神栄 碧と暗殺教室   作:invisible

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先に言っておこう。前原……すまん。


第32話 愛情の時間

 

 

殺せんせーがやってきて3ヶ月。体育の授業で烏間先生にナイフを当てる生徒が増えてきた。

 

 

「まぁ!?俺はちゃんと当てるけどね!?」

 

 

 

 

 

「……一人で何言ってんの?神栄」

 

 

カルマに変な目で見られた………。

 

 

あいつ…当てたことないくせに。

 

 

============================

 

体育が終わると、倉橋が烏間先生を呼び、みんなで一緒にご飯でも食べようと提案してきた。

 

 

みんなはOKといったのだが、烏間先生は仕事がある、と言って去ってしまった。

 

 

(状況を打破する為、もう一人人員を増やす、か。それが来るのが今日なのか…………)

 

 

 

すると、ドアに人影が見えるのに気づいた。

 

 

出てきた人は、ダンボールと大きいビニール袋を持っている。

 

 

「よぉ、烏間!」

 

 

(……鷹岡!?)

 

 

鷹岡 明(たかおか あきら)は防衛省の人で、烏間の補佐としてやってきた人らしい。

 

 

 

鷹岡はE組生徒の元へ行って、ダンボールとビニール袋を置いた。

 

 

 

 

「やぁ!俺の名前は鷹岡 明!よろしくな!」

 

 

 

「これは……ケーキとかじゃん!」

 

 

よく見ると、袋の中はほとんどお菓子類だった。

 

 

しかも、高級なお菓子が多い。

 

 

「俺、甘いもん苦手だからなぁ…飲み物だけで」

 

 

「そうか!でも、モノで釣ってるなんて思うなよ!お前と早く仲良くなりたいんだ!」

 

 

「…………………」

 

 

 

なんか、おかしい。

 

============================

 

 

みんながお菓子(主にケーキ)を食べながら、鷹岡と話している中、神栄は一人で遠い所へ立っていた。

 

 

 

 

「…………君は行かないのか?」

 

 

烏間先生がこっちにやってきた。

 

 

「俺はあいつを信用できないんすよ。なんか、異常な人にしか見えねぇんだ」

 

 

 

「神栄君、君の言う通りです」

 

 

「……………誰っすか?」

 

 

「烏間さんと同じ、防衛省の者です。私は、生徒達が心配です」

 

 

名前はわからなかった。が、暗殺の手助けをしてくれてる人だな、と思い、そこまで深くは聞かなかった。

 

 

 

 

 

「神栄君、君は鷹岡の所で遊んでくればいい。俺はやることがある」

 

 

 

 

「俺、球技苦手なんで………」

 

 

神栄はしばらく鷹岡の様子を調べることにした。

 

 

 

だが、これといって何かあるわけでもなく、みんなからの評価もそこそこ高かった。

 

 

 

 

 

「俺らは家族みたいなもんだ!ちょっと訓練は厳しくなるが、終わったらまたお菓子でも食べようぜ!」

 

 

 

あははは!と皆が笑う。何か、おかしいのに………何も見つからない。

 

 

 

 

 

「俺が訓練を受け持つことで、時間割が変わる!お前もこっちこい!時間割表渡してやるから!」

 

 

「あ……はい」

 

 

 

時間割表をもらうと、みんなはそのおかしさにやっと気づいたらしい。

 

 

 

「10時間目まで……!?夜9時までやるのかよ……!?」

 

 

 

 

「待ってくれよ!」

 

 

 

前原が耐えられなくなったのか、つい言ってしまった。

 

 

「こんなの…できるわけねぇよ!」

 

 

 

 

 

 

瞬間、

 

 

 

 

 

鷹岡の膝蹴りが、前原の腹に直撃した。

 

 

 

 

 

「『できない』じゃないんだ。『やる』んだよ」

 

 

(やっぱりな………!!)

 

 

前原の元へ行くが、倒れている。

 

 

 

「それじゃあ!スクワット100×3セットだ。抜けたければ抜けてもらって構わない。そしたら俺が新しい生徒を補充するからな」

 

 

 

その時のやつの目は、とても恐ろしく、とても優しい目をしていた。

 

 

 

悟られない為の目が、神栄には見えた。

 

 

「な?お前は父ちゃんについてきてくれるよな……?」

 

 

 

神崎が標的となった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「私は嫌です。烏間先生の授業を希望します」

 

 

 

 

逆らえば叩かれるのは、神崎も知っていた。

 

 

 

それでも烏間先生の授業を受けたいという気持ちが勝ったのだ。

 

 

 

 

そして、一発、平手打ちが入った。

 

 

 

 

 

もう………耐えられん。

 

 

 

 

 

殺してやる……!!!!!!

 

 

 

「ぶっ殺してやる……鷹岡あああああああああ!!!!!」

 




初めて神栄が本気でキレた回です。


次回、鷹岡vs神栄です。


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