殺せんせーがやってきて3ヶ月。体育の授業で烏間先生にナイフを当てる生徒が増えてきた。
「まぁ!?俺はちゃんと当てるけどね!?」
「……一人で何言ってんの?神栄」
カルマに変な目で見られた………。
あいつ…当てたことないくせに。
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体育が終わると、倉橋が烏間先生を呼び、みんなで一緒にご飯でも食べようと提案してきた。
みんなはOKといったのだが、烏間先生は仕事がある、と言って去ってしまった。
(状況を打破する為、もう一人人員を増やす、か。それが来るのが今日なのか…………)
すると、ドアに人影が見えるのに気づいた。
出てきた人は、ダンボールと大きいビニール袋を持っている。
「よぉ、烏間!」
(……鷹岡!?)
鷹岡 明(たかおか あきら)は防衛省の人で、烏間の補佐としてやってきた人らしい。
鷹岡はE組生徒の元へ行って、ダンボールとビニール袋を置いた。
「やぁ!俺の名前は鷹岡 明!よろしくな!」
「これは……ケーキとかじゃん!」
よく見ると、袋の中はほとんどお菓子類だった。
しかも、高級なお菓子が多い。
「俺、甘いもん苦手だからなぁ…飲み物だけで」
「そうか!でも、モノで釣ってるなんて思うなよ!お前と早く仲良くなりたいんだ!」
「…………………」
なんか、おかしい。
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みんながお菓子(主にケーキ)を食べながら、鷹岡と話している中、神栄は一人で遠い所へ立っていた。
「…………君は行かないのか?」
烏間先生がこっちにやってきた。
「俺はあいつを信用できないんすよ。なんか、異常な人にしか見えねぇんだ」
「神栄君、君の言う通りです」
「……………誰っすか?」
「烏間さんと同じ、防衛省の者です。私は、生徒達が心配です」
名前はわからなかった。が、暗殺の手助けをしてくれてる人だな、と思い、そこまで深くは聞かなかった。
「神栄君、君は鷹岡の所で遊んでくればいい。俺はやることがある」
「俺、球技苦手なんで………」
神栄はしばらく鷹岡の様子を調べることにした。
だが、これといって何かあるわけでもなく、みんなからの評価もそこそこ高かった。
「俺らは家族みたいなもんだ!ちょっと訓練は厳しくなるが、終わったらまたお菓子でも食べようぜ!」
あははは!と皆が笑う。何か、おかしいのに………何も見つからない。
「俺が訓練を受け持つことで、時間割が変わる!お前もこっちこい!時間割表渡してやるから!」
「あ……はい」
時間割表をもらうと、みんなはそのおかしさにやっと気づいたらしい。
「10時間目まで……!?夜9時までやるのかよ……!?」
「待ってくれよ!」
前原が耐えられなくなったのか、つい言ってしまった。
「こんなの…できるわけねぇよ!」
瞬間、
鷹岡の膝蹴りが、前原の腹に直撃した。
「『できない』じゃないんだ。『やる』んだよ」
(やっぱりな………!!)
前原の元へ行くが、倒れている。
「それじゃあ!スクワット100×3セットだ。抜けたければ抜けてもらって構わない。そしたら俺が新しい生徒を補充するからな」
その時のやつの目は、とても恐ろしく、とても優しい目をしていた。
悟られない為の目が、神栄には見えた。
「な?お前は父ちゃんについてきてくれるよな……?」
神崎が標的となった。
「私は嫌です。烏間先生の授業を希望します」
逆らえば叩かれるのは、神崎も知っていた。
それでも烏間先生の授業を受けたいという気持ちが勝ったのだ。
そして、一発、平手打ちが入った。
もう………耐えられん。
殺してやる……!!!!!!
「ぶっ殺してやる……鷹岡あああああああああ!!!!!」
初めて神栄が本気でキレた回です。
次回、鷹岡vs神栄です。
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