魔法少女リリカルなのはAnotherFactor   作:おもね

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バルスカ世界では基本どのルートでもジルベルトを容赦無く殴って行くスタイル。稀にジルベルトが部下になってても例外ではない。


第三話:紅『AnotherFactor』

「さて、誤魔化さずに話して行こうか。名前についてと気が付いたら山の中っての『は』偽りは無い」

 

「と、言うことはさっきのは殆ど出まかせかい?」

 

仕方ないじゃん、と肩を竦ませる事で答える。

 

「本来の年齢は25才、立場としては統合軍対AI対策班外部受注PMC『フェンリル』、特殊遊撃部隊ハウンド中隊部隊長。階級は中佐だ。学生時代に星修学園都市に住んで居たのは本当だが星修学園に通うのは高等部になってからだな」

 

「あらあら、中佐さんだったの?すごいわねぇ」

 

いや、確かに俺の年齢で中佐ってのはごく普通の観点からすればレアケースかもしれないがまさかすごいの一言で終わらせられるとは思わなかったぞ・・・。

 

「しかし25才か・・・とてもそうはみえないぞ?そこらへんはどういう事なんだ?」

 

「あー・・・そこが一番厄介何だが一応、俺のいた世界の時代では技術的にはかなり進歩していてクローニングと記憶移行処置を利用した若返る方法は金額を除けばごく普通の技術でな」

 

「すまないがあなたが言っている統合軍もフェンリルにも聞き覚えは無いのだが?それにあなたの住んで居た世界の時代とはどういう事何だ?」

 

「恭也、と呼ばせて貰うが構わないか?ああ、あと俺の事は紅でも門倉でも好きに呼んでくれ、本来の年齢は上だが今はこんな見た目何だ。敬称はいらん」

 

「ああ、わかった。それでは紅と」

 

「あ、じゃあわたしは紅くんって呼んでいい?」

 

「ああ、構わないさ。美由紀ちゃん。恭也の疑問に答えるとまずは俺の居た世界と時代からだな、国際暦98年、こちらの暦に合わせると・・・士郎、今、こっちは何年何だ?」

 

「今年は西暦で2015年だよ」

 

となると・・・

 

「俺の計算が間違って無ければ西暦でいうなら2335年ぐらいかな?技術的にはこの世界より遥に進んでいる。先程挙げたクローニングや巨大アーコロジー、AIをベースに無限に広がるネットワーク群や様々な用途に使われるナノマシン等例を出して行けばキリがないな」

 

「ほえー・・・すっごい世界なんだ。・・・あれ?じゃあ紅くんはそのクローニングってので若返ったの?」

 

「いや、歳をとってからとか生命維持によっぽどの影響がある怪我や病気でもない限りクローニングはしないよ。若返った理由は俺にもわからないんだ」

 

「山の中で言ってたGOATやドミニオンって奴らの仕業じゃ無いのかい?」

 

「GOATは雇い主の略称だしドミニオンは俺たちの世界で3年前に下っ端の構成員までキッチリ片付けたからその線は無い。他の大小問わない組織から恨みを買っている自覚はあるが、少なくとも把握している範囲でそこまでの技術を持っているとこは無かったな」

 

「ふむ・・・君が言う『この世界』に移動した原因なんかについてはこの際どうでもいいか。裏にはオカルトやファンタジーじみた技術なんて腐る程あるしそういうことだと思っておこう」

 

流してくれるならありがたいな。そもそも空間移動技術なんてバルスカでも存在しないし。

 

しかしさすが都築ワールド、やっぱり裏の世界にはそういった技術がゴロゴロしてるのか・・・。

 

「でも紅ちゃん、来た方法がわからないって事は帰る方法もわからないんでしょ?これからどうするの?」

 

紅ちゃん、て・・・。

 

「あー・・・、確かに帰れないのは痛いですけど生きて行くぐらいは何とかなるんで、とりあえずは生活基盤を確保しつつあまり期待せずに調べてみる予定です」

 

戸籍とかはネットワークに繋げばどうとでも誤魔化せるしサバイバルの実戦経験は世界群の中で腐る程ある。

 

警察が厄介な時間帯にさえ動かなければどうにかなるだろう。

 

「桃子、いいかな?」

 

「ええ、もちろん。ねえ紅ちゃん?もし良かったら帰る方法が見つかる迄でもいいから我が家で一緒に暮らさない?」

 

まさか前世の二次創作で見たようにこんなにアッサリ誘われるなんて思ってなかったぞ・・・。

 

いや、確かにその提案はありがたいのだが。

 

「こちらとしてはありがたいんだがいいのか?そっちにメリットが無いと思うんだが」

 

「別にこっちのデメリット何て気にしなくていいんだけど・・・お願いしていいのなら、なのはと仲良くしてあげてくれないかな?」

 

「構わないが・・・それだけでいいのか?」

 

「ああ、問題ない。君の知識を貰ったとしても僕らにそれを扱えるだけの知識はない。それに去年は家にちょっとした事情があってなのはをあまり構ってあげられなくてね、情けない話だがあまり素直に甘えてくれなくなってしまたんだ・・・」

 

ああ、確か士郎が事故に会う見たいな事がどちらの世界でもあったからそういうことなのだろう。

 

「わかった。なら、世話をかけるだろうがよろしく頼む」

 

「それなら戸籍関係は任せてくれ、昔の縁で当てがあるからね」

 

「あらあら。じゃあ、明後日はなのはもお休みだし色々と買い揃えなきゃね。私、もう一人男の子が欲しいなって思ってたのよ」

 

「紅、もし良かったら暇がある時に今まで経験してきた実戦について教えてくれないか?」

 

「あ、紅くんわたしも!」

 

いや、ありがたいのだけどあんまりにもアッサリ受け入れすぎだろうに・・・

 

苦笑しつつもこれから、騒がしくも楽しい日々が来るのだろうな、と思うのだった。




バルスカワールドでの設定は今後もちょこちょこ小出しにして行く予定、なぜならば一括で語ろうとするとほぼ間違いなく収集がつかないから(シュミラクラを介した擬似ループ的な意味で)。そしてテンプレの主人公in高町家。
あと本来なら無印開始4年前だった(はずの)士郎の負傷は少しズレてます。年齢についても適当なのは言うまでもない。
バルスカワールドでは才能+努力型チートだった主人公の手に掛かると翌日には治ってなのはの人格形成に影響しなくなるから仕方ないね。
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