一応何時でも金剛がハックできる様にしたし、今回は少し本気を出すから如月家総出で来ている。今はディアーチェ達とセシアの最終調整を終えて真希とマルチプレイの最中だ。プレイ中にドアの開く音と声がするが無視してプレイする。

 

 

「久しぶりだね、刹那君」

 

「どう?運極のタスカンの神化アレキサンダーは?」

 

「初心者の私にはありがたいわね。でも刹那もハーレーだっけ?あれ運極タスカンでしょ?」

 

「まあ、課金したからね。それよりも超・獣神祭とゴッフェスだよ」

 

「私、今回こそ赤おでん当てるわ」

 

「僕はハクと闇カーリーかな」

 

「刹那君?聞いてる?」

 

「あ、そう云えば暁の改二出るの知ってる?」

 

「本当!?楽しみだわ」

 

「真希って暁型好きだよね」

 

「ええ、特に響よね。ねえ、お願いが・・・」

 

 

真希のお願いが大体予想できたので首を横に振る。

 

 

「残念だけどあのシステムを人に譲渡するのはちょっと・・・」

 

「ですよね~。あ、スピードクリアできたわよ」

 

「正直ツクヨミがもう怖くないよ。ま、コレで運極タスカン達成だね」

 

「聞いてる!?」

 

「「うるさい、向こう行け馬鹿」」

 

 

さっきから小煩い馬鹿を真希と同時に説教する。よく見ればその人物は高町なのはだった。本人は涙目で此方を見ている。

 

 

「・・・で、人の邪魔してまで話し掛けた内容は?」

 

「ねえ、今からでも遅くないから降参してよ。刹那君の力は世界の為に使うべきだよ」

 

「却下。そんな事よりゲームの方が大事だね」

 

「何言ってるの!?刹那君一人で幾つもの命が救われるんだよ!?」

 

「しつこいな。悪いけど君達の,ヒーローごっこ,に付き合ってる暇は無いんだ」

 

 

僕の言葉に高町の周辺の温度が一気に下がった。殺気を込めた目で僕を睨む。

 

 

「今の言葉取り消して」

 

「何で?権力振りかざして好き勝手してる奴らをごっこ呼ばわりして何が悪いのかな?」

 

「違うよ!ロストロギアは危険な物で私達はそれを封印して」

 

「でもそのロストロギアで成り立つ文化を持った世界が幾つ君達に滅ぼされた?結果君達がやったのは大量殺人だ」

 

「違う!」

 

「違うしか言えないのか君は?ほら、帰った帰った。後でゆっくり相手してやるから」

 

 

そう言って僕は手でしっしっと高町を追いやった。高町は納得してない顔で部屋を出て行く。

 

 

「何だアイツ?しかもディアーチェ達には目もくれないのか」

 

「気にするな。我等は気にしとらん」

 

「そうですよ。代わりにボコりますから」

 

「そうそう、僕がカッコよく倒しちゃうから!」

 

「私は戦闘システムが無いので何も出来ませんから応援してますね」

 

 

ディアーチェ達は各々、言ってくれる。

 

 

「ありがとう。でも忘れてない?今日は誰か一人って家で言ったんだけど」

 

「案ずるな。覚えている」

 

 

そう言って皆は立ち上がり、構えを取る。まさか此処で始める気か!?僕の心配は当たり、ディアーチェ達の・・・

 

 

「「「最初はグー!じゃんけんぽん!」」」

 

 

じゃんけんが始まった。それから三分程経ってもじゃんけんが続いていた。そこにアインスが端末から出て手を出した。

 

 

アインス:グー

 

残り三人:チョキ

 

 

「「「あ・・・」」」

 

「長い。刹那、今回は私も出る。流石にあの人の行動には腹が立った」

 

「アインスに怒られるとか余程だね」

 

 

結局こちら側のメンバーは、僕、アインス、真希、ハラオウンさんの四人になった。そして時間が訪れ、僕達は模擬戦のフィールドに入る。僕達の目の前には馬鹿四人がいて、アインスを見て驚いている。まあ、さっきまで端末に居たしね。八神がアインスに声を掛けた。

 

 

「アインス・・・?アインスなん?」

 

「はい、お久しぶりです」

 

「何で此処に?」

 

「私は彼、刹那に救っていただきました。これからの人生を彼に捧げると決めたのです」

 

「ははは、何言ってるん?アインスは家の家族やで?早くこっち戻って来てな」

 

「今は如月家の者です」

 

「刹那君からも何か言ってやってや!」

 

「アインスは僕の嫁!」

 

 

その瞬間、馬鹿共が固まる。アインスはドヤ顔で馬鹿共を見た。

 

 

「だから君達に返す気なんて無い。アインスは僕の女だ」

 

「刹那の・・・女・・・」

 

「ねえ、私は?私は?」

 

 

僕はアインスの手を取って自分に引き寄せる。アインスは身を屈めて僕を抱きしめた。その横で真希が袖をクイクイと引っ張るので「君もだよ」と言ってアインスと同じ体制にさせて頭を撫でる。その光景を見て八神は暗い目で僕を見た。

 

 

「やっぱり倒すしかないんやな・・・」

 

「倒す?倒されるの間違いだね」

 

「絶対に刹那君達の目を覚まさせたるからな!」

 

「残念、コレが現実だよ」

 

『そろそろ良いかしら?』

 

 

僕達の前にモニターが出現し、そこにハラオウンさんの母が写された。

 

 

『では、お互いにデバイスの準備を』

 

「セシア、モード《剣士》でセットアップ。機動コードは《ヴァルセーレ》」

 

『はい!セットアップ!』

 

「私達も行くわよ!セットアップ!」

 

『心得た。セットアップ』

 

 

僕達もバリアジャケットと武器を纏う。僕は何時もとは別モードで鎧が一部に装備された服にマント、セシアが変化した剣を腰に下げる。真希も何時もの槍を装備する。ハラオウンさんもセットアップを完了し、アインスも背中から黒い羽を広げて戦闘モードだ。アインスは今回ユニゾン無しで戦う。本人曰く、自分で殺らねば意味が無いそうだ。そして開始の合図が鳴り響いた。

 

 

刹那サイド終了

 

 

三人称サイド

 

 

模擬戦が始まり、高町なのはを筆頭とした管理局陣営が構えた瞬間、既に刹那が目の前まで迫り、右手を突き出していた。その意味を直様理解したなのは達だが無慈悲にも刹那の手から閃光が放たれた。

 

 

「《ザケル》」

 

 

その閃光と衝撃になのは達は吹き飛ばされ、地に叩きつけられた。なのはが立ち上がると既に戦力は分断され、刹那VSなのは、フェイトVS真希、アリシアVSクロノ、はやてVSアインスとなっていた。刹那はゆっくりとなのはへと歩を進め、笑う。

 

 

「どうした?もう終わりかい?」

 

「そんな訳無い!《ディバインバスター》!」

 

 

なのはは直様立ち上がり、魔力砲を放つ。だがその砲撃は刹那の片手であっさりと止められた。

 

 

「・・・《ザケルガ》」

 

「く・・・きゃあっ!?」

 

 

受け止めていた刹那の手から回転しながら進む電撃が放たれ、ディバインバスターを抉りながら突き破る。なのははこの時油断していた。この電撃を相殺の為に放ったと思っていたのだ。なのはを見ながら刹那は思う。

 

 

「(アイツ、頭が悪いな。僕はまだ魔法を出し続けているのに・・・)」

 

 

止まることなくザケルガは進み、なのはに直撃する。なのはは電撃に悶えながら再び地に伏せる。

 

 

「その程度で僕に勝とうだなんてよく思えたね。聖王と魔王舐めるな三下」

 

「勝って・・・みせる!」

 

「ふん・・・はっ!」

 

「あぐっ!?」

 

 

近づいてきた刹那に相棒のレイジングハートを振るうが、刹那に腕を取られ、柔術で地べたへダイブし、起き上がろうとした瞬間、腕を足で押さえつけられて相棒を奪われる。

 

 

「なってないね。君の教官は杖型にも関わらず杖術すら教えてくれないのかい?」

 

 

そう言って手にあるレイジングハートを片手でへし折った。損傷状態になったレイジングハートが手から落ちる。その光景になのはは唖然とした。絶望的なまでの差に身がすくむ。逃げないとやられる。刹那に圧倒的な恐怖を抱いたなのはは魔力強化を全開で掛けて立ち上がろうとする。

 

 

「ふ~ん、まだ立つんだ」

 

 

刹那は覚めた表情で足を急に話す。なのはは勢い余って余計な力を入れて立ち上がり、大きな隙を作る。しまったと思った時には既に刹那が目の前でジャンプして顔の高さで足を構えていた。思わず腕でガードするが途轍も無い衝撃と激痛を感じながらなのはは吹き飛ぶ。

 

 

「う、嘘・・・何で?刹那君は魔力強化なんてしてない筈」

 

「そうだね。僕は純粋な体力で戦ってるんだけど」

 

 

刹那はそう言って高町さんにデバイスを投げる。コアは外して潰したからAIの破損は無いだろう。少なくともこの戦いでは使えない。この行為を行った理由は真希に言われた事だった。それは彼女はデバイスのモード開放を使って無理をすると言う事だった。只でさえ死に掛けた体なのにそんな無茶したら今度こそ死ぬ。流石に模擬戦に死人を出したくない刹那は先にデバイスの破壊を行ったのだ。これでなのはは降参するしかない。先程から見ていると皆苦戦し始めている。

 

 

「全く・・・何やってるんだか」

 

 

刹那はなのはの横を通り過ぎる。なのははカタカタと震えながら何も出来ずに敗北者として認識され、この空間から強制転移させられた。刹那はなのはには見向きもせずに援護へと向かう。

 

 

「現状一番持つのはアインスか・・・なら・・・こっちだ」

 

 

刹那の向かった先は真希の所。つまりはフェイト・テスタロッサの場所であった。直ぐに到着した刹那は槍と鎌でぶつかり合う二人の間に入り、フェイトへと手を向ける。

 

 

「僕も混ぜろ。《レイス》」

 

「かはっ・・・!」

 

 

刹那の手から電撃では無く、重力の球が放たれてフェイトの腹部に直撃した。フェイトは肺の空気を無理矢理出されながら吹き飛び、地面をボールの様に何度もバウンドする。一発でグロッキーになった体に鞭を打ち、立ち上がった時には既に刹那が迫っていた。その手には腰にあった剣を構えている。フェイトも何とか手にある鎌型のデバイス《バルディッシュ》で応戦する。

 

 

「へえ、レイスを喰らって立ち上がったのは君が初めてだ」

 

「くっ・・・当たれ!」

 

「何処を見てるの?《魔光一閃》!」

 

 

刹那は剣を力強く振り、フェイトから距離を取る。今の攻撃でフェイトのデバイスに罅が入った。それともう一つの事実にフェイトはまだ気づいて居ない。次の瞬間、それは明らかとなった。フェイトがバルディッシュを振り上げた瞬間、体の力が抜けてバランスを崩した。刹那は直ぐに蹴飛ばす。フェイトはフラフラになりながらも立ち上がり、魔力を一気に開放した。

 

 

「《ソニックフォーム》!」

 

 

叫んだ瞬間、バルディッシュは鎌から大剣へと変わってバリアジャケットも代わる。速さを重視した装備。だがそれは・・・

 

 

「・・・変態?」

 

『変態ですね』

 

「変態ね」

 

『変態だな』

 

 

刹那と真希、互いのデバイスから出た意見が重なった。目の前には正に痴女と言える中学二年生が居た。

 

 

「違うよ!?これは高速戦闘用に!」

 

「いや、その装備はダメでしょ。うわ・・・キモ」

 

「キ・・・!?」

 

「うん・・・無いわ・・・」

 

「君が言うなよ。この前部屋のドア開けたら君全裸で布団に入ってたよね?」

 

「アレは刹那に対しての全裸待機だからセーフよ」

 

「アウトだよ馬鹿!」

 

 

コントしてる間にフェイトは一気に接近しようと地を踏んだ。だが、急に脱力して転ぶ。

 

 

「な、何で・・・」

 

「このモードの特徴さ。この時のセシアの剣に触れた者の魔力と体力を奪うんだよ」

 

「ま、まだ・・・負けてない・・・!はあああああああ!」

 

 

フェイトは力を振り絞って剣を振り下ろす。刹那は無表情で剣を軽く振り、弾く。

 

 

「・・・じゃあ、最後に僕の番だね」

 

 

そう言って刹那は剣と手を動かして魔法陣を描き、詠唱を始める。

 

 

「----我が封神の型をとりて、一心に彼奴の術を打ち破らん!」

 

 

魔法陣と詠唱が終わり、剣を横凪に振るって刹那は叫んだ。

 

 

「《バルバロス・ソルドン》!」

 

 

瞬間、魔法陣から巨大な剣を持った腕が出現し、フェイトへと横凪に叩きつけられた。砂塵が舞い、衝撃が刹那達を襲う。やがて目の前が見える様になると、フェイトがピクピクしながら気絶していた。

 

 

「流石に威力が高すぎたかな?《ジャン・ジ・ソルド》位に下げれば良かったな・・・」

 

 

刹那は己の加減の下手さに苦笑しながら次の戦闘へと向かおうとする。その前に真希に止められた。

 

 

「刹那、私ってもういらないの?」

 

「いや、ハラオウンさんの援護に回って。それで、今から7分後に此処のど真ん中に残りの二人を集めて。僕がとどめを刺す」

 

「分かったわ。それじゃ、行ってくるわね」

 

「お願い!僕達も行くよセシア!」

 

『はい、マスター!』

 

 

僕達もダッシュでアインスの方へと向って行った。

 

 

~一方《アインスVSはやて》~

 

 

「行って、《アポロン》!」

 

「クッ!《ベルド・グラビレイ》!」

 

 

はやての放つ複数の魔力砲をアインスは巨大な重力の帯を創り出し、重力と斥力で魔法を消す。直ぐに反撃に入った。

 

 

「《ギガノ・ガランズ》!」

 

「無駄やで、《アイギス》!」

 

 

アインスの魔法陣から放たれた巨大な鉄塊がはやての防御魔法に容易く防がれる。そしてはやての次の魔法が放たれた。

 

 

「これで終わりや!《ラグナロク》!」

 

「此処までか・・・」

 

 

はやての最大魔法。それを前にし、アインスは諦めて瞳を閉じようとした次の瞬間、

 

 

「《ザグルゼム》!」

 

 

声と共に電気の球が放たれ、ラグナロクに直撃する。ラグナロクは電気を帯びながら此方にスピードを緩めず突っ込んでくる。そしてアインスの目の前に魔法を放った人物、今の主が姿を見せた。

 

 

「この魔法は電撃の力を溜める。それは魔法にも作用する。つまり・・・」

 

 

刹那は言いながら右手を向ける。

 

 

「こうすれば良いってね!《ザケルガ》!」

 

 

刹那から放たれた電撃がラグナロクに直撃した瞬間、威力が一気に膨れ上がり、はやての最大魔法は打ち消された。

 

 

「な・・・!?」

 

「おお、綺麗に消えたね君の最大魔法」

 

「刹那・・・」

 

「ゴメン、遅れた」

 

「いや、大丈夫だ。では、最後の作戦だな」

 

「うん。あと5分で残った馬鹿と集めて僕の《バオウ》で叩く」

 

「良いのか?それはベル家に伝わる秘術で・・・」

 

「どうせバレる魔法さ。それに威力は抑えてあるしね」

 

 

そう言って刹那はアインスに合図を送ってはやてに肉薄して行った。はやても応戦し、魔力弾を放つ。

 

 

「遅い、《ラージア・ザケル》」

 

 

刹那が手を向け、広範囲のザケルを放つ。辺りの魔力弾が全て吹き飛んだ。

 

 

「これならどうや!《アルテミス》!」

 

 

先程の複数の砲撃が加速して迫る。アインスが冷や汗を流す中、刹那は顔色一つ変えずに手を向け、少し下に手を向けた。

 

 

「《マーズ・ジケルドン》」

 

 

刹那の手から巨大な磁力の球が放たれ、其処にアルテミスが集中し、弾かれる。そのままマーズ・ジケルドンは進み、はやての靴に軽く触れた瞬間、はやての体は球体の中へと吸い込まれた。

 

 

「このっ・・・きゃああああああ!?」

 

 

抵抗した瞬間、電撃が球体の中で暴れまわり、はやてを苦しめる。刹那は近づいてはやてを見上げた。

 

 

「小鴉の丸焼き一丁上がりってね」

 

「まだや・・・まだ、終わっとらん」

 

「しつこいね君も」

 

「そうや、此処で負けても私達は諦めん。刹那君の家族を人質に取ってでも・・・」

 

「・・・今何て言った?」

 

 

はやての言葉に刹那から魔力が吹き出す。そしてはやてをマーズ・ジケルドンから開放し、空かさず右手を突き出した。

 

 

「ザケル!ザケル!ザケル!ザケル!ザケルガ!ザケル!ザケル!ザケルガ!」

 

「きゃああああ!がはっ!げほっ!ごはっ!」

 

 

何度も何度も電撃を喰らい、電撃が止むと安心した表情で刹那を見た。

 

 

「スウウウウウウウウウウゥゥゥ・・・」

 

「(アカン・・・この子息継ぎしとるやん)」

 

 

はやての心配は当たり、刹那から再び電撃が放たれた。

 

 

「ザケルガ!ザケル!ザケル!ザケルガ!ザケル!ザケル!ザケルザケルガ!」

 

「ぎゃあああああ!ごぼおっ!げはっ!ぎゃはっ!」

 

 

今度こそ解放された・・・。そう思った瞬間、はやての目の前に怒りの形相を浮かべた刹那が見えた。

 

 

「(あ、これ上げて落とすパターンのヤツや)」

 

 

そして刹那から電撃のオンパレードが繰り出される。

 

 

「ザグルゼム!《テオザケル》!ザグルゼム!テオザケル!ザグルゼム!」

 

「あっ!あひっ!アッーーーーーーー!」

 

「そして・・・ぶっ飛べーーーーーーー!」

 

 

ザグルゼムからの強化版ザケルの強化を連続で続け、最後にザグルゼムを喰らわせた状態で宙に投げた。投げられたはやての先には追い詰められていたアリシア・テスタロッサが居た。

 

 

「行っけえ!ベル家に伝わりし秘術、黄金の雷、《バオウ・ザケルガ》!」

 

 

----バオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!

 

 

刹那の魔法陣から金色の雷の龍が出現し、はやてへと迫り、はやてをバクッと嚙んだ。次の瞬間、バオウはザグルゼムの効果で巨大化し、形を変える。もっと強そうな龍へと姿を変えた。そしてそのままアリシアへと進んで行く。

 

 

「えっ、ちょっ何アr」

 

 

アリシアは叫ぶ事無くバオウに飲み込まれて行った。やがてバオウが消え、空間には静寂しか無かった・・・。

 

 

三人称サイド終了

 

 

刹那サイド

 

 

「・・・うん、スッキリした!」

 

「何か私いらなかった気がする」

 

「僕もだ・・・」

 

 

一人やりきった表情の僕に対し、真希とハラオウンさんが疲れた表情を浮かべていた。取り敢えずこれで少しは静かになるだろう。そう思いながら僕達は控え室へと戻った・・・。

 

 

刹那サイド終了




はい!第20話でした!
正直書きすぎた気がします!
書いてて思いましたけどやっぱり《ザグルゼム》からの《バオウ・ザケルガ》ってカッコイイですよね!
では、さようなら!
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