神栄 碧と暗殺教室   作:invisible

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暴君寺坂が暴れる回


第39話 ビジョンの時間

次の日、神栄は見事な寝不足状態で学校に行った。

 

 

昨日の事が、頭から離れなかったからだ。

 

 

 

茜音は何の為にここに来たのか、そして、何をしているのか、だ。

 

 

そして、寺坂が何をやっているのか。

 

 

そのような事をずっと考えていて、夜も眠れなかった。

 

 

 

 

 

寺坂と断定はしてないが、一番危ないとは思っている。

 

 

 

「ったく、どーゆーことなんだよ……」

 

 

本人に直接聞きたいのだが、流石にそれはまずい。

 

 

 

「おい!プールがとんでもないことになってるぞ!!!」

 

 

 

岡島が慌てて言うと、皆は走ってプールまで行った。

 

 

 

神栄も行くと、プールは確かにとんでもないことになっていた。

 

 

ゴミが散乱していて、椅子などが壊れている。

 

 

「誰がやったんだよ……こんなこと」

 

 

すると、どこからかニヤニヤと笑い声が聞こえた。

 

 

 

そこには、村松、吉田、寺坂がいる。

 

 

「これじゃあプール出来ねぇな!」

 

「いいんじゃね?プールとかダルいし」

 

 

2人が会話してると、寺坂がこちらにやってきた。

 

 

「ンだよ神栄。お前、俺らがなんかしたと思ってんのか?」

 

 

 

「逆に、お前以外の奴がしたとは思えねぇ」

 

 

 

寺坂はグイ!と胸倉を掴み、喧嘩口調で神栄に言い放つ。

 

 

「うるせぇよ。犯人探しなんてする必要ねぇだろーがよ!」

 

 

「………怒る人間違えてるぜ、寺坂」

 

 

 

神栄は寺坂の手を掴み、離させた。

 

 

寺坂はチッ!と言って去ってしまった。

 

 

(多分寺坂だな。シロから金を貰ってる……となると、暗殺か……イトナまでが………?)

 

 

 

「おや?神栄君、珍しく考え事ですか?」

 

 

こういう時の殺せんせーの勘の良さは、素晴らしいと思う。

 

 

でも、余計なお世話、とも言える。

 

 

 

「いや、なんでもないよ。最新ゲームの攻略方を考えてただけ」

 

 

「……そうですか、勉強もしっかりしてくださいね」

 

 

 

殺せんせーはマッハでプールを片付け、どこかに行ってしまった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

休み時間、寺坂は机の中から、スプレーのようなものを撒いた。

 

 

「うわっ!殺虫剤か!?」

 

 

 

「寺坂君!ヤンチャにもほどが……!」

 

 

 

 

 

「気持ち悪いんだよ。お前も、あいつに操られてるE組も」

 

 

ピシャリとドアを閉め、寺坂は消えた。

 

 

 

 

「なんか、おかしいな……」

 

 

============================

 

 

 

 

 

放課後、神栄は本校舎で待ち伏せしている。

 

 

 

目的は、茜音である。

 

 

 

 

 

「あれ?碧君じゃん!何しに来たのぉ?」

 

 

「お前、俺の質問に答えろ。まずお前は何でここに来た?それと……」

 

 

 

「碧君に会いに来た。それだけよ。それと、後の質問は受け付けないわ。私にメリットがないもの」

 

 

 

そう言われれば、それで終わりである。

 

 

 

何も反抗ができない。

 

 

 

「それと……!あの人の味方ってなんだ!!!」

 

 

 

「それは、いつか気づくわよ。E組が、地獄を見る時まで………」

 

 

 

そう言い残し、茜音は高級車に乗って、帰ってしまった。

 

 

 

「…………クソがっ!わかってるんだよ!なんか、違うことは………」

 

 

 

============================

 

 

夜中、E組のプールにて、

 

 

 

 

「ご苦労様、これで奴を殺せるよ。はい、報酬の10万円」

 

 

その場に居たのは………寺坂とシロ、そして、イトナだった。

 

 

 

 

「…………お前は赤髪の奴より体格や力があるのになぜ勝てないのか、教えてやるよ」

 

イトナはヌッ!と出てきて、突然寺坂に言った。

 

 

「あぁ!?なんだよ!」

 

 

 

 

 

「お前には勝利へのビジョンが無い」

 

 

 

そう言って、どこかへいなくなった。

 

 

「まぁ、今日全て終わるんだし、それでいいじゃないか、君の望むようなクラスになるし、お小遣いもこうして貰えるし………ねぇ?」

 

 

 

 

(これで……何もかも、終わりだ)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そしてその日の昼、食事の時間。

 

 

 

「寺坂、何があったんだ?」

 

 

「さぁね、でもいつもとは違う」

 

 

 

カルマはやはり気づいていた。

 

 

 

何かが違うのに、それがわからない。

 

 

食事の時間になっても、寺坂は来ない。

 

 

 

「………てか、殺せんせーはなぜ泣いてんだよ」

 

 

殺せんせーの目から、どばどばと粘液の涙が溢れ出ている。

 

 

 

 

めっちゃくちゃ気持ち悪い………。

 

 

 

すると、ガラッ!とドアを開ける音がした。

 

 

 

寺坂が来た。

 

 

 

「おお!寺坂君!今日は来ないのかと心配しました!」

 

 

 

ドロロォ……と寺坂の顔が粘液まみれになった。

 

 

 

「おい、そろそろぶっ殺してやる!放課後プールに来い。お前らも手伝え!」

 

 

 

再びガラッ!と寺坂はドアを閉め、プールへ行ってしまった。

 

 

 

「ああ……水着忘れた。俺パス」

 

 

神栄はふっつーに水着を忘れ、授業も受けないつもりでいた。

 

 

「私もー、なんか行く気なーい」

 

 

倉橋も言葉の通り行く気はなさそうである。

 

 

 

 

 

「………いいじゃないですか。寺坂君がやっと私を殺そうとしているのです。皆さんも行きましょう」

 

 

 

逃げようとするが、粘液が広がって足が動かない。

 

 

仕方なく皆は水着に着替え、プールに行った。

 

 

 

 

「よし、お前らはプールの中にいろ、俺がこれで撃ってやるから、落ちたらタコを殺れ」

 

 

「………すっかり暴君だな。寺坂の奴」

 

 

菅谷と木村と神栄は3人で話している。

 

 

「暴君?まぁ、そんな感じだけど………」

 

 

神栄はみんなの事をあまり知らない。

 

3年生になって友達になった奴らばっかだし、仕方ないことだが。

 

 

「昔っからあんな感じさ」

 

 

 

 

寺坂は銃を構え、銃口を殺せんせーの方に向ける。

 

 

「ずっとお前の事が嫌いだったよ。もう、死んでくれ」

 

 

 

「嫌ですね、これが終わったら今度はみんなで殺る方法を考えましょう」

 

 

 

 

「死ね」

 

 

 

 

パァン………!と銃声が響くが、弾はない。

 

 

 

 

瞬間、

 

 

 

 

 

ドガッ!とプールが壊れる。

 

 

 

「やばっ………!菅谷!木村!神崎!!」

 

 

 

 

寺坂は、突然の出来事に呆然としている。

 

 

「おい…………嘘だろ!?」

 

 

 




知ってるかと思いますが、碧君と茜音さんは同じ家には居ません。茜音も一人暮らしですが、家は広く、使用人までいます。

一方碧君はおじいちゃんの家の隣のそこそこ広い一軒家にいます。

今は亡き父母2人のおじいちゃんは有名会社の社長です。

なので超大豪邸が神栄の実家です。(茜音は実家には住んでいません)

その内実家の回でも出そうかと思います。

なんか矛盾してたり、変な点がありましたら、コメントしてください。

次回は原作と同じ感じですね。最後は少し変えましたが………。


50話行ったら、公式キャラクターブックみたいなのをやりたいと思います。(神栄 碧と神栄 茜音)

長文すいませんでした。次回もお楽しみに!
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