神栄 碧と暗殺教室   作:invisible

123 / 182

神栄君今回怖いけど、前回同様、ヘボです。


第108話 作戦の時間

 

 

「えー、何?殺る気?」

 

 

 

 

「当たり前だ。締めあげて殺してやる」

 

 

 

「あっそ、せいぜい死なないようにな、『お前』が」

 

 

 

神栄は一呼吸おき、そして、

 

 

 

 

 

 

上段蹴りを外国人(ブラジルの人)に当てようとする。

 

 

マジで当てると退場になるので、かすらせる程度だ。

 

 

 

「……!?」

 

 

 

「あれ?ビビっちゃった?同じ格闘技を極めた者じゃねーのか?弱っちいなー」

 

 

 

そう、ヘタレだのヘボだの言われてる神栄だが、一応、本当一応だが格闘技はほぼ網羅している。

 

 

 

「チョーシ乗ってるんじゃねーぞ、クソガキィ!!!!」

 

 

ブラジルの人は神栄に向かって突進し、手を出してきた。

 

 

 

おそらく、締め技をするのだろう。

 

 

 

 

「……ねぇ、知ってる?」

 

 

「あぁ!?」

 

 

「殺す…とか言わない方がいいよ?特に俺には」

 

 

 

「………!!!」

 

 

 

ブラジルの人は、急に止まった。

 

 

 

この時、悟ってしまったからだ。

 

 

 

"こいつはヤバイ。俺とは殺意が違う"と。

 

 

 

 

「わかればいい。どけ」

 

 

 

 

「…………」

 

 

 

神栄に何もせず通すと、神栄は笑顔で手を振った。

 

 

 

「さーて……もう一人……か」

 

 

 

フラフラ歩いていると、もう一人の外国人がやってきた。

 

 

「よう弱い日本人、ここは立ち入り禁止区域だ。帰んな」

 

 

「あっそ、知らね」

 

 

「……」

 

 

 

外国人の男、カミーユは、威嚇程度に殴ろうとしてきた。

 

 

 

「こいつ……俺を殺す気かよ」

 

 

 

神栄はスリッピングアウェーで楽々と躱した。

 

 

「こいつ………ボクシングもやってんのかよ」

 

 

 

「はぁ…なんども言うのめんどいから、あえて言わないけど、どけ」

 

 

 

神栄は目を大きく開き、カミーユの方を睨みつけた。

 

 

 

「……!?」

 

 

 

カミーユもブラジルの人同様、固まっている。

 

 

 

(コイツ………学秀と同じくらい怖…………い!!)

 

 

「わかればいいんだよ。じゃあな」

 

 

 

神栄は再び歩き出す。

 

 

 

「よし……後は浅野か」

 

 

 

神栄は浅野のいる相手陣地へ走って行った……。

 

 

============================

 

 

 

「神栄がなんとかやってくれたな……俺らも行くぞ!」

 

 

 

「「「おう!」」」

 

 

 

磯貝を先頭に、機動力が特に優れている6人、カルマ、岡島、杉野、木村、前原が中央から突っ切ろうとした。

 

 

 

のだが、これは浅野の作戦だった。

 

 

 

中央から来る奴らを潰す。

 

 

こっちの棒目がけてやってきたA組は、自分の陣地へ戻ると同時に磯貝達を挟み撃ちにさせた。

 

 

 

 

そして、その挟み撃ちの中心には、先ほど神栄にやられそうになったジョゼとカミーユが待ち構えていた。

 

 

 

彼らは相当イライラしていて、殺る気満々だ。

 

 

 

"ここ"に神栄の作戦がある。

 

 

 

人間、イライラしたりすると行動が単純になったりすることがある。

 

 

実際、神栄もそうだ。

 

 

 

だから、人を散々イラつかせ、さらにイライラさせる。

 

 

 

その為には、磯貝の作戦を使う必要がある。

 

 

 

この作戦は、簡単に言えば常識はずれだ。

 

 

 

こんな体育祭、見たことあるだろうか。

 

 

選手が観客席に突っ込み、逃げ回る姿を………。

 

 

 

「挟まれたか……なら、行くぞ!」

 

 

 

 

磯貝らは、棒から離れ、どんどんと………近づく。

 

 

 

 

 

 

そう、観客席に。

 

 

 

 

「場外を使うな、なんてルールは無かった。来いよ、この学校全部が戦場さ」

 

 

 

「チッ……小賢しいマネを…」

 

 

 

 

◇◇◇

 

 

 

(奴ら……めんどくさいマネを……!だが、あの6人を封じれば、もうE組は何もできない………。いや…神栄がいるのか………!?神栄が……いない!?)

 

 

 

 

「浅野は考えごとねぇ……チャンスだな。行くか……」

 

 

 

A組の奴らが棒より磯貝らを見ている隙に、神栄はA組の棒のふところに突っ込んだ。

 

 

 

「さぁ!終わりだ!浅野!」

 

 

 

「……何を言っている。終わるのは君だ」

 

 

 

 

 

浅野が突然背を向けた。

 

 

 

 

「はぁ?やられるのが怖くなった?安心しな、軽くやってや……!!」

 

 

 

瞬間、

 

 

 

 

 

浅野は神栄のみぞおちに綺麗に後ろ蹴りをかました。

 

 

 

 

「マジかよ……こんな飛ぶか!?」

 

 

 

神栄は観客席の中へと飛ばされ、現状、再起不能となった。

 

 

 

 

「え………?」

 

 

「神栄君が……やられた!?」

 

 

 

女子達はその光景を見て、唖然としている。

 

 

 

 

 

 

「神栄がやられたか……これでこちらが有利になった。それより……」

 

 

 

浅野は、再び考え始めた。

 

 

 

(あの6人で攻撃が可能なのは……磯貝、木村、赤羽……だな。一度に来られたらこちらも困る。なら……)

 

 

「橋爪!田中!横川!深追いせずに守備に戻れ!混戦の中から飛び出す奴を警戒するんだ!」

 

 

 

 

そう言うと3人は棒の前に立ち、E組の動きを監視している。

 

 

 

 

一方、磯貝達は、

 

 

 

 

「ねー、磯貝、そろそろじゃね?」

 

 

 

「ああ、そうだな」

 

 

E組の作戦の土台になったのは観客席の近さだ。

 

 

これが無ければ神栄と磯貝の作戦は何も機能しなかった。

 

 

どんな競技でも間近で見れる、とてもいいシステムだ。

 

 

 

 

だからこそ、利用する。

 

 

 

「村松……吉田、俺の指示に従えよ。絶対に」

 

 

 

「ろくなことじゃねーよな……絶対」

 

 

「だまらっしゃい」

 

 

皆さん。俺を信用してないみたいですが、俺はすごいいい奴だから!マジで!

 

 





今回のテスト、なんとか赤点無かったです。


超ギリギリだったのもあるけどね☆


次回体育祭終わったら、なんだろう。打ち上げとか?
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。