今回、やたら効果音多いです。
とある飲食店、E組女子一同は、宴会するとか言って予約し、大人数で押し寄せた。
それをイトナの作った機械で覗く。
「とりあえず話だけ聞ければいいか。机の下に入っとけ」
イトナ真一号は椅子の下に潜り、録音を始めた。
「……どうだろう……いけるか?」
「バレた瞬間斬首刑間違いなしだぞ、これ」
冗談抜きでマジで首マミられるぞこりゃ。
……とか言いつつ神栄もちゃっかり聞いているのである。
『……でさー、単刀直入に言うけど、みんな好きな人とかいるのー?』
「……始まったぞ!みんな!」
その声でみんなが道路のど真ん中で集まっている。
「おい……どっか集まろーぜ?ここじゃ流石に……」
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仕方なく神栄の家で話を聞こうとしている中でも、女子達のお話は続く。
だが、まだ誰も好きな人を言っていない。
『いやー、結構食べたねー』
『そうだねー』
話を聞く限り、今まで食事をしていたのだろう。
本題に入るのも時間の問題だ。
「なかなか話し始めないな……」
「だな………」
『あ、そうだよ!みんな好きな人とかいるでしょー!?誰かいないのー?』
((((キタ!))))
『片岡ちゃんはアレなのか!?磯貝とかがいいのか!』
『え……いや…別に……』
「磯貝、ご指名だぞ。よかったな」
岡島は片岡にいろいろやられてるからね、別にどうでもよかったんだね。
『あ!神崎ちゃんはどうなの!?さぞかしモテてるでしょー!』
その瞬間、
ガタッ!と何人かが録音機の真ん前に耳を傾け、マジな状態だ。
こいつらどんだけ神崎好きなんだよ………。
『え……私?』
『気になる人とか、いないの?』
ここで俺の名前出した瞬間殺されるのは目に見えている。
頼む神崎、俺の名前を出すな!
『えーっと……気になるなーって人はいる……かな?』
『えー!?誰!?誰なの〜!』
「誰なんだ?」
「知らん。でもな、少なくとも岡島ではないと思う」
『神栄君とか優しそうだなー、みたいな感じかなー……好きとかそういうのじゃなくて』
バタン!!!!
と人が倒れる音がした。
「杉野!杉野おおおおお!!!」
「………へへへ、俺……もう終わった……」
涙を流しながら、笑っている。
こいつ、そろそろ死ぬな………。
それでも神栄は杉野の元へ行き、肩をポンと叩く。
「別に、神崎に好きな人はいないんだろ?まだワンチャンあるじゃねーか。な?」
神栄がE組に来て一番の笑顔を杉野に見せた。
まぁ、ワンチャンなんか無いけどな。
「これが神栄じゃなかったら説得力あるんだが……」
「ほっとけ」
『……へー、じゃあ神崎ちゃんは神栄の事が好き………と』
『いや……好きとかじゃなくて……その……』
『その照れ方はあやしいなぁ……まぁいいや、学校で神栄いじめてあげよう』
「俺、不登校になろっかな」
「俺も」
「杉野と神栄が卑屈モードに入った………」
すると、録音機から普通じゃ考えられない音が聞こえた。
ゴン!
『ん?なんか蹴ったんだけど……なんだろう』
声を聞く限り、片岡が蹴ったのだろう。
「やばくね?」
「イトナ!カメラ機能をオンにしろ!」
「わかった」
ボタンを押し、カメラ機能をオンにすると、目の前には片岡の顔が映っていた。
『これ………なに?』
「「「うわあああああ!逃げろおおおお!!!」」」
イトナ真一号は猛ダッシュで店を出て、夜の道路を駆け抜けた。
片岡はお金を置き、イトナ真一号を追いかけた。
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「まずいぞ!はよ家で保護しないと………って!追いかけて来てる!」
『っ……!速っ!』
「おい!俺の家に保護すんなよ!片岡にバレるぞ!」
「…………………………もう遅いよ、それ」
「は?」
『つーかまーえた』
グシャッ!
「あ」
イトナ真一号は、悪魔片岡の必殺技、踏み潰しによって粉々に砕け散った。
「終わった……!録音も全部……水の泡に……!」
「やばい。これ死んだかも」
10分後、
ピピピピピピピピンポーン!
ピンポーン!ピピピンポーン!
ピピピピピピピピピンポーン!
「かーみーさーかーくーん。居るんでしょ?出てきなさいよ」
片岡と他の女子達が神栄の家の前で立っている。
ピピピンポーン!
ピピピピピピンポーン!
神栄の家には、インターホンの音だけがしている。
マジで鳴り止まねぇ……!
「かーみーさーかーくーん。居るんでしょ〜〜?」
今度はノックをしてきた。
たまにすげぇ音がする。多分蹴ってる。
(女子怖い…………!)
それでも、片岡は神栄を呼ぶのをやめない。
「かーみーさーかーくーん」
「だーーーー!!!!!うるせぇな!お前はアレか!?借金取りのヤクザかよ!!!!」
「知らないわよ。で、最高に言っておく言葉は?」
「は?」
突然なに言ってんのかわからなく、神栄はキョトンとしている。
そして、片岡はヘッドロックで神栄の動きを完全に止めた、
「人の恋話………覗いてんじゃないよ!!」
瞬間、神栄は片岡に首をはねられた。
二階から覗いていた岡島達は、身を乗り出し叫んだ。
「か………神栄ああああ!!!」
「いやー……マジで斬首刑だったな」
カルマが笑いながらポテチを食っていると、
「おーかーじーまーくーん……?」
「え………?」
片岡は見た事ないくらいの速さで神栄の家に乗り込み、階段を駆け上り、岡島を捕まえた。
「うわあああ!やめてくださいお願いします!!」
「謝って済むなら警察は………!」
「助けてええええうわああああ!!!!!」
ゴキン☆
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神栄の家には2体の死体(生きてるけど)と、それ以外の人たちがいた。
「………で、どこまで聞いてたの?」
中村が机をトントンと叩いている。
事情聴取してるみたいな状態だ。
ちなみに、男子全員正座させられている。
どっかの2人は星座…というより星を見ているが。
「どこまで見たの?って聞いてるの、で、どこまで見たの?」
「………んぶ」
杉野がボソッと呟いた。
「え?聞こえない」
「全部………です」
「全部って、壊されるまで全部?」
「はい」
「はぁ………前の盗撮といい今回といい、なにがしたいのよ」
呆れたように中村が言うと、寺坂が岡島の方を指差した。
「んなもん、あの変態に聞きやがれ。ちなみに、今回も神栄何もしてねぇぞ?」
「え?」
「あいつ、無実だぞ」
片岡はしょんぼりして神栄の方を向いた。
「まぁ………ヘタレだから仕方なかったのよ」
「理由になってねぇ……ぞ」
ようやく起きた神栄。
まだ岡島は寝ているようだ。
ざまぁみやがれ。
「てか……首痛えな……」
「首折ったんじゃねーの?」
「んなわけあるか、折れてたら俺死んでるわ」
神栄は頭を抑えながら、本当に痛そうにしている。
「まぁいいや、それより、早く帰ってくんね?」
「「「「「は?」」」」」
「今何時だと思ってやがる。今日のことは明日話す、でもいいだろ。早よ帰れ」
強制的にみんなを帰らせた神栄は、ソファでぐったりとしていた。
「はぁ……マジで疲れた。首痛え」
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神栄がみんなを帰らせた後、神崎は1人で帰ろうとしていた。
女子達とは道が違うからだ。
「かーんざーきさーーん!」
ハイテンションで神崎の方へやってきたのは、杉野だった。
「どうしたの?杉野君」
「え?いや……話したい事があるから………」
(もしかして、碧君と付き合ってんの?とかかな……)
神崎は言い訳を考えていた。
しかし、それは必要無かった。
「その……ずっと好きなんだ、神崎さんの事が……だから……付き合ってください………」
「……え?」
杉野は、今までで一番頑張っていると思う。
散々言われていたにも関わらず、こうして告白しているのだから。
「……無理にOKしなくてもいい、でも、気持ちだけは言っておこうって思って…………」
「ごめんなさい、私、好きな人がいるの……だから、ごめんなさい」
「そっか……ありがとな!」
杉野は笑顔だった。
これで杉野は人として少し成長したのかもしれない…………。
夏休みの宿題に、読書感想文あるんですよ。
あれ、「800文字までにまとめて提出ね」って言われて、早速本読んで、感想文書いたら、1000文字行ってしまった。
800文字って、少ないですね。
(多分この小説の書きすぎで少ないと感じるだけ)
そんなこんなで、杉野撃沈。
次の日杉野は登校しているのか!?
……もありますが次回、わかばパークで神栄はどーゆーあだ名をつけられるのか!?