ディアーチェ「菓子はやはりきのこだ!」
シュテル「たけのこです。絶対に譲りません」
刹那「何くだらない事で喧嘩してるのさ・・・」
ディアーチェ「ならば刹那はどうなのだ!?」
シュテル「そうですね、教えてください・・・」
刹那「いや、僕きりかぶ派だから」
ディア&ユーリ「「あ、そっち!?」」
刹那サイド
ある日の休日、僕達は久しぶりに地下室へと潜り、書庫の掃除をしていた。お母さんはズボラな人だったから書庫と言うよりも倉庫の様になってしまっていた。偶々遊びに来てた真希も道連れに埃だらけになりながら掃除をする。そんな中、真希が何かを見付けて来た。
「刹那、このマントって何?」
「ん?ああ・・・懐かしいなソレ」
それはマントと言うよりもローブの方が良いかもしれない見た目だった。これはベル家に代々伝わるマントらしいが、僕の身体能力上ハッキリ言って使わない。この前家族内で模擬戦して生身でアインスのデアボリック喰らったけど、擦り傷一つだった。僕は真希に言う。
「それ凄いんだよ。先ずは着てみて」
「ええ。・・・こうかしら?」
「そうそう。それで、マントの端を其処の柱に括りつけて」
「・・・出来たわ」
「それじゃあ、思いっきり引っ張って」
「ふん・・・!」
「もっと強く!柱が折れるくらいに強くだ!」
「おおおおおおおおおおおおお!!!」
「そのマントは伸びる」
ニュルッ、ゴシャッ!
気の抜けた音に続いて真希が壁に顔面をぶつけた音が響く。真希は顔を抑えて何処かの民族の様に飛び跳ねる。
「何させてるのよ!痛いじゃない!」
「ゴメンゴメン、ついついやっちゃった」
怒鳴る真希をシカトして掃除を続ける。暫くするとアインスと金剛、セシアが紅茶とスコーンを持って来た。
「皆、そろそろ休憩にしよう。金剛が紅茶とスコーンを用意してくれたぞ」
「と言っても材料は提督がnetshopで買ってくれた物ですケド」
「あれ?ディアーチェ達は?」
「先に上で休んでますよ」
「そっか。じゃあ行k・・・ん?」
立ち上がったその時、本棚から一つの本と石が落ちて来た。僕はそれを手に取る。
「何これ?本・・・と石?」
本は純白で、黒い線でベル家の家紋の魔法陣が描かれていた。本を開くとページは真っ新で、何も書いていない。石の方を見ると、綺麗な青色の石を装飾してネックレスにしたタイプだった。
「本は多分魔導書なんだよね」
「魔導書?」
真希の疑問に答える。
「うん。伝記によれば、ベル家は元々自分で魔法を扱えない人達だったんだ」
「自分で使えないの?」
「そう、でも彼らは自分と波長の合う人をパートナーとしてその人に魔道書から魔力を送ってもらって魔法を使っていたらしいよ」
「そうなんだ・・・。じゃあそれも?」
「多分。魔道書にも様々な色があって僕の祖父は赤だったってお母さんに聞いた事がある」
「え?でも古代ベルカ時代って何年も前よね?」
「ベル家は代々長寿なんだよ。本来ならお母さんも100は軽く超えるまで生きる筈だったんだ」
「もはや人じゃ無いわねソレ」
「うん、自覚はある」
話していると、金剛が石に付いていた何かを見つけたのか手を伸ばす。
「此処にswitchみたいなのが付いてマス」
ポチッ
間の抜けた音がまた響くと、石が輝きを放ち始める。
「え、ちょ、金剛!?下手に押しちゃダメだよ!」
「oh!ごめんなサイ!」
金剛の謝罪を聞いた瞬間、僕達は眩い光に包まれた・・・。
「・・・スター!マスター!」
「う・・・此処・・・何処?」
セシアに言われて気が付くと、僕達は荒野のど真ん中に立っていた。
「え、ナニコレどうなってるの?」
「私にも分かりませんが、コレだけは言えます・・・」
そう言って遠方を見るセシアを見て僕も同じ方向を見る。身体強化で視力を上げて遥か彼方を見る。そこでは、誰かによる戦闘が行われていた。金髪の少年が後ろの少女を魔導生物から庇いながら戦っているのを見て、僕は直様レドルクを発動する。
「セシア、セットアップ。アインスも行くよ」
「了解です!」
「ああ、行くぞ刹那」
「「《ユニゾン・イン》!」」
アインスとユニゾンする事により、僕の髪は黒く染まってアインスの戦闘服を男らしくした服装になり、右手には太刀であるユニゾン状態専用状態のセシア《夜刀[月影]》が握られていた。
「金剛は端末の中へ。真希は僕に掴まって」
「ハイ!」
「分かったわ!」
「それじゃあ、行くよ!」
僕は地面を蹴って一気に駆け出す。距離は十秒も経たずに縮まった。僕は少年に攻撃を加える魔導生物へセシアを一閃した。
「消えろ、《迅竜一閃》」
ピッと音を立てて魔導生物に黒線が引かれる。そして魔導生物の体はそこから真っ二つになり、地に伏せる。敵の残党が居ないのを確認すると、僕はユニゾン等を解除する。
「ふう・・・」
「ウヌ?オヌシは誰なのだ?」
目の前の出来事を理解できていないのか、金髪の少年が僕に話し掛ける。本来なら此処で名乗るのだが、皆さん、思い出してほしい。そう、僕は未だに不特定多数の人間に対し、コミュ障を遺憾なく発揮するという事を・・・。
「あいんす・・・」
「はあ・・・すまない、家の主は人見知りが激しくてな」
「そ、そうなのか・・・?兎に角、助けてくれてありがとうなのだ!」
そう言って金髪の少年は笑みを浮かべる。後ろの少女も無事の様だ。でも、あの少年、何処かで見た気が・・・。そう思っていると、少年の背後から声が聞こえた。
「おーい!《ガッシュ》!」
「ウヌ!こっちだ《キヨマロ》!」
少年の後ろから黒髪の青年が走ってくる。その手には,赤い本,が握られていた。その瞬間、僕の頭の中で全てのピースが揃った。思わずアインスの後ろから前に出る。
「貴方は・・・まさか!?」
「ウヌ?」
まさか、こんな事って・・・。
「2代目ベル家当主《ガッシュ・ベル》!?」
「そうなのだ!私はガッシュ・ベル!優しい王様なのだ!」
僕はこの日、顔も知らぬ父親をすっ飛ばして、伝記でしか読んだ事の無い祖父と対面した・・・。
~数時間後~
「そうか・・・君達はその石でこの時代に・・・」
あれから、祖父の迎えに来た馬車に乗せられて、僕達は祖父の住む国へと向かう。先程の少女は近くの村の者らしく、薬草を摘んでいた所を襲われ、悲鳴を聞きつけた祖父に助けられていたらしい。そして僕達は、祖父のパートナーである《キヨマロ・タカミネ》さんにベル家の者と言う事を伏せて事情を説明した。流石にそんな事を言ったら打ち首にされかねない。言葉に気を付けながら、アインスの後ろに隠れて説明をする。
「大変だったな。大丈夫だ、君達の住む所は俺達が保証するよ」
「ありがとうございます・・・」
「気にするな。ガッシュとあの女の子を救ってくれたお礼だ。それにこれはガッシュも望んでいる事だしな」
「そうなのだ。刹那達には帰るまでの間、私の城で過ごしてもらうのだ」
「城・・・ですか?」
良いのかな・・・王族の家に泊まっちゃって・・・。確かに僕も王族だけど、この時代となるとお母さんすら生きてないし、祖父は6歳って言うじゃないか。先が長すぎるよ・・・。そんな事を考えている間に城へと着き、僕達は玉座の間へと通される。暫らくすると、王様らしい服を着た祖父と、その周りを配下達が並ぶ。やめてくれ・・・これ以上知らない人に増えられたら・・・。
「お、おい・・・大丈夫か?顔色悪いぞ?」
そう言って僕の体をキヨマロさんが触った瞬間、僕の意識はシャットアウトされた・・・。
刹那サイド終了
~せつラジ!~
刹那「久しぶりにこのコーナーがやって来ました。《せつラジ!》」
セシア「キャストは何時もの二人に加え、ゲストの」
ディアーチェ「《ディアーチェ・如月》だ」
刹那「今日はこの3人で進めて行くよ。それじゃあ最初の質問はコレ!」
[刹那ってどんな修行をしたらそんなチートキャラになるの?]
刹那「ああ、それはね。まず2秒間に100個のペースで増える魔力弾を全て身体強化無しで10分間避けきるとか、それを銃で打ち落とすとか、斬るとかもしたし」
セシア「後は分身と戦う事ですよね」
刹那「そうだね。自分自身だからその戦いの中で何かを掴まないと倒せないもん」
ディアーチェ「そう言いながらこの前一人で三人相手していなかったか?」
刹那「そうだけど、それは慣れたからだよ。それじゃあ次、行ってみようか」
[ディアーチェ最近不憫じゃない?]
ディアーチェ「その通りだ作者よ!最初は如何にも我が正妻の様な状態だったのにアインスにプロポーズするわ、真希と中学生みたいな恋愛するわ、挙げ句の果てには墓地に現地妻(第21話参照)だと!?」
刹那「現地妻ちゃうわ!て言うかメタいよ!」
セシア「つ、次行きましょう次!」
[沖縄で女装した刹那君hshs]
刹那「よっしゃ、そのそのコメント言った作者のリア友ぶん殴ってやる」
ディアーチェ「落ち着け刹那!バオウはマズい!」
セシア「ああ、魔法陣からバオウが顔出し掛けてます!」
ディアーチェ「すまん刹那!」当て身!
刹那「うっ・・・」
ディアーチェ「ひとまず、と言った所だな」
セシア「今日はもうお別れです。また今度お会いしましょう」
ディア&セシア「「さようなら」」