神栄 碧と暗殺教室   作:invisible

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invisible渾身のギャグがどこかにあります。


笑わなかったやつ、あとで呼び出しだ。


そんなわけで死神編の最初の方ですね。




第115話 プレゼントの時間

 

 

 

「まず、烏間先生とビッチ先生を引き離すか。そしたらまたくっつける!」

 

 

 

今回の作戦のリーダーである前原が指示すると、片岡が職員室に入っていった。

 

 

 

《作戦その1!まずは2人を別の場所に離すべし!》

 

 

 

 

「ビッチ先生ー、フランス語会話教えてくださーい」

 

 

「え?あ、しょーがないわね、ここに座んな……」

 

 

「天気もいいし、今日は外でやろーよ外で!!」

 

 

と言い、半ば強引に外にビッチ先生を連れてくことに成功した。

 

 

 

 

前原はそれを覗きながら、スマホのトランシーバーアプリで神栄に伝えた。

 

 

「買い出し班、大丈夫か?」

 

 

 

『大丈夫だ。問題ない』

 

 

 

一度言いたかったので、とりあえず言ってみた。

 

 

 

◇◇◇

 

《作戦その2!買い出し班は、ビッチ先生へのプレゼントを買いに行くべし!》

 

 

 

 

 

買い出し班、と言っても修学旅行の班と同じで、カルマ、神崎、杉野、渚、茅野、奥田で行くことになった。

 

 

 

「クラスのカンパは5000円、この額でどーすんだよ」

 

 

 

「その5000円の約8割は俺だよな?」

 

 

 

神栄は4000円を寄付してあげた。

 

 

 

なんて優しい人なんだろう。もう俺を神として崇めるべきだよ。

 

 

 

『神』栄だけに!ってな、あはは……は……はは……はははっ…………。

 

 

 

 

「まぁ、それはいいとして、ビッチ先生のことだから、大体のプレゼント貰ってそうじゃん」

 

 

 

「確かにねー……どうしよ」

 

 

 

……と5000円の入った封筒を持っていると、車の近くにいた人から声をかけられた。

 

 

 

「あ、君達!あの時は大丈夫だったかい?」

 

 

 

「あの時?」

 

 

 

「ああ、おじいさんは大丈夫だった?」

 

 

 

その一言でやっと理解した。

 

 

 

「あー……俺らがやらかした時には救急車呼んでくれた人じゃん」

 

 

「そーそー、で、今なんかプレゼントが欲しいとか言ってたよね?」

 

 

「あ、はい」

 

 

 

すると、その人は花を出してきた。

 

 

「こんなのは、どうかな?」

 

 

 

 

「花束か、なかなかいい趣味してるな」

 

 

 

「ものの1週間で枯れるものに数千〜数万円。ブランド物のバッグより実はずっと贅沢なんだよ」

 

 

 

「うお……すごい説得力あるけど、電卓持ってっからなぁ……」

 

 

 

 

「いや……一応商売なんでね…。どーする?これも花の縁だし、安くするよ?」

 

 

 

「じゃあ300円でよろしk」

 

 

 

 

「ありがとうございます」

 

 

 

茅野が神栄の腹を肘で殴り、「何言ってんのよ!」と小声で言うと、神栄は、

 

 

 

「なんで花如きに金かけなきゃいけないんだよ。だったら他のがあるだろ」

 

 

と言い返した。

 

 

 

だが、神栄の言葉は全く届かず、花束を買った。

 

 

 

しかも、5000円全額使った。

 

 

 

 

「とりあえず作戦完了か、前原に報告……と」

 

 

 

 

神栄はスマホを取り出し、前原に作戦完了の報告をした。

 

 

 

 

============================

 

 

 

「それで?フランスの男はどーゆー殺し文句に弱かったの?」

 

 

 

 

場面は変わりE組校舎前の校庭。

 

 

 

買い出し班以外の人たちは、ビッチ先生の周りで話を聞いていた。

 

 

すると、原がピアノを持ってきたり、

 

 

岡島と菅谷が悩殺ポーズを要求したり。

 

 

 

何やらビッチ先生は大人気のようだ。

 

 

 

 

最近元気のなかったビッチ先生を元気付けているスキに、買い出し班がこっそりと職員室まで走っていった。

 

 

 

職員室には、烏間先生がいた。

 

 

 

 

「イリーナに誕生日の花束?何故俺が?君らが渡したほうがあいつも喜ぶだろ?」

 

 

なんて鈍感さだ。鈍感力530000あるんじゃねぇの?

 

 

 

「あのビッチが必要な戦力だと思うなら、同僚の人心掌握も責任者の仕事じゃね?あ、俺らが用意したのはナイショで」

 

 

 

カルマがそれっぽいことを言うと、烏間先生も納得し、花束を持っていった。

 

 

 

 

神栄らは職員室から出ると、

 

 

 

「前原、烏間先生に渡した。次の作戦に移るぞ」

 

 

 

 

『………了解』

 

 

 

 

 

外では前原の指示に従い、みんなは帰った。

 

といっても、本当に帰ってはいない、職員室の近くでスタンバイしている。

 

 

 

 

そしてビッチ先生はひとりぼっちになった。

 

 

耐えられなくなり職員室に戻ると、烏間先生がいた。

 

 

 

 

「ちょっと聞いてよカラスマ!ガキ共が……」

 

 

「丁度いい、イリーナ。誕生日おめでとう」

 

 

 

 

突然の事態に、ビッチ先生は何が何だかわかっていない。

 

 

 

「え?」

 

 

「遅れてすまなかった。色々と忙しくてな」

 

 

ビッチ先生は嬉しそうに花束を貰った。

 

 

 

「まさか、なんか企んでたりしてないでしょーね?」

 

 

 

「バカ言え、祝いたいのは本心だ、恐らくは最初で最後の誕生日祝いだしな」

 

 

 

 

 

 

 

 

「え…………?何よ、最初で最後って」

 

 

 

ビッチ先生は冷めた口調で言うと、烏間先生は話を続けた。

 

 

「当然だ、任務を終えるか地球が終わるか2つに1つ。どちらにせよあと半年もしないで終わるんだからな」

 

 

 

 

ビッチ先生は悔しそうに、そして悲しそうに烏間先生を見ると、窓のほうまで歩いて行った。

 

 

 

思いっきりドアを開け、こそこそと隠れて見ていた俺らを冷たい目で見下す。

 

 

 

「……こんなことだろうと思ったわ」

 

 

 

と言うと、ビッチ先生は本物の拳銃を取り出し、発砲した。

 

 

 

(そうか……思い出したわ。このガキ共とはただの業務提携関係、平和か世界で先生ごっこをしていただけ)

 

 

 

 

「おかげで目が覚めたわ、最高のプレゼントありがと、カラスマ」

 

 

 

 

ビッチ先生は花束を烏間先生に返し、荷物を持って去ってしまった。

 

 

 

 

 

「烏間先生、流石にアレは無いと思うんですけど……」

 

 

 

 

「まさか、まだ気づいてないんですか!?」

 

 

 

 

「そこまで俺が鈍く見えるか?」

 

 

 

 

はい、見えます。超見えます。

 

 

 

 

と言いたいが、空気を読んで神栄は黙っていた。

 

 

 

 

 

「非情と思われても仕方ないが、あのまま冷静さを欠き続けるのなら、俺は他の暗殺者を雇う。色恋で鈍るような刃なら、ここで仕事をする資格は無い……それだけのことだ」

 

 

 

 

 

 

◇◇◇

 

 

 

「へぇ……なるほどねー。英語教師がいなくなって、クラスの仲が壊れてきてるねぇ……。碧君に盗聴器つけてて正解だったね」

 

 

イヤホンで現在の状況を確認している茜音は、歩きながら笑っている。

 

 

 

「動くんだったら、そろそろ……かな?2つの事件を目の前にして、碧君は正気を保っていられるかな…………?アッハハハハハハハハハハハハハハハハハ!!!!」

 

 

 

 

椚ヶ丘市の住宅街には、茜音の笑い声が聞こえていた………。

 

 

 

 





死神と茜音が動き出しましたね、


次回、ほぼオリジナルストーリーの予定です。

茜音がまた出てきて、神栄はまた危険な状態になる!


次回をお楽しみに〜
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