3年E組に入ってきて、2日が経った。
今日は、初めての体育の授業だ。
体育は、烏間先生が教えるらしい。
「今から、神栄君以外はいつもの奴をやってもらう。神栄君は見ていてくれ」
すると、みんなが対先生用ナイフを手に取り、模擬暗殺が始まった。
烏間先生に当てる生徒は全くいなかった。
「まじかよ…………。こんなに強いのか?烏間先生って」
「大体理解したか?神栄君。早速で悪いが、やってもらうぞ、はい」
そう言って、烏間先生はナイフを渡してきた。
「よーい………はじめっ!」
渚の合図で模擬暗殺が始まった。
第一撃。神栄はナイフを振った。
その時、皆は戦慄した。
ナイフは烏間先生を目の前にあったのだ。
しかし、烏間先生は紙一重で避ける。
「……っ!!!!」
「先生ェ、俺を甘く見ちゃダメだよ?」
砂場で遊んでいる殺せんせーは、砂の江戸城を建てながら呟き始めた。
「ヌルフフフ、彼は格闘技に関しては負けませんよ…空手、柔道、ボクシング、テコンドー、などなど………全て網羅する天才ですから………」
烏間先生は殺せんせーの呟きに気づいたのか、目つきが変わった。
周りも、驚いている。
「……すげぇ!!」
磯貝は、感嘆の声をあげた。
「烏間先生にこんな攻撃したの、神栄君が初めてじゃない?」
片岡は関心している。
「………てか、武器持ってるとか、正直好きじゃないんだよねー」
そう言って神栄はナイフを捨て、素手での戦闘に変える。
「フッ、俺に素手で戦いを挑むのか?ちょっと本気で行かせてもらうぞ!!!」
その後、神栄は烏間先生から受けた技を覚えてないらしい………。
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「ん………………?」
「大丈夫か!?神栄!」
磯貝が心配そうにこちらを見ている。
「はぁ………俺、負けたのか…」
落胆する神栄、だがある奴は嬉しそうにしていた。
「すげーよ!神栄!勉強も出来て運動も出来んのかよ!」
磯貝に言われると、なんかイラっとくるのは、気のせいなのか。
「いや、運動は出来ない。格闘技が出来ても他が全く出来ないから」
「他って………?」
「また今度説明する。今は外に行かせてくれ」
そういって、神栄は外へいってしまった。
外へ行くと、烏間先生が殺せんせーと話している。
「ヌルフフフ、彼はどうですか?」
「ああ、いい戦力だと思っている。能力も平均以上で、優秀だ」
「そうですか、私も殺されそうでビクビクしてますよ」
そう言ってはいるが、舐めた顔をしている。
渚曰く、黄色と緑色のシマシマは舐めている顔らしい。
若干、イラっとくる。
「それと、彼は素晴らしい人だが、決定的な弱点が一つある」
烏間先生は、戦った時から神栄の弱点を理解していた。
当然、神栄も自分の弱点は理解している。
「………ほう、そうなんですか」
「烏間先生、いちいち俺の弱点だの何だの言わないでくれませんか?いつかわかることですし」
「神栄君!大丈夫だったか?」
烏間先生は神栄の方へ来た。
烏間先生はとても強かった。この人が最終的に殺せんせーを殺しそうだが………。
「あ、はい。なんとか」
「……なら良かった。6時間目は小テストだそうだ。準備をしといた方がいいんじゃないか?」
「そうっすね、ありがとうございます」
6時間目、烏間先生が言った通り小テストが行われた。
前回やったテスト対決よりも簡単で、満点確実のテストだった。
隣のカルマはやる気0のようで、神栄と話をしているほどだ。
当然、神栄は話してないが。
「こらっ!カルマ君!テスト中の私語は慎みなさい!」
「へいへーい」
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小テスト三昧で6時間目は終わり、下校時刻となる。
帰り道、渚とカルマと茅野 カエデ(かやの カエデ)と4人で帰っていると、おそらく本校舎の生徒であろう人たちが、E組のことについて話していた。
「E組に最近、転校生が来たらしいぜ!」
「一体どんな落ちこぼれなんだろうなぁ……!」
神栄は何も感じない。これが『エンドのE組』なのだから。
「ひどいね…神栄君の事、何にも知らないのに」
茅野がフォローしてくれるが、カルマは笑っている。
「神栄ァ、お前、あんなこと言われてるけど、いいのぉ?」
「知らねーよ。テストで勝てば文句もクソもないだろ」
本校舎の生徒達は、カルマがいることに気づいた。
「うわっ!赤羽だ!」
「逃げろ!」
それを見た神栄は、
「カルマ、悪魔みたいな扱いされてんな」
「実際悪魔だよ……いだだだだ!」
渚、それは事実だ。否定のしようがない。
「渚君、そんなこと言わないでよ」
といいつつ、頭を握っている。
「カルマ君!やめてあげてよ!」
「茅野ちゃんに言われたら仕方ないなー」
喧嘩っ早いカルマは、これが原因でE組に堕ちたんだろう。成績『だけ』はA組クラスなのに………。
途中の道でみんなは別れ、1人で帰っていると、なにやら見たことのあるような影が見えたような気がした。
「…………誰だ?」
こっちを見ていた様な………?
「まぁ、誰でもいいか……」
to be continued……………
神栄君の決定的な弱点は、島編辺りで説明するかもしれません。
神栄「まじか………」
次回、『休みの時間』お楽しみに!
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