if〜刹那君は引きこもり〜   作:猫舌

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皆さん、遅くなりましたがメリークリスマス!


第51話

刹那サイド

 

 

「うっわ・・・面倒事の予感」

 

 

転移結晶の誤作動で行き着いた先は何処かの研究所の前。そして僕の視線の先には今にも人生からログアウトしそうな大人が3人。

すぐに気配を探るが反応は無い。この3人以外は誰もいない。

 

 

「仕方ない。《サイフォジオ》!」

 

 

魔法を発動して傷口を塞いでおく。僕に出来るのは傷を治すだけであって、流れた分の血液を取り戻す事は出来ない。未だに顔色が悪い3人をどうするか考える。

そんな僕の耳にセシアの声が入った。

 

 

『マスター!接近する反応ありです!これは・・・戦闘機人!?』

 

「それって、トリエラの?」

 

「・・・何者だ」

 

 

セシアと話していると、僕の前に一人の少女が降り立つ。銀髪の少女は片方の目から夥しい量の血を流していた。

 

 

「・・・血、出てますけど治しましょうか?」

 

「ふん。情けは無用だ」

 

「いや、情けって言うか僕がグロイの見たくないだけなんで黙って治されてください」

 

「えぇ・・・(困惑」

 

「取り敢えず、サイフォジオ」

 

「なっ!?」

 

 

サイフォジオが突き刺さって驚いた顔の少女を見ながら僕は回復させる。目の傷はみるみる内に塞がって、綺麗な目に戻った。

視界が戻ったのか少女は不思議そうに右目に触れている。暫くすると、警戒した表情で僕を見た。

 

 

「貴様・・・その魔法と言い、何者なんだ?」

 

「ん~・・・通りすがりの、迷子かな?」

 

 

僕はそうとしか言えなかった。知らん大人を介抱した上に、見知らぬ少女と此処まで会話出来ているのだ。寧ろ褒めてほしい。

そんな僕の思いは却下され、少女は何処からかナイフを取り出して構える。

 

 

「ならば、倒してから聞くだけだ!」

 

「嘘でしょ!?ああもうっ!」

 

 

飛んでくるナイフをセシアで撃ち落とす。向こうもナイフをこれでもかと言うほど投擲して来た。すると、投擲されたナイフの一本が突然爆発する。

一瞬驚いて出来た隙を突いて、投げ出されたナイフが僕の肩に刺さった。

 

 

「あ、コレヤバいかも」

 

「爆ぜろ!《ランブルデトネイター》!」

 

「がっ!?」

 

『マスター!』

 

 

肩で爆発が起こり、僕は吹っ飛ぶ。爆心地からは血が流れ、焼け爛れていた。痛いけど、これなら二日もあれば完治するな。

 

 

「セシア・・・解除」

 

『な、なにを言ってるんですかマスター!?』

 

「良いからやれ」

 

『わ、分かりました』

 

 

僕はセシアに言って、モードを解除する。年齢魔法を使っただけの丸腰状態だ。でも今はコレで言い。余計な物も無い。これでアイツを完膚なきまでに叩きのめせる。

僕の行動に驚きつつも少女はナイフを放って来た。

 

 

「血迷ったか!」

 

「・・・《グラビレイ》」

 

「なにっ!?」

 

 

翳した手から巨大な重力のフィールドが展開され、ナイフは全て地面へ沈んだ。そのままジワジワと少女へとグラビレイを浸食させる。

 

 

「これくらいのスピードなr「残念、片手が開いてる」ぐぁっ!」

 

 

逃げようとした少女の頭上に、もう一つグラビレイを発動する。少女は踏み潰された蛙の様な態勢で地に伏した。

それに僕はただ発動し易いから手を翳しているのであって、別に手はいらないしやろうと思えば幾つでも連続で発動出来る。

 

 

「重力の変換資質だと・・・ありえない」

 

「んなもん君達が知らないだけだろ。そっちの常識が全てとは限らないさ」

 

 

それにベル家の魔法は本来秘匿されるレベルの物だ。術式だって多分僕以外に組める人や、解読出来る人は居ない。

僕はそんな事を考えながら魔法の威力を強めて、少女を気絶させる。

 

 

「さてと、セシア。今更だけど此処何処?」

 

『えっと・・・管理外世界の様ですね』

 

「そっか。不本意だけどそこの3人連れて転移するよ」

 

『はい、マスター』

 

 

転移魔法を発動して、僕達は如月家へと帰還した・・・。

 

 

~如月家~

 

 

「刹那・・・すまない」

 

「アインスの所為じゃないって。ほら、泣かないの」

 

 

家に帰ったらジャンピング土下座をかまして来たアインスを慰める。正直、大人の女性のガチ泣きは引く。状況にもよるが、今は引く。

ハンカチでアインスの涙を拭きながら布団に寝かせた3人を見る。なんとか顔色は良くなって来たけど、暫くは目を覚まさないだろう。それにしてもこの人達何処かで見た様な・・・?

 

 

「ま、良いか」

 

 

目の前で人が死ぬ瞬間を見なかっただけマシだ。死体ならそこら中に転がってたけど。

それにしてもあの少女。セシアが言うには戦闘機人だって言ってたな。またあの馬鹿組織が何かやらかしてるな。

面倒事がこうも舞い込んでくると溜息しか出ない。そう思いながら僕はアインスの頭を撫でた・・・。あ、サンドバッグの処理忘れてた。

 

 

~地下訓練場~

 

 

「「だ、誰か・・・助け」」

 

 

刹那サイド終了




~特別編《刹那・サンタ》~


~深夜[如月家]~


刹那「よし、この日の為に家族の欲しそうな物を多数用意した・・・」

セシア『それじゃあ、行きましょう』

刹那「うん。僕の服がミニスカサンタじゃければ尚良しだけど」

セシア「無礼講ですよ♪」

刹那「さっきのパーティーで散々女装しましたけど?」


~ディアーチェの部屋~


刹那「お邪魔しま~す」

セシア『お、手紙ありますよ。どれどれ』


[新しいマフラーが欲しいです]


刹那「うんうん。はい、どうぞ」つ[マフラー]

セシア『次はシュテルの部屋ですね』


~シュテルの部屋~


刹那「いきなり鬼門にぶち当たったね・・・」

セシア『えっと、シュテルは・・・』


[刹那の入浴動画ください]


刹那「シンプルかつ最悪だ・・・」

セシア『・・・』つ[USB]

刹那「おいコラ」


~レヴィの部屋~


レヴィ「ぐか~・・・」

刹那「この子はまたお腹出して・・・」

セシア『レヴィの欲しい物は・・・』


[新発売のゲーム]


刹那「この子は純粋だ・・・」つ[ポケモンS&M]

セシア『二つもですか?』

刹那「厳選、性格一致。後は分かるね?」

セシア『アッハイ』


~ユーリの部屋~


刹那「この子もゲームかな?」

セシア『どうですかね?』


[某リンゴのカード10万円分]


刹那「高望みし過ぎだ。はい、3万円分」つ[リンゴのカード]

セシア『それでも上げ過ぎでしょう』


~アインスの部屋~


刹那「寝顔・・・可愛い」

セシア『チッ・・・はいはい御拝見』


[編み物セット]


刹那「この前、セシアに何かあげたいって言ってたよ」

セシア『』ブワッ

刹那「はい、メリクリメリクリ」つ[編み物セット]

~トリエラの部屋~


刹那「数年間会って無かったから趣味とか分からないんだよね」

セシア『まあ、見てみましょう』


[刹那様の幸せ]


刹那「・・・明日から優しくしてあげよう」つ手袋

セシア『やだこの子可愛い』


~金剛の部屋~


刹那「紅茶かな?」

セシア『紅茶ですね』


[紅茶が欲しいデース!]


刹那「ほいさ」つ[高級紅茶]

セシア『それ王室御用達ですよね?』

刹那「それくらい余裕で買えるよ?」

セシア『我が家の金銭感覚』


~自室~


刹那「いや~、お疲れセシア」

セシア「いえいえ」

刹那「それじゃあ・・・はい」つ帽子

セシア「あ・・・コレって」

刹那「前に欲しいって言ってたでしょ?パーティーの分とは別」

セシア「マスター、ありがとうございます」

刹那「喜んでもらえて良かった。これからもよろしくね」


<イチャイチャ♡


???『お姉さんも欲しかったな・・・』


MerryXmas♪
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