こんにちは。invisibleです。
何か今回端折り過ぎてる気がします。なんか変な感じですが、まぁ、よろしくお願いします。
すごい変なら指摘してください。
「解雇通知………だと!?」
ここにきて理事長が突然旧校舎にやってきたのは、何かあったのだろうか。
大方、テストでE組が勝ったから、その憂さ晴らしに殺せんせーを殺そうとしたのだろう。
「早合点なさらぬよう。あくまで私は殺せんせー、あなたを暗殺しに来たのですよ。私の教育に必要なくなったのでね」
そう言って理事長はきょうしつのなかに入り、机を5つ半円を描くように並べ、その真ん中に椅子を1つだけ置いた。
1つ1つの机には、国数英理社の問題集と、手榴弾が置かれていた。
「見ての通り、ここには5教科の問題集と、5つの手榴弾を用意してます。うち4つの手榴弾は対先生用、1つは対人用。つまり本物の手榴弾です。どれも見た目などで区別することは出来ず、ピンを抜いてレバーが起きた瞬間に爆発する方式のものです」
「…………」
「そして、ピンを抜き、問題集の適当なページに手榴弾を入れます。殺せんせーはこれを開き、爆発するまでにページ右上の問題を1問解いてください。当然ながら解けるまで動くことは出来ません。殺せんせーが4問解き終わった後、私が1問解きます」
「………超不公平じゃねぇか?理事長さんよぉ」
窓から神栄がぼやく。
すると理事長は殺せんせーの方をポンと叩き、こう言った。
「そうだね……神栄君の言っていることは間違ってはいない。が、これは君たちへの教育でもあるんだ。強者になるための……ね。それで殺せんせー。やりますか?
まぁ………私があなたなら、迷わずやりますがね」
殺せんせーの選択肢は、1つしかない。ここで殺せんせーが『やらない』を選択するとはE組の皆は誰も思っていない。
が、殺せんせーはちゃんと問題を解けるのだろうか?
「………くそったれが。クビをチラつかせてやらせようとして殺す。強者じゃなくてタチの悪い暗殺者じゃねーか」
「人聞きが悪いな神栄君。強者故の策略、強者故の刃、これが私の暗殺なのだよ」
「ぐっ………!」
殺せんせーは席に着き、数学の問題集を見つめている。
「開けた瞬間に解いて閉じれば爆発はしない。まぁこれは言わなくても分かることでしょうがね」
「………ええ、当然です」
バッ!と問題集を開き、手榴弾のレバーが上にあがっていく。
(へ、平面図形計算!?)
殺せんせーが考えること1秒。
バァァン!!!
逃げることなく真正面から強力な爆発を喰らった殺せんせーは、死んではいないものの、今までに無いダメージを受けていた。
「まずは1発。さぁ、あと3回耐えてください。回復する前に」
まさか、こんな単純な方法で300億の賞金首を殺せるのか!?
「なんだよあれ……これをあと3回って………無理だろ」
「さぁ!回復する前に解いてください。殺せんせー!!」
ピシッ!
お馴染みのスピードで社会の問題集を開き、閉じた瞬間に答えを置いた。
理事長からは先ほどの笑顔が見えなくなった。
「…………」
「はい。開いて閉じました。この問題集シリーズ、どのページにどの問題があるかはほぼ覚えてます。数学はすこし難しかったですけどね」
「………」
「さぁ、残り1冊。あなたの番ですよ。どうです?目の前に自分の死がある気分は」
「………………!!」
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私は………『良い』生徒を育てたかった。
一人一人の長所を存分に育てる、それが私の理想の教育だった。
………初めて教えた3人の子供たちはとても『良い』生徒だった。
私の教育が変わっていったのは、それから3人の教え子が中学に上がってから3年後の事だった。
とても元気だった3人の教え子の1人が、自殺した。
理由はいじめによる自殺、誰にも相談することなく、自分で解決しようとした結果、自殺してしまったと聞いた。
私は………何を教えてきた?
良い………生徒を育てる……?
違う。強い……生徒を育てるのだ。
私は強い生徒を育てなければいけなかったのだ。
だとしたら、強いとは何か。私は強さについてありとあらゆるものを学んだ。
数年後、私は新たに学校を開き、自分の弱さの象徴だった旧校舎は、弱者の見せしめとして残した。
強い生徒を育てるためなら……私は何でもした。
それが今、強者も弱者も私の元から去っていき、
目の前には『死』だけが残った。
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「………殺せんせー。もしあなたが地球を滅ぼすなら、私はそれでも良いんですよ」
理事長は迷いもなく英語の問題集を開いた。
「……嘘だろ!?」
ズドン!!!
明らか対先生用ではない爆発音。本物の手榴弾だ。
凄まじい音がしてからしばらくすると、煙がおさまり人影が見えた。
「理事………長?」
理事長の周りに薄い膜のようなものがあった。
「ヌルフフフ。脱皮をお忘れですか?」
「………何故私に使った?」
「あなたは間違いなく自爆を選ぶと思ったからです」
「………」
「私の求める理想は、昔のあなたの教育とほぼ同じでした。私があなたと比べて恵まれていたのはこのE組があったからです」
「…………」
「もう何も言わなくても分かるでしょう。これからは、お互いの理想を貫きましょう」
「………そうか、私は知らない間にあなたに手入れされたのか……ハハ。
そうだ。殺せんせー、たまには私も殺りに来て良いですかね?」
笑顔で理事長はナイフを殺せんせーに向けた。
先ほどの笑顔とは違う、真っ直ぐな笑顔。
「ヌルフフフ。いつでも歓迎しますよ」
理事長はそれから何も言わずに旧校舎を後にした。
◇◇◇
「はぁ、終わった終わった。早いとこぶっ壊された校舎直そうぜ」
神栄が外に出ようとすると、岡島に引き止められた。
「あ?終わってねぇよ」
「何がだよ。殺せんせーの弱点か?」
「いや………
お前と神崎さんの関係だよ!」
久しぶりに昼間に投稿した……。
次回はお待ちかね、神栄いじりタイム!
その後もオリジナルストーリーです。
キーワードは茜音さん!
もしかしたら演劇の後にオリジナルストーリーかもしれないですけど……。
(順番はこんなかんじ
神栄いじる→オリジナルor演劇→選んでない方→茅野編………これでいきます。)
そろそろ学校が始まるからまた更新遅れそうです。気長に待ってもらえると嬉しいです