俺らは今、問題という名のモンスターと戦っている。
中間テスト。椚ヶ丘中学校では、我らE組も本校舎で受けることになっている。
前日まで殺せんせーに教わったE組生徒は、大体の問題を解けるようにはなった。
(この問題も!あの問題も!解ける!)
これなら、みんなで殺れる!と
思っていた。
しかし、現実はそう甘くはない。
E組生徒は、《見えない問題》に殺されたのだ…………。
次の日。
結局、全員50位以内に入るということができなかった。
テスト前に、出題範囲を大幅変更して、E組が解けないようにしたらしい。
本校舎では、理事長が全クラス全教科教えていた。
約束通り行くと、殺せんせーはここから居なくなる。
「………先生の責任です。今君たちに顔向けできません……」
「とりゃあ!」
腑抜けた神栄の声。
パァン!と対先生用BB弾が殺せんせーの頭の目の前まで行く。
しかし、避けられる。
そして、カルマがナイフを投げてきた。
「殺せんせー、マジでいなくなんのか?」
「「顔向けできないのぉ?殺せんせー」」
カルマと神栄に同時に言われた殺せんせーは、顔を赤くして怒る。
「カルマ君!神栄君!今先生は落ち込んで………!!」
「はいよ」
2人で合計10枚の紙が机にばらまかれた。
殺せんせーは全て見た。
赤羽 業、合計494点。
神栄 碧、合計489点。
「………!!!」
「俺らは50位以内入ったよ…?」
カルマは舌を出して挑発体制をとる。
「……で?逃げんの?」
「………逃げませんよ!期末テストでリベンジしますよ!負けっぱなしでいいんですか!みなさん!」
少々キレ気味だが、まぁ許そう。
僕らは敗北した。だが、E組生徒はこの負けは必ず返すと心に決めた中間テストだった…………。
「神栄、ダッセェ(笑)俺に5点差負けるとか」
「うるせーぞカルマ」
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放課後、
「神栄君、少しいいですか?」
「なんだ?」
「あなたはカルマ君を敵視してますね?」
まぁ、テスト対決などのことがあり、自分で勝手に敵視している。
「あぁ、そうだが?」
「それと、カルマ君に憧れている」
「!?」
今までそんなことは思っていなかった。
でも、そうなのかもしれない……。
「自分に無いことが出来て、自分にあることも出来るカルマ君をリスペクトしている。で、先生からアドバイスです。私を殺しても、殺せなくても、月日は流れます。最後のテストの時、私は現段階では神栄君がカルマ君に勝てるとは全く思えません」
「冷やかしに来てんのかよ。もしそうなら………本気で殺しに行くぞ」
神栄はナイフを持つ。臨戦体制だ。
「『現段階では』ですよ。神栄君は敵視よりもリスペクトの方が勝っている。だから勝てないんですよ」
「………で?何が言いたいの?」
「殺しに行くつもりで勝ちに行く。これが一番いいかと思いますねぇ。期末テスト、楽しみにしてますよ……ヌルフフフ」
全く、殺せんせーはこれだから殺しにくい……………。
今までこんな先生、見たことないのだから。
「殺せんせーを殺して、カルマに勝つ。これが俺のミッションだ。文句ある?殺せんせー?」
「ヌルフフフ、素晴らしいです。では、数学ドリル10冊を明日までにやってきなさい!!」
「ふざっけんなああああ!!!」
感動を返しやがれ、殺せんせー!!
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3年A組にて、
「…………神栄 碧………か、なかなかやるなぁ…。ね?神栄さん」
「当然ですよ、碧君は『私だけの』弟なんですから………」
「神栄さん。寝てなければ満点なのにね……」
赤がかった髪の男はクスッと笑いながら、テストの順位表を見ている。
「学秀くんには負けるかもねー、多分」
神栄 茜音、合計点 400点。
to be continued……………
ラスボス降臨の予感、そして次回修学旅行編
神栄 碧くんの教科ごとの点数。
国語 99点。数学 91点。理科 100点。社会 100点。英語 99点。
感想、指摘コメントどしどしお待ちしてまーす!!