神栄 碧と暗殺教室   作:invisible

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今回、やたら効果音多いです。





第111話 女子会の時間

 

 

とある飲食店、E組女子一同は、宴会するとか言って予約し、大人数で押し寄せた。

 

 

 

それをイトナの作った機械で覗く。

 

 

 

「とりあえず話だけ聞ければいいか。机の下に入っとけ」

 

 

 

 

イトナ真一号は椅子の下に潜り、録音を始めた。

 

 

「……どうだろう……いけるか?」

 

 

 

「バレた瞬間斬首刑間違いなしだぞ、これ」

 

 

冗談抜きでマジで首マミられるぞこりゃ。

 

 

……とか言いつつ神栄もちゃっかり聞いているのである。

 

 

 

 

『……でさー、単刀直入に言うけど、みんな好きな人とかいるのー?』

 

 

 

「……始まったぞ!みんな!」

 

 

 

その声でみんなが道路のど真ん中で集まっている。

 

 

 

「おい……どっか集まろーぜ?ここじゃ流石に……」

 

 

 

 

============================

 

 

 

仕方なく神栄の家で話を聞こうとしている中でも、女子達のお話は続く。

 

 

 

だが、まだ誰も好きな人を言っていない。

 

 

 

『いやー、結構食べたねー』

 

 

 

『そうだねー』

 

 

 

話を聞く限り、今まで食事をしていたのだろう。

 

 

 

本題に入るのも時間の問題だ。

 

 

 

「なかなか話し始めないな……」

 

 

 

「だな………」

 

 

『あ、そうだよ!みんな好きな人とかいるでしょー!?誰かいないのー?』

 

 

 

((((キタ!))))

 

 

 

『片岡ちゃんはアレなのか!?磯貝とかがいいのか!』

 

 

 

『え……いや…別に……』

 

 

 

 

「磯貝、ご指名だぞ。よかったな」

 

 

 

岡島は片岡にいろいろやられてるからね、別にどうでもよかったんだね。

 

 

 

『あ!神崎ちゃんはどうなの!?さぞかしモテてるでしょー!』

 

 

その瞬間、

 

 

 

ガタッ!と何人かが録音機の真ん前に耳を傾け、マジな状態だ。

 

 

 

こいつらどんだけ神崎好きなんだよ………。

 

 

『え……私?』

 

 

『気になる人とか、いないの?』

 

 

 

ここで俺の名前出した瞬間殺されるのは目に見えている。

 

 

 

頼む神崎、俺の名前を出すな!

 

 

 

『えーっと……気になるなーって人はいる……かな?』

 

 

 

『えー!?誰!?誰なの〜!』

 

 

 

「誰なんだ?」

 

 

「知らん。でもな、少なくとも岡島ではないと思う」

 

 

 

 

『神栄君とか優しそうだなー、みたいな感じかなー……好きとかそういうのじゃなくて』

 

 

 

 

バタン!!!!

 

 

 

 

と人が倒れる音がした。

 

 

 

「杉野!杉野おおおおお!!!」

 

 

 

「………へへへ、俺……もう終わった……」

 

 

 

涙を流しながら、笑っている。

 

 

こいつ、そろそろ死ぬな………。

 

 

 

それでも神栄は杉野の元へ行き、肩をポンと叩く。

 

 

 

 

「別に、神崎に好きな人はいないんだろ?まだワンチャンあるじゃねーか。な?」

 

 

神栄がE組に来て一番の笑顔を杉野に見せた。

 

 

まぁ、ワンチャンなんか無いけどな。

 

 

 

「これが神栄じゃなかったら説得力あるんだが……」

 

 

 

「ほっとけ」

 

 

 

 

 

『……へー、じゃあ神崎ちゃんは神栄の事が好き………と』

 

 

『いや……好きとかじゃなくて……その……』

 

 

『その照れ方はあやしいなぁ……まぁいいや、学校で神栄いじめてあげよう』

 

 

 

 

「俺、不登校になろっかな」

 

 

 

「俺も」

 

 

 

 

「杉野と神栄が卑屈モードに入った………」

 

 

 

すると、録音機から普通じゃ考えられない音が聞こえた。

 

 

 

ゴン!

 

 

 

『ん?なんか蹴ったんだけど……なんだろう』

 

 

 

声を聞く限り、片岡が蹴ったのだろう。

 

 

 

「やばくね?」

 

 

 

 

「イトナ!カメラ機能をオンにしろ!」

 

 

「わかった」

 

 

 

ボタンを押し、カメラ機能をオンにすると、目の前には片岡の顔が映っていた。

 

 

 

『これ………なに?』

 

 

 

「「「うわあああああ!逃げろおおおお!!!」」」

 

 

 

イトナ真一号は猛ダッシュで店を出て、夜の道路を駆け抜けた。

 

 

 

片岡はお金を置き、イトナ真一号を追いかけた。

 

 

 

============================

 

 

 

「まずいぞ!はよ家で保護しないと………って!追いかけて来てる!」

 

 

 

『っ……!速っ!』

 

 

 

「おい!俺の家に保護すんなよ!片岡にバレるぞ!」

 

 

 

「…………………………もう遅いよ、それ」

 

 

 

 

「は?」

 

 

 

『つーかまーえた』

 

 

 

 

グシャッ!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「あ」

 

 

 

 

 

イトナ真一号は、悪魔片岡の必殺技、踏み潰しによって粉々に砕け散った。

 

 

 

 

「終わった……!録音も全部……水の泡に……!」

 

 

 

「やばい。これ死んだかも」

 

 

 

 

 

 

 

10分後、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ピピピピピピピピンポーン!

 

 

 

 

ピンポーン!ピピピンポーン!

 

 

 

ピピピピピピピピピンポーン!

 

 

 

「かーみーさーかーくーん。居るんでしょ?出てきなさいよ」

 

 

片岡と他の女子達が神栄の家の前で立っている。

 

 

 

 

ピピピンポーン!

 

 

ピピピピピピンポーン!

 

 

神栄の家には、インターホンの音だけがしている。

 

 

 

マジで鳴り止まねぇ……!

 

 

 

 

 

「かーみーさーかーくーん。居るんでしょ〜〜?」

 

 

 

今度はノックをしてきた。

 

 

 

たまにすげぇ音がする。多分蹴ってる。

 

 

 

 

 

(女子怖い…………!)

 

 

 

それでも、片岡は神栄を呼ぶのをやめない。

 

 

 

「かーみーさーかーくーん」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「だーーーー!!!!!うるせぇな!お前はアレか!?借金取りのヤクザかよ!!!!」

 

 

 

 

 

「知らないわよ。で、最高に言っておく言葉は?」

 

 

 

 

「は?」

 

 

 

 

 

 

突然なに言ってんのかわからなく、神栄はキョトンとしている。

 

 

 

そして、片岡はヘッドロックで神栄の動きを完全に止めた、

 

 

「人の恋話………覗いてんじゃないよ!!」

 

 

 

 

瞬間、神栄は片岡に首をはねられた。

 

 

 

 

二階から覗いていた岡島達は、身を乗り出し叫んだ。

 

 

 

「か………神栄ああああ!!!」

 

 

 

「いやー……マジで斬首刑だったな」

 

 

 

カルマが笑いながらポテチを食っていると、

 

 

 

 

「おーかーじーまーくーん……?」

 

 

 

「え………?」

 

 

 

片岡は見た事ないくらいの速さで神栄の家に乗り込み、階段を駆け上り、岡島を捕まえた。

 

 

 

「うわあああ!やめてくださいお願いします!!」

 

 

「謝って済むなら警察は………!」

 

 

 

 

「助けてええええうわああああ!!!!!」

 

 

 

 

 

 

 

ゴキン☆

 

 

 

============================

 

 

神栄の家には2体の死体(生きてるけど)と、それ以外の人たちがいた。

 

 

「………で、どこまで聞いてたの?」

 

 

 

中村が机をトントンと叩いている。

 

事情聴取してるみたいな状態だ。

 

 

 

ちなみに、男子全員正座させられている。

 

 

 

どっかの2人は星座…というより星を見ているが。

 

 

「どこまで見たの?って聞いてるの、で、どこまで見たの?」

 

 

 

「………んぶ」

 

 

 

 

杉野がボソッと呟いた。

 

 

 

「え?聞こえない」

 

 

 

 

「全部………です」

 

 

 

「全部って、壊されるまで全部?」

 

 

 

 

「はい」

 

 

 

「はぁ………前の盗撮といい今回といい、なにがしたいのよ」

 

 

 

 

呆れたように中村が言うと、寺坂が岡島の方を指差した。

 

 

「んなもん、あの変態に聞きやがれ。ちなみに、今回も神栄何もしてねぇぞ?」

 

 

 

 

「え?」

 

 

「あいつ、無実だぞ」

 

 

 

片岡はしょんぼりして神栄の方を向いた。

 

 

 

「まぁ………ヘタレだから仕方なかったのよ」

 

 

 

 

「理由になってねぇ……ぞ」

 

 

 

ようやく起きた神栄。

 

 

 

まだ岡島は寝ているようだ。

 

 

 

ざまぁみやがれ。

 

 

 

「てか……首痛えな……」

 

 

 

「首折ったんじゃねーの?」

 

 

 

「んなわけあるか、折れてたら俺死んでるわ」

 

 

神栄は頭を抑えながら、本当に痛そうにしている。

 

 

「まぁいいや、それより、早く帰ってくんね?」

 

 

 

「「「「「は?」」」」」

 

 

 

 

 

 

 

 

「今何時だと思ってやがる。今日のことは明日話す、でもいいだろ。早よ帰れ」

 

 

 

強制的にみんなを帰らせた神栄は、ソファでぐったりとしていた。

 

 

 

 

「はぁ……マジで疲れた。首痛え」

 

 

 

============================

 

 

 

神栄がみんなを帰らせた後、神崎は1人で帰ろうとしていた。

 

 

 

 

 

女子達とは道が違うからだ。

 

 

 

「かーんざーきさーーん!」

 

 

 

ハイテンションで神崎の方へやってきたのは、杉野だった。

 

 

 

「どうしたの?杉野君」

 

 

「え?いや……話したい事があるから………」

 

 

 

(もしかして、碧君と付き合ってんの?とかかな……)

 

 

 

 

 

 

神崎は言い訳を考えていた。

 

 

 

 

しかし、それは必要無かった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「その……ずっと好きなんだ、神崎さんの事が……だから……付き合ってください………」

 

 

 

 

「……え?」

 

 

 

 

杉野は、今までで一番頑張っていると思う。

 

 

 

散々言われていたにも関わらず、こうして告白しているのだから。

 

 

 

「……無理にOKしなくてもいい、でも、気持ちだけは言っておこうって思って…………」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ごめんなさい、私、好きな人がいるの……だから、ごめんなさい」

 

 

 

 

 

「そっか……ありがとな!」

 

 

 

杉野は笑顔だった。

 

 

 

これで杉野は人として少し成長したのかもしれない…………。

 

 





夏休みの宿題に、読書感想文あるんですよ。


あれ、「800文字までにまとめて提出ね」って言われて、早速本読んで、感想文書いたら、1000文字行ってしまった。

800文字って、少ないですね。
(多分この小説の書きすぎで少ないと感じるだけ)


そんなこんなで、杉野撃沈。


次の日杉野は登校しているのか!?


……もありますが次回、わかばパークで神栄はどーゆーあだ名をつけられるのか!?



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