Infinite Stratos ~The Daemon's Story~【近日投稿予定】 作:アーマード
一人の男が、息を切らしながら走っている。
「はぁ、はぁ……ここまでくれば、はぁ、安z「ふんっ」グハッ!!」
突如、腹部に衝撃が走り、勢いで壁に叩きつけられる。あまりの痛さに男は声をあげ、その場に倒れた。
見ればその顔には幾つもの傷があり、満身創痍といった感じであった。
「オイ、お前が<アレ>を盗んだって事はもうバレバレなんだよ。いい加減返して欲しいんだが」
「ッ!!」
顔を上げるとそこには、金をベースに、頭部には大きな角を三本持ち、肩に刺々しい角を持った悪魔が居た。
一番特徴的な頭部の角は、ギラリと輝き、見る者すべてに対して威圧感を放っていた。
男は恐怖し、急いでその場から逃げようとした。
「まぁ、待てや。お前よぉ、ここで逃げたらお前の命、この世からログアウトしちまうんだぜ?いいのか?」
「……ッ!!」
舌打ちをして男は懐から拳銃を取り出し、銃口を向け引き金を引く。
「……はぁ。馬鹿かお前?んなもん効くわけねぇだろうが」
「チッ!!この、化け物が!!」
男は撃ち続ける。しかし相手は痛がるどころか、防ごうともしない。
遂に弾丸が無くなり、撃つ物は無くなった。男は狂ったかのように叫び声を上げ、金色の悪魔に突貫して行く。
「ふん。俺に対して丸腰で来るとは中々度胸あるな。いいね、気に入った」
「……ほざけッ!!。この、悪魔がッ!!」
そう言って、男は突貫する。だが、一瞬相手の姿が消えたかと思うと、いきなり男の目の前に現れ、パンチを繰り出す。
「ゴハッ!!」
「もう諦めてくんね?なんか腹立ってきた」
「フン、誰が……諦めるか。貴様もここで終わりだ」
すると突然男の右手が光り出した。男は笑いながらこちらを向いている。見ると手には小型の黒い爆弾らしき物が握られていた。
「貴様も一緒に道連れだぁ!!」
「なっ!?テメェ!!……な~んてな。Clock Up!!」
『Clock Up』
無機質な音声が流れ、辺りは爆発した。男らがいた辺りは爆発により跡形もなく無くなっていた。
するとそこに先ほどの人物が再び現れた。
『Clock Over』
「……脱出でコレ使うとか。何か負けた気分だな」
再び無機質な音声が流れ、辺りに静寂が戻る。先ほど爆発があったにも関わらず、辺りは静かだった。
爆発の中心と思われる部分には、肉片や血が飛散していた。
「ッ!……消し飛んでねぇよな、オイ?」
死体に近づき、呟く。勿論死体は動かないし、喋らない。
「……おっ、あった。あの爆発で無事だったのかよ……あり得ねぇ」
目的の物を見つけた人物は、それを腰に巻かれているベルトの左側に装着した。
装着を確認し、腕に付いている昆虫の様な物を外す。するとその物体は突然動きだし、どこかへと飛んでいった。
同時に金色の装甲は剥がれて行き次第に男の姿が現れた。
「……はぁ。なんか疲れたな」
そう呟く男、秋原柊司<あきはらしゅうじ>は頭を掻きながらその場を去っていった。
いきなり主人公が飛ばしていますね。ちなみに秋原くんが変身しているのは、コーカサスです。カブトの中で一番好きですね。では、次回をお楽しみに!