『神栄 茜音さん。ですか?』
律は画像を見せた。
「ああ、そいつで合ってる。あいつみたいな奴だったんですよ。鷹岡も」
「茜音さんは、確か前回のテストで英語以外100点でしたよね……?」
殺せんせーはテストの順位表を出して、神栄に見せてきた。
「多分、英語は0点だな。寝てたと思う。寝てなかったら、500点満点だったと思うぜ」
結局、何が言いたかったのか、
それは自分でも分からなった。
ただ一つ言えることは、外面が良くて内面はとんでもない性格だということだ。姉は鷹岡と同じ感じの人だった。
時間が時間だったので、殺せんせーと烏間先生は帰ってしまった。
律はケータイの中にいるので残っている。
『神栄さん………』
「なんだ?律」
『鷹岡さんは、明日もまた同じ訓練をするらしいです』
同じ訓練…………。
また逆らえば殴る、あの訓練を、また…………。
「やらせるか……!こんなところにいる暇なんざ、ねぇ!」
『神栄さん!やめてください!まだ完治してないですよ!』
「嫌だ!こんなところで寝てるわけにはいかねぇだろ!あいつを………ぶっ殺す!」
『またこのような事になっていいんですか?またみんなに迷惑かけていいんですか!?』
神栄は固まる。
迷惑………。
俺は…………間違ったことをしてしまったのか?
自分に問いかけても、答えは見つからない。
「焦ってんのか……俺は」
『はい。そう思います』
神栄はベッドで横になり、律を見る。
「………てか、なんでケータイにいんの?」
『皆さんとの情報共有を円滑にするためです』
「それってハッキンg………」
『これ以上は言わないほうがいいですよ……?』
うわぁ………律怖い……。
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5日後、神栄の怪我はほぼ治り、病院では超人という異名が付けられた。
怪我が治ったので病院を後にして、学校へ行った。
そこで見た光景は、まるで地獄絵図のようだった。
教室に着くと、殺せんせーが窓から生徒を見ている。
「殺せんせー、烏間先生は…?」
「神栄君……。烏間先生はおとといから出張なんですよ……。今日帰ってくるはずなんですが……」
「俺がいない間、暴力はあったのか?」
「いいえ、ありませんでした」
「………だったら、今日で鷹岡を終わらせてやるよ………」
「神栄君………!まさか!」
「……………殺るのは、その才能を持った人だけだよ。殺せんせーだってわかってんだろ……?」
「…………」
そう言って、神栄は校庭に行った。
鷹岡は、神栄を見ることはなかった。
「神栄!!大丈夫か…!!」
磯貝がこちらに来るが、倒れかけている。
「おい、こんな雑魚ほっといて早くやれ」
鷹岡が来た。今にも殴ってきそうな勢いでこちらを見ている。
「黙れクソ野郎。何度も言わせてもらうが、お前は俺らの父ちゃんじゃねぇし、体育の教師でもねぇ、体育の教師は……烏間先生ただ一人だ!これだけは絶対に譲れねぇ!」
「おしおき………だな」
バチィ!と平手打ちが炸裂した。
「………!!!!」
神栄は何か思いついたように鷹岡に言った。
「おい鷹岡。この際勝負しねぇか?負けたやつは素直に勝ったやつの言うことを聞く……ってな」
「………上等だ。…で、お前とまた殺るのか…?」
「さぁな?それを決めるのは………俺らの先生だろ…?」
「鷹岡。もうやめろ」
そう言ったのは、烏間先生だった。
「いいだろう、勝負しようじゃねぇか。ルールは、俺に誰かがナイフを当てるか、俺が誰かに『素手』で当てるか、でいいだろ?負けたら、出てってやろう」
わぁ!と皆の顔色が少しだけだが、明るくなる。
しかし、一気に絶望の色に変わる。
「ただし……使うナイフは対先生用ナイフじゃない………本物だ」
「よせ!彼らは本物のナイフを使った練習はしていない!!」
「………じゃあ、負けでいいのか……?」
烏間先生は、悩んでいる。
誰を選ぶがということと、
選んでも、その人が勝てるのか、ということだ。
神栄はニヤニヤしている。
(この中で飛び抜けて暗殺の才能があんのは………俺なんかじゃない。『あいつ』だよ……鷹岡ァ!)
「早く選べよ……!!」
鷹岡は素手での戦いである。
(ククク……この手の戦いはよく俺が勝ったな……。本物のナイフを使って、本気で戦えるやつなんざ、ほとんどいねぇ…これであっさり勝って、やつらを強くしてやる!烏間ァ、お前の時代はどの道終わりなんだよ)
「渚君、殺る気はあるか?」
烏間先生はナイフを渚に渡した。
「え……?僕ですか…………?」
今回の話、USJから帰る時の深夜バスで睡魔と闘いながら書いてたので、間違ってるところがあったり、(いつもですが)下手くそかもしれません。
次回、渚vs鷹岡です。
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