神栄 碧と暗殺教室   作:invisible

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ここを境に毎週日曜夜から月曜の2時位の間に投稿します。


第2話 転校の時間

 

次の日、3年E組に着くと、少々目つきが怖い人が、こちらへやって来た。

 

 

 

「君が、神栄 碧君だね?」

 

 

 

昨日と同じことを言われてる……

 

 

 

「は、はい」

 

 

 

「俺は防衛省の烏間 惟臣(からすま ただおみ)だ。よろしく」

 

 

 

「よろしくお願いします……」

 

 

 

防衛省の偉いお方が、どうしてこんなところへいるのか、さっぱりわからない。

 

 

 

すると、烏間先生の近くに、大きいダンボール2、3個やってきた。

 

 

 

 

何が入っているか聞きたかったが、聞く暇を与えてくれなかった。

 

 

 

「さて、昨日理事長から話しがあったように、やってもらいたいことがある」

 

 

 

確か昨日、理事長は詳細を教えてくれなかった。

 

 

 

 

「やってもらいたいことは…………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

暗殺だ」

 

 

 

暗殺というのは、主に政治的、宗教的または実利的な理由により、要人殺害を密かに計画・立案し、不意打ちを狙って実行する殺人行為のことである。

 

 

 

 

その辺の中学生に、突然その暗殺とやらをしてください。なんていう人は、この人しかいない。

 

「暗殺って………誰をですか?」

 

 

とりあえず質問してみた。きっと、楽なものだろう、そう思っていた。

 

 

しかし、その人から言われたのは、

 

 

 

「ここ3年E組の担任だ」

 

 

 

 

「………ッ!!!!!」

 

 

 

先生を殺す…………!?

 

 

 

「そして、暗殺するにあたって言うことがいくつかある。

一つ、暗殺する際はこのナイフを使うこと」

 

 

 

そのナイフは、何やらグニャンとしていて、ナイフとは呼べない。

 

 

 

 

「人間には無害だが、奴には効く、俺が保証しよう。そしてもう一つ、奴は人間ではないということを知ってもらいたい」

 

 

 

「人間じゃないって………」

 

 

 

「見てみればわかるだろう。そして、奴の最高速度は、マッハ20だ」

 

 

 

神栄には想像もつかなかった。

 

 

 

マッハ20で移動されたら、普通殺せない。

 

 

 

「………なんで先生になろうとしたんですか?」

 

 

 

「奴はそのことに関してはなにも言わないんだ。俺も知らない」

 

 

 

というか、人間じゃないやつを暗殺なんて……とてもじゃないけど出来ない。

 

 

 

「すでにE組の生徒は暗殺に取り掛かっている。君も遅れをとらずに頑張ってくれ」

 

 

 

今日から、神栄 碧は、中学生兼暗殺者となる。

 

 

いいのか悪いのか………………。

 

============================

 

 

 

 

 

烏間先生によると、HRの時間に俺のことを紹介してくれるらしい。

 

 

 

それまで廊下にいたのだが、暗殺の標的に会ってしまった。

 

 

 

「ヌルフフフ。こんにちは、神栄君」

 

 

 

確かに、烏間先生の言っていた通りだった。

 

 

 

顔は丸くて黄色、正露丸みたいな目、関節のない曖昧な触手、足がタコのようにたくさんあって、ヌルッとしている。しかも、体がやたら大きい。

 

 

 

 

こんな奴から勉強を教わるのは少し嫌だ………。

 

 

「烏間先生、こいつは勉強教えられるんですか?」

 

 

 

「俺が見た中では、あいつが一番素晴らしい教師だと思っている」

 

 

 

「ヌルフフフ、そういう事ですよ?さぁ、教室に入って!」

 

 

腕を掴まれて、いやいや教室に入れられた。

 

 

 

その触手は、見た通りめちゃくちゃヌルッとしていた。正直、気持ち悪い。

 

 

 

「さて皆さん、E組に転校生がやってきましたよ!!!」

 

 

 

「………○◎中学校からやってきました。神栄 碧です。よろしくお願いします」

 

 

 

皆、何やら嬉しそうな感じだ。

 

 

 

 

「ついに転校生暗殺者来たか!」

 

 

 

「神栄君か、よろしくな!!」

 

 

 

そう言ってくれたのは、菅谷 創介(すがや そうすけ)3年E組の学級委員の磯貝 悠馬(いそがい ゆうま)だ。

 

 

 

後ほど聞いた話によると、菅谷は絵を描いたりするのがとても上手らしい。

 

 

 

そして磯貝は誰にでも優しく、人望が厚い人らしい。

 

 

 

すると、対先生用ナイフを投げてきた奴がいた。

 

 

 

神栄は人差し指と中指でそっと挟む。

 

 

 

「よォ、転校生クン。俺、赤羽 業(あかばね カルマ)ってゆーんだ。よろしくねー」

 

 

 

たまたま席が隣だし、今後話す機会が増えると思う。

 

 

彼は、神栄にもよくわからない人だった。

 

 

 

 

「えー、私のことは、殺せんせーと言ってください」

 

 

 

 

殺せない先生だから殺せんせーと言うらしい。

 

 

 

「お隣さんの赤羽クンは、何か普通の人とは違いますね」

 

「ええ」

 

 

 

 

殺せんせー曰く赤羽 業は「初めて先生にダメージを与えた人」というが、どんな方法でダメージを与えたのかは分からない。

 

============================

 

 

 

 

その後、男女たくさんの人と話し、俺は充実した学校生活が送れると思っていた。

 

 

 

今までとは違う、普通の生活だ。(暗殺を除いて)

 

だが、信用はしていない。

 

 

 

昔の傷は、簡単には癒えることはないからだ。

 

 

 

 

近い席の人とはよく話すようにはなった。

 

 

 

 

そして殺せんせーの授業はとてもわかりやすく、面白い。殺せんせーという名にふさわしく、初日では殺せなかった。

 

 

 

というか、神栄はなにもしていないが。

 

 

帰り道、カルマと潮田 渚(しおた なぎさ)と帰っていると、

 

 

 

「そーいえばさ、神栄って家どこなの?」

 

 

 

 

「……………普通の二階建てだ」

 

 

 

 

「今度、渚君と一緒に行くよ、面白そうだし」

 

 

 

すると、カルマは顔が悪そうな顔をしていた。

 

 

 

こいつ、きっと元ヤンだ……!

 

 

 

「カルマ君、やめてあげなよ!」

 

 

 

渚の一言に、神栄は救われた。

 

 

 

「ちぇー、まぁいいか」

 

 

 

「じ、じゃあ、僕こっちだから!また明日!!」

 

 

 

そう言って渚は帰ってしまった。

 

 

 

まさかの、カルマと2人きりだ。

 

 

 

「なぁ、カルマ。お前って頭いいよな?見た目でわかるぜ」

 

 

「んー?まーねぇ?テキトーにやってたら、こーなったんだよ…………」

 

 

「普通テキトーで頭良くはならないだろ」

 

 

 

神栄も頭はいい方だ。

 

 

テストで毎回1位から3位までを取る程だ。

 

 

学校が学校だったので、テストは楽だった。

 

 

「あー!こと思いついた………!!」

 

 

「……はぁ?」

 

「じゃあ、俺帰るわ!じゃーな!」

 

 

 

「お、おう」

 

神栄は考えていた。

 

 

 

奴は一体、何をやるのか………と

 

 

 

 

 

 

to be continued……………

 




名前の順で質問してみよう。《質問者殺せんせー》

Q、神栄君を初めて見たとき、どう思いましたか?

A.
カルマ「俺より弱い人だね」
磯貝「何か持ってる、強い人……かな」
岡島「なんかエロそう」
岡野「顔に似合わずヘタレっぽい」
奥田「べ、勉強できそう……です!」

これを聞いた神栄、
神栄「ヘタレじゃねーよ」

茶番してすいません。

次回、『戦いの時間』お楽しみにー!
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