神栄は鬼ごっこする気あんの?ってなるかもしれません
最近、体育の授業でフリーランニングを始めた。
道無き道を進むその姿は、まさに忍者。
超カッコいい。俺もああなりたい。
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フリーランニングの練習が始まり2日が経った。
烏間先生のおかげか、みんなはそれなりに出来るようになった。
いつからかは忘れたが、体育が楽しくなったな………。
神栄は眠そうにしながら登校してると、山の上の方からチャイムが鳴った。
あ、遅刻した………。
まぁ遅刻しても大丈夫。対して怒られないし。
ノロノロと山を登って行くと、やっと教室が見えた。
そこには、不破が居た。
あいつも遅刻したのか……。
「おー、お前も遅刻か」
「ジャンプ買おうと思ったらどこも売り切れでさ……、やっぱ人気だよ、あれ」
「まぁ、だろうな、俺は月刊コミック電撃○王の方が好きなんだよな、超○磁砲があるから。あ、月刊少年○ンガンもいいぞ、禁○目録あるから」
「これ、ジャンプの作品だよ」
「こまけぇこたぁいいんだよ。早くいこーぜ」
2人仲良くドアを開けると、カシャリ、と何かを付けられた。
それは、手錠だった。
「遅刻ですねぇ、逮捕する」
プク〜とフーセンガムを膨らませながら殺せんせーは言った。
しかも、なんか警官の制服着てるし。
「いや、意味わかんねーよ」
「みなさん、最近フリーランニングやってますよね?そこで先生、いいこと思いついたんですよ!」
「?」
「ドロケーです。ドロケー!!」
ドロケー、もしくはケイドロは泥棒役と警察役の二つに分かれる鬼ごっこである。
鬼ごっこと違う点は、牢屋の中に入ってしまった泥棒をタッチすることで助けることができることだ。
「いや……それはいいけどよ、鬼って当然殺せんせーだよな?」
「いえ、先生も鬼ですが、私は終了1分前に動きます。それまでは烏間先生が鬼です。もしあなたたちが勝てば烏間先生の財布でケーキ買い放題です。ただし負ければ宿題2倍!」
「ちょっと待て、なんで俺が…!」
烏間先生は当然驚いている。
でも一つ言わせてくれ。
普通、最強の生物と最強の人間が一緒に手を組んでかよわい(!?)中学生を追いかけ回すか?
「まぁ……ケーキ食べられるなら……」
「はぁ?お前らチョロいな!たかだかケーキ如きで参加すんのかよ…負けるリスクとか考えたのか?」
「じゃあ、もし勝ったらどうする?」
中村がどんどんと詰め寄ってくる。
怖い、怖いよ……。
「知らねぇよ」
「ではみなさん、4時間目が終わったら体育着に着替えてドロケーしましょう!はい、授業入りますよ。教科書開いて!」
全く、切り替えの早い先生だ……。
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やっと4時間目が終わり、飯を食べ終わるとみんなは校庭に集合した。
「さぁ、ドロケーを始めましょう。私と烏間先生が3分間数えるので、それまでに逃げてください」
「「「「「「はーい」」」」」」
みんなは一斉に散らばった。
◇◇◇
山奥にて、
「………めんどくさ」
神栄は木陰に隠れて座っている。
走るのめんどい、てか、動くのめんどいです。
とりあえず今どうなってるのかを確認する為、ソローっと奥の方を覗くと、岡島、速水、千葉、不破がいる。
こちらからはよく聞こえないが、何かを話している。
そして、4人がいるところから少し離れた所を見ると………。
烏間先生がいた。
「………キョロキョロしてんな………あ、走った」
ババババッ!と駆け抜ける烏間先生に気づかなかった4人はすぐに捕まってしまった。
その間、わずか15秒。
(これ…………無理じゃね?)
うん、勝てないな…………。
殺戮の裏山になるまで……残り1分。
神栄は捕まってる人を助けるのか?それとも……?
次回、鬼ごっこは終わる……のかな?
多分次で終わります。てか、終わらせます。
そしたらイトナがやってくんのか……、楽しみだな