if〜刹那君は引きこもり〜   作:猫舌

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では、第8話です!
只今作者はパズドラのコラボのベジットが上方修正される事にテンションがハイになっている為、ヤバい事になってます!
では、どうぞ!


第8話

刹那サイド

 

 

団扇でユーリを仰いでいると、ユーリは呻く様な声を上げながら目を覚ます。

 

 

「あ、起きた」

 

「そう言えば私・・・」

 

「無理に起きない方が良いよ。まだ顔赤いし」

 

「ありがとうございます」

 

 

ユーリに少し水を飲ませてからもう一度横にさせ、団扇で仰ぐ。暫くすると、ディアーチェ達が戻って来た。

 

 

「今戻った。ユーリの様子はどうだ?」

 

「うん、もうちょっと寝かせてあげれば大丈夫だと思うよ」

 

「そうか。仰ぐのを変わろう」

 

「ありがと。はい」

 

 

僕はディアーチェに団扇を渡し、立ち上がる。ずっと座っていた為に体中から骨の鳴る音がする。気が付けば時刻は夜の8時過ぎで、食堂の閉まる時間は9時だ。

 

 

「皆、ユーリは僕が見てるから食堂に行って来なよ。僕はカロリーメイトがあるしユーリはこんな状態だから後で売店なり行って何か買っておくから」

 

「大丈夫だよ刹那!僕達も待ってるよ」

 

「ダメ。レヴィはご飯我慢できないでしょ」

 

「なら私が残りますよ」

 

「レヴィの次に大食らいな人が何を仰る。却下」

 

「仕方ない。我が残ろう」

 

「ディアーチェが居ないと財布が空になるからダメ」

 

 

レヴィとシュテルの食欲は赤城を軽く超えるのでディアーチェという名のリミッターが居ないと財布がアカン事になってしまう。僕が言うと、ディアーチェ達は渋々と言った表情で食堂へと向かって行った。僕はユーリを介抱しながら窓の外を見る。窓の向こうに広がる木々は綺麗な月に照らされていた。月の光が強いのか星は見えない。夜中に一人で月見風呂かなと考えながら僕はユーリが目を覚ますまで窓の外から視線を外さなかった。

 

 

刹那サイド終了

 

 

ユーリサイド

 

 

うう・・・体が重い。倦怠感の強い中、私は意識を覚醒させる。目を開けると其処には最愛の人が私を団扇で仰いでくれている姿があった。

 

 

「おはよう。と言ってももう夜だけど」

 

「ごめんなさい。折角の温泉旅行を・・・」

 

 

刹那の時間を無駄にしてしまったと思っていると刹那にデコピンをされる。引きこもりなのにこの腕力はおかしいと思うんですよ・・・。額を抑える私に刹那は恥ずかしそうに言った。

 

 

「家族なんだから迷惑掛けてなんぼでしょ。それに普段の行動が無ければユーリと居ると落ち着くしさ」

 

「そ、そうですか」

 

 

マズいです・・・私また逆上せるかも。そう思っていると、ディアーチェ達が戻って来た。

 

 

「おお、ユーリ。目を覚ましたか。気分はどうだ?」

 

「はい、大分楽になりました。迷惑掛けてごめんなさい」

 

「気にするな。我らは家族なのだからな」

 

 

刹那と同じ事を言ったディアーチェに思わず微笑んでしまう。私と皆の中に見えない確かな繋がりがあった事が嬉しかった。暫くすると刹那が立ち上がる。

 

 

「じゃあ、ちょっと其処の売店で何か消化に良い物でも買ってくるよ。ユーリは休んでて」

 

「はい。ありがとうございます刹那」

 

 

そう言って刹那は部屋を出て行った。そして数秒後に刹那は部屋に戻って来る。そして真っ青になった顔で言う。

 

 

「やっぱ誰か来て。他人怖い」

 

 

何か色々台無しな気がします・・・。

 

 

ユーリサイド終了

 

 

刹那サイド

 

 

結局シュテルに付いて来てもらい、僕達は売店へと来た。まずはユーリ用にゼリーなどの消化に良さそうな物を買う。その後に自分の夕飯を購入する。と言ってもおにぎり一個程度だけど。

 

 

「刹那、コレが欲しいです」

 

「ん?ああ、良いよ」

 

 

シュテルに財布とカゴを渡し、会計を頼む。まあ、ぶっちゃけ僕いる意味無いよね。会計を済ませたシュテルと部屋へ歩き出す。正直この時僕達が部屋を出たのは間違いだったのかもしれない。何故なら僕達の姿を見られたくない奴に見られたからだ。

 

 

「あれって・・・」

 

「どうしたの真希?」

 

「ううん。何でも無いよ・・・ジュルリ」

 

 

後ろの声に僕とシュテルが気付く事は無かった。その後部屋へ戻り食事を摂った僕達は就寝した。そして夜中の2時に僕は目を覚まし、風呂へと向かう。明かりを消して月明かりのみの風呂を楽しむ。夜中なだけあってとても静かだ。頭を洗っていると後ろに人気を感じた。家でシャワーを浴びている時のアレと同じだろうと思い、頭と体を洗い終わった僕は湯船に浸かり、目の前の景色を見る。その景色は、

 

 

「ハアハア・・・刹那の生裸刹那の生裸刹那の生裸・・・たまらんっ!」

 

「っ!?」

 

「おっと、声を出さないで。叫んだら貴方の尻と胸を揉み尽くすわ」

 

「っ!」コクコク!

 

「よし、じゃあ私の部屋へ来てもらうわよ」

 

 

そう言って僕はタオル一枚の状態で変態(蒼乃 真希)に拉致られた。

 

 

 

 

 

~真希の部屋~

 

 

 

 

 

「・・・で、何か申し開きは?」

 

「・・・ふぅ。誠に申し訳御座いませんでした」

 

「賢者タイムに入るな変態!」

 

「ありがとうございますっ!」

 

 

清々しい顔で笑顔になる蒼乃さん改め変態の顔面を踏み付ける。まさかコイツも泊まっていたとは・・・最悪だ。しかも此処の女将が親戚だと?最悪以外の何者でも無いな・・・。

 

 

「刹那のおみ足刹那のおみ足せt(ry」

 

「キモッ!」

 

「はぁんっ♡」

 

 

足を舐めてきた変態を罵倒しながら蹴り飛ばすと変態は頬を赤らめながら天井まで飛び、床へと落下する。その様子を見ながら変態の親が見てぽわぽわとしていた。

 

 

「あらあら、仲がいいわね貴方達」

 

「・・・この状況でそう思う貴方も大概ですよ」

 

 

そう言いながらお茶をすするこの変態の親は《蒼乃 あずさ》さん。変態に昔聞いた事があるが、途轍も無い方向音痴らしい。慣れない他人の視線にビクつきながらも僕は変態の部屋の浴衣を借りて、尋問を開始する。

 

 

「僕の質問に正直に答えろ。でなければシュテル達に突き出す」

 

「イエス・マイロード!何なりと!」

 

 

しっかりと彼女達の恐怖が刻み込まれている様だ。僕は話を続ける。

 

 

「此処に来た理由は何となく分かった。次に僕の部屋が分かった理由と覗いた理由を答えろ」

 

「部屋が分かった理由はサーチャーで追跡したからで覗いた理由は・・・乙女のひ・み・つ♡」

 

「よし、シュテル達よb「マジ勘弁してください!」真面目に答えろ」

 

「それは・・・刹那の裸見たら・・・滾っちゃって」

 

「処刑決定」

 

「そんなーーーーっ!?じゃあ、必死に刹那の裸を撮影した意味無いじゃない!」

 

 

その瞬間、僕は相手が女子にも関わらず腹パン&筋肉バスターを決めた後に、彼女の持っている写真データを消した。そして時刻は午前3時半。変態に対してCQCを叩き込んだりしていると、変態の母が慌て出す。

 

 

「今気づいたけどその子の保護者さん心配してるんじゃないかしら?」

 

「ねえ、まさかだけど」

 

「ええ、家のお母さんは超が付くレベルのドジよ」

 

「いやコレもうドジのレベルじゃ無いよね?て言うか帰っていいすか?割と眠い」

 

「あ、ごめんなさい。風呂の所まで送るわ」

 

「また遊びに来てね~」

 

 

そう言って変態がするりと僕の絞め技から抜け出して僕を抱える。所謂お姫様だっこと言うヤツっすね。男として負けた気がする。母親に見送られながら窓を開けた変態は僕を抱えた状態で忍者の様に宿の屋根をシュタタタ!と走り抜けて僕の部屋の風呂まで来た。

 

 

「さて、それじゃあ私は帰るから。またね」

 

「できればもう会いたく無いんだけど・・・ま、悪くないかな?」

 

「刹那・・・もう我慢できない!」

 

「え、ちょ、止m「何してやがるんですかこの虫ケラは」oh・・・」

 

「ねえ、何で刹那に覆いかぶさってるのカナ?カナ?」

 

「体調もバッチリなんで今なら何でも殺れる気がします」

 

 

声のした方向を向くと、デバイスを装備したシュテル、レヴィ、ユーリが居て、ディアーチェに僕は何時の間にか抱えられていた。

 

 

「刹那、無事か?」

 

「アイツに裸見られた撮影された足舐められた」

 

「貴様ら、殺れ」

 

「「「イエッサー!」」」

 

「アッーーーーーーーーーーーー!?」

 

 

月だけの夜、そんな空に一つだけ汚い花火が打ち上がった・・・。

 

 

変態が

   汚ぇ花火だ

        ざまあみろ

 

 

刹那サイド終了

 

 

 




はい!第8話でした!

どうしてこうなった・・・orz
ああ、真希がドンドン変態になって行く・・・。


真希「刹那の為なら私はアギトの如く進化するわ!」

刹那「そんな魂目覚めんな」
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