魔法少女リリカルなのはAnotherFactor 作:おもね
さて、目覚めた山の中で出会った青年にホイホイついて行った結果案内されたのは翠屋と言う喫茶店。
道中士郎の話聞いてみるとどうやら彼はこの翠屋のオーナー兼マスターらしい。(問いかける時にお前と言っていたら士郎と呼んでくれと言われた)
見た目にそぐわず32才で元の俺より7才も年上だ。
久しぶりに生命の神秘を垣間見た気がする。
彼には25才の奥さんと15才の長男、13才の長女、5才の次女が居るらしい。
お前奥さんにピー才の時子供産ませたのか・・・と呆れ果てて見せたらどうやら彼の連れ子で長女は彼の妹から預かっているのだとか。
うむ、中々複雑な家庭環境で我が門倉家もびっくりだ。(空と真的な意味で)
ちなみに移動は走ってではなく徒歩である。
この町の名前は海鳴、少なくともバルスカ世界ではそんな町は無かったので異世界だと断定出来る材料が増えてしまった。
しかし士郎、翠屋、海鳴か・・・前世で聞いた覚えがあるんだが流石に10年+15年×測定不能もの年月が経つと思い出すのが難しい。
まあそのうち思い出すだろうと考えつつ足を動かすのだった。
「あー・・・そうだな、信じられないと思うがツッコミは終わった後に頼みたいんんだが、いいか?」
目の前には好奇心に輝く目が4つ。
右から高町士郎、桃子、美由紀、なのはだ。
唯一と言っていい警戒した視線を放つのは高町恭也。
「俺の名前は門倉紅。門に倉、紅と書いてこうと読む。まあ呼び方は好きにしてくれ。年齢は、あーそうだな、9才だ。星修学園都市の星修学園付属小学校に通っている」
星修は学園都市じゃないが付属小学校はある、俺は別の小学校だったけどな。
「ふむ・・・聞いた事がないけどそういうことにしておこう。それで、どうして山の中にひとりで居たんだい?」
後で詳しく話せよと目で語られる。
そりゃあ流石に見た目小学生にもなってない子供がいる前で語るには俺の経歴は物騒すぎるんだ、勘弁してくれ。
「そこを聞かれると何とも言えないんだけどな。とにかく俺がわかってるのは気が付いたら見知らぬ山の中に居たって事だけだ
」
こればっかりは事実だ。
そしてふと思い出したのは二つの物語。
高町、海鳴、翠屋・・・もしかしなくてもとらハかリリカル?
いやしかしとらハなら士郎は既に死んでいるはずなので(二次創作で聞きかじっただけで詳しくはないが)恐らくリリカルな方だろう。
「あら、小学生なのね。それで、お家に帰れる宛はあるのかしら?」
「いやー、それが中々厄介で・・・」
と言いつつなのはちゃん(5才)の方に一瞬視線を送る。
流石に誤魔化すことなく喋るにはちょっと席を外していただきたいものだ。
と言うか一々言葉を濁すたびに突き刺さる恭也の視線がうざ・・・辛い。
「あー、桃子。そろそろなのはを寝かせないと」
「あら、もうこんな時間ね。なのは、明日も幼稚園だしそ寝ましょう?」
この夫婦一瞬でアイコンタクトしやがった・・・。
「やー、なのはももっとこうくんのおはなしききたいのー」
「明日幼稚園が終わったらたっぷりお話してくれるわよ。ね、紅くん?」
「え、ああ。帰ってきたら沢山お話しような」
「むー・・・やくそくだよ!おとうさん、おにいちゃん、おねえちゃんおやすみなさい!」
おやすみと異口同音で答える高町一家。
桃子さんがなのはを抱っこしてリビングから出て行く。
いい家族だな、なんてことを思う。
や、別に俺の家庭が崩壊してたとかそういうことじゃないけどさ。
「それでだ「ああ、桃子がくるまで待っててくれないかな?」・・・別に構わないが良いのか?そこのお嬢さんも含めて、女子供に聞かせる様な話じゃないと俺自身は判断しているんだが?」
いくら桃子さんがしっかりとした芯を持った女性でも、美由紀ちゃんがその見た目にそぐわぬ実力を持つ御神の剣士だとしても。
いやだって、目の前で女の子が溶けて行ったりむしろ自分も溶けていったり、なんて話は女性に出来ないだろ常考・・・
「紅くん、君が見た目に似合わない程、過酷な世界で生きていたというのは目を見れば理解出来る。それに大丈夫、桃子と美由紀ならな!」
「いや、その大丈夫な根拠を説明しろ・・・と言っても無駄なんだろうな」
しかも美由紀ちゃんは「いやー、お嬢さんだって。わたしそんなに美人に見えるのかな?恭ちゃん」なんてことを恭也に話しかけ呆れられた目で見られている。
「士郎さんお待たせ、なのははもうぐっすりよ!」
桃子さんが戻ってきた。しかし早過ぎないか?いや、幼稚園児ならこの時間ならアッサリ寝ても可笑しくはないか。
「さて、それじゃあ。本当の君について、教えて貰おうかな?」
そう言いつつにこやかにこちらを見る士郎を見て、ああ、こりゃあ洗いざらい話すしかないな。
と諦める俺であった。
リリカルなのはAF(ア○ルフ○ックではない)では開始時点(無印前空白期)では士郎34才、桃子27才、恭也15才、美由紀12才、なのは5才です。
空白期はなるべくアッサリ終わらせたいけど無理そうなら伸びるかもしれないです。
そして主人公はバルスカ世界への憑依転生者、甲は犠牲になったのだ。