if〜刹那君は引きこもり〜   作:猫舌

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番外編ふぁ~すと! 《ifのif~刹那君と人外さん~》 第4話

刹那サイド

 

 

ある昼下がりのリビング。そこに僕とアキ兄は居た。

 

 

「刹那、入れるぞ・・・」

 

「うん・・・来て、アキ兄」

 

「行くぜ・・・刹那の穴は小さくて狭いな」

 

「んぅ・・・くすぐったいから早くして」

 

「悪い悪い。それじゃあ、強めに行くぞ・・・」

 

「お願い・・・」

 

 

アキ兄が体に力を込めた次の瞬間、リビングのドアが開き、顔を赤くしたセシアが入って来た。

 

 

「あ、アキトさん!?マスターになんばしよっとですか!?」

 

「ん?何って・・・」

 

「耳かきしてもらってただけだよね?」

 

 

僕は今、アキ兄に耳掃除をしてもらっていた。さっきまでは僕がしてあげていたのだが、アキ兄がお礼にとしてくれている。ありがたやありがたや。

 

 

「俺も刹那にしてもらったが最高だったぞ」

 

「そう言ってもらえるなら頑張った甲斐があったよ」

 

「キー!私だって中々膝枕させてもらえないのに!」

 

「だってセシア達僕の膝を弄るじゃん」

 

「当たり前です!マスターの膝を目の前に何もしないなんてソイツはホモかレズです!」

 

「おいおい、それじゃあ俺はホモ扱いか?」

 

「黙らっしゃい!出会って早々マスターにキスかましたのは何処のドイツですか!?」

 

 

セシアが言うと、一瞬だけあのアキ兄が怯んだ。あれは事故だし仕方ないでしょ・・・。そう思っていると、アキ兄がブツブツと呟き始める。

 

 

「・・・仕方ないだろ匂いが女だったんだから・・・本当に男なのか今でも怪しいんだぞ良い匂いするし柔らかいし可愛いし・・・血が美味いし・・・」

 

「あ、アキ兄・・・?戻ってこーい・・・」

 

 

トリップしたアキ兄を尻目に僕は端末を開く。其処にはハッキングした管理局のデータが表示されていた。この前真希に相談した事が効いた様で、あの馬鹿共は謹慎処分を喰らっていた。連帯責任を取らされたハラオウンさん達には少し悪い気がしなくもないが、此処は我慢してもらおう。暫くすると、アキ兄は正気に戻った様で、少し寝てくると言って、僕の耳掃除をした後に部屋へと戻って行った。アインスは図書館に行ったし、金剛とトリエラもバイト。ディアーチェ達は学校に行ってるからリビングには僕とセシアが残された。するとセシアが僕の膝に頭を乗せてくる。

 

 

「勝手に乗らないでよ」

 

「でも振り払わないんですね」

 

「まあ・・・好きな人とのコミュニケーションは大事だし?変な事しなければ別に・・・」

 

「可愛いなぁ・・・マスターは」

 

「・・・可愛い言うな」

 

 

僕はセシアの頭を撫でて天井を見上げる。僕は普通に生きたかっただけなのに・・・こうやって大切な人達と平穏な暮らしをしたかっただけなのに・・・何で管理局何かに邪魔されなきゃいけないんだ・・・。もういっその事アイツ等をk「マスター」

 

 

「・・・セシア?」

 

「大丈夫ですから。その殺気を沈めてください」

 

「あ・・・ごめん」

 

 

セシアに指摘され、僕は無意識に発していた殺気を抑える。すると、二階から足音がして、アキ兄が駆けつけてきた。

 

 

「どうした刹那。何かあったのか?」

 

「ううん。なんでもないよ。ちょっと今までの事を思い出してイラっとしちゃっただけだから・・・」

 

「イラっとしただけって・・・外見てみろ」

 

「外?・・・あ」

 

 

アキ兄に言われて外を見ると、庭先に気絶して泡を吹いた鳥達が落ちていた。ヤバい・・・外まで漏れたのか・・・。

 

 

「ま、まあ・・・大丈夫だよね!」

 

「周りは兎も角、至近距離に居た俺達は死のビジョンが浮かんだぞ・・・」

 

「マスターは殺気で人を殺せますから・・・」

 

「やった事ないよ」

 

「昔に勝手にマスターのプリンを食べたお母様を失禁させたのはどこの誰ですか?」

 

「~♪~♪」

 

 

口笛を吹いて誤魔化す。あれは勝手に食べた上に僕に見せつけたお母さんが悪い。そもそも殺気の使い方を教えたのはお母さんだし・・・。そう思っていると、アキ兄が何かを考えた表情をしていた。

 

 

「どうしたのアキ兄?」

 

「あ、いや、刹那の殺気なんだがな。通常の殺気とは違うモノを感じたんだ」

 

「・・・そう云えばお母さんが家の殺気は一味違うって言ってた」

 

「一味違う?」

 

「何でもベル家の人達が使う殺気は三種類あるんだって」

 

「殺気が三種類?」

 

 

アキ兄が首を傾げているのを見て、苦笑しながら答える。

 

 

「今みたいに生命を気絶とかさせちゃう威圧と、殺気を展開することによって周りの人達の動きや声が分かる神経を鋭くする強化と、魔力変換と組み合わせて防御や攻撃にする特殊強化の三つかな」

 

「・・・俺それ漫画で似てるの見たぞ」

 

「僕もだよ・・・」

 

 

説明を終えて、僕とアキ兄は二人で呟いた。

 

 

「「チートだなぁ・・・」」

 

 

相変わらずの家系の凄さに脱帽する。何より魔力使わずに身体強化できるんだから管理局涙目だ。そんな事を考えていると、ディアーチェ達が帰って来た。あ、買い物頼むの忘れてた!?僕は急いでメモを書き、ディアーチェ達に渡そうとするが踏み止まる。そう云えば最近テスト近かったっけ。しかも中二の夏の期末だから結構大事だ。僕は深呼吸をして、落ち着けてからセシアとアキ兄に言った。

 

 

「セシア、アキ兄。あのね・・・」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「まさかマスターが買い物に出るなんて・・・何と立派に・・・・」

 

「まあ、お一人様二パックまでの卵の人員だけどな」

 

「家は大飯食らいが僕も含めて結構いるから・・・」

 

 

因みにそれは僕、レヴィ、金剛の三人である。スーパーで会計を終えて、帰路へと着いていたその時、僕の目の前を見たくなかった奴が通った。

 

 

「あ・・・刹那君!」

 

「名前で呼ぶな馬鹿。それとこっち来んな」

 

 

三馬鹿の片割れである高町がいた。取り敢えずそこらの石ころを投げつける。

 

 

「い、痛いよ刹那君!」

 

「安心しろ、僕はその行為を何度も受けてきたんだ。君にも出来るさ正義の味方(笑)さん」

 

 

それに当たっても足だけにしてるし、下手に怪我をさせる気も無い。オーバーリアクションなんだよコイツは・・・。

 

 

「・・・二度と近づくな」

 

「ま、待って!何で刹那君は管理局に入ってくれないの!?」

 

 

またこの質問か。懲りないのかな学習しないのかなコイツは・・・!僕は溜息を吐きながら質問に答える。

 

 

「お前らがムカつくから嫌いだから以上」

 

「でも刹那君のお母さんを襲ったのは昔の事だよ!?そんな事水に流して・・・」

 

「・・・お前ふざけるなよ」

 

 

僕は殺気を出して高町を睨み付ける。

 

 

「そんな事?水に流して?人の平穏踏み荒らして好き勝手して挙げ句の果てに勧誘だ?人を馬鹿にするのもいい加減にしろよテメェ!」

 

「ま、マスター落ち着いて!」

 

「お前らの所為でお母さんは呪いに掛かって死んだんだ!病気なんかじゃない!お前らが!お前らがぁ!」

 

 

僕は殺気を受けて高町が過呼吸になっていた。丁度良い。このまま呼吸を止めてやる・・・死ね!

 

 

「刹那、そこまでだ」

 

「え?あ・・・」

 

 

アキ兄の声と首筋への衝撃に僕は意識を落とした・・・。

 

 

刹那サイド終了

 

 

三人称サイド

 

 

刹那を気絶させたアキトは刹那を背負って荷物を持つ。そしてなのはを無視して帰ろうとした。だが、殺気から解放されたなのははそれを許さない。

 

 

「ま・・・待って・・・」

 

「お前も大概しつこいな。がっつきすぎると嫌われるぞ」

 

「刹那君の力は・・・世界の為に・・・」

 

「この前も言ってたけど何だ世界世界って。その為なら他人の気持ちも踏みにじるのか?」

 

「ち、違・・・」

 

「お前は本当にそれしか言えないんだな。あまり俺を怒らs・・・どうやらもっと恐ろしいのが来ちまった様だ」

 

「・・・?」

 

 

急に顔を青くして一歩下がるアキトを見てなのはは後ろを振り返る。そこには・・・

 

 

「・・・何をしている高町」

 

「・・・GUILTYデス」

 

 

図書館とバイトの帰りであったアインスと金剛がアーカードとまで呼ばれ、恐れられたアキトを凌駕する程の殺気を放っていた。それだけではない。静かに怒りの炎を燃え上がらせていたもう一つの殺気が出現する。セシアだ。

 

 

「もうキレました・・・」

 

 

セシア達が同時にアキトを呼ぶ。

 

 

「「「アキトォ!」」」

 

「はい!何でしょうかお嬢様方!」

 

「刹那を連れて帰れ」

 

「此処からは女の戦いデース」

 

「分かっても分からなくても回れ右です」

 

「ア、ハイ」

 

 

アキトはその場から一秒もせずに居なくなった。それを見届けた後、セシア達はなのはを睨み付け、アインスと金剛が両方からなのはの肩を組み、セシアが正面から見据える。

 

 

「高町、少し付き合ってもらおうか」

 

「ちょっとbridgeの下に来てくれるだけでいいネ」

 

「あ、連絡とかしたら頭から下がサヨナラすると思ってください」

 

 

目の前の三人になのはは成す術無く引きずられていき、この日、一つの街に悲鳴が木霊した・・・。

 

 

三人称サイド終了

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~セシア達帰宅後~

 

 

「そのような事が・・・用事を思い出した。少し出てくる」

 

「私もです・・・ヤキツクシテヤル」

 

「マッテヨシュテルン。ボクモアイツヲキリキザム」

 

「落ち着いてください!・・・トドメハワタシデスヨ?」

 

「刹那様を怒らせた刹那様を怒らせた刹那様を怒らせたあのクソアマァ!」

 

 

高町なのは----追撃決定☆




コラボ第4話でした!
コラボはあと2話程で終わりにしようと思っています。
ではまた!
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