次の日、神栄は見事な寝不足状態で学校に行った。
昨日の事が、頭から離れなかったからだ。
茜音は何の為にここに来たのか、そして、何をしているのか、だ。
そして、寺坂が何をやっているのか。
そのような事をずっと考えていて、夜も眠れなかった。
寺坂と断定はしてないが、一番危ないとは思っている。
「ったく、どーゆーことなんだよ……」
本人に直接聞きたいのだが、流石にそれはまずい。
「おい!プールがとんでもないことになってるぞ!!!」
岡島が慌てて言うと、皆は走ってプールまで行った。
神栄も行くと、プールは確かにとんでもないことになっていた。
ゴミが散乱していて、椅子などが壊れている。
「誰がやったんだよ……こんなこと」
すると、どこからかニヤニヤと笑い声が聞こえた。
そこには、村松、吉田、寺坂がいる。
「これじゃあプール出来ねぇな!」
「いいんじゃね?プールとかダルいし」
2人が会話してると、寺坂がこちらにやってきた。
「ンだよ神栄。お前、俺らがなんかしたと思ってんのか?」
「逆に、お前以外の奴がしたとは思えねぇ」
寺坂はグイ!と胸倉を掴み、喧嘩口調で神栄に言い放つ。
「うるせぇよ。犯人探しなんてする必要ねぇだろーがよ!」
「………怒る人間違えてるぜ、寺坂」
神栄は寺坂の手を掴み、離させた。
寺坂はチッ!と言って去ってしまった。
(多分寺坂だな。シロから金を貰ってる……となると、暗殺か……イトナまでが………?)
「おや?神栄君、珍しく考え事ですか?」
こういう時の殺せんせーの勘の良さは、素晴らしいと思う。
でも、余計なお世話、とも言える。
「いや、なんでもないよ。最新ゲームの攻略方を考えてただけ」
「……そうですか、勉強もしっかりしてくださいね」
殺せんせーはマッハでプールを片付け、どこかに行ってしまった。
休み時間、寺坂は机の中から、スプレーのようなものを撒いた。
「うわっ!殺虫剤か!?」
「寺坂君!ヤンチャにもほどが……!」
「気持ち悪いんだよ。お前も、あいつに操られてるE組も」
ピシャリとドアを閉め、寺坂は消えた。
「なんか、おかしいな……」
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放課後、神栄は本校舎で待ち伏せしている。
目的は、茜音である。
「あれ?碧君じゃん!何しに来たのぉ?」
「お前、俺の質問に答えろ。まずお前は何でここに来た?それと……」
「碧君に会いに来た。それだけよ。それと、後の質問は受け付けないわ。私にメリットがないもの」
そう言われれば、それで終わりである。
何も反抗ができない。
「それと……!あの人の味方ってなんだ!!!」
「それは、いつか気づくわよ。E組が、地獄を見る時まで………」
そう言い残し、茜音は高級車に乗って、帰ってしまった。
「…………クソがっ!わかってるんだよ!なんか、違うことは………」
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夜中、E組のプールにて、
「ご苦労様、これで奴を殺せるよ。はい、報酬の10万円」
その場に居たのは………寺坂とシロ、そして、イトナだった。
「…………お前は赤髪の奴より体格や力があるのになぜ勝てないのか、教えてやるよ」
イトナはヌッ!と出てきて、突然寺坂に言った。
「あぁ!?なんだよ!」
「お前には勝利へのビジョンが無い」
そう言って、どこかへいなくなった。
「まぁ、今日全て終わるんだし、それでいいじゃないか、君の望むようなクラスになるし、お小遣いもこうして貰えるし………ねぇ?」
(これで……何もかも、終わりだ)
そしてその日の昼、食事の時間。
「寺坂、何があったんだ?」
「さぁね、でもいつもとは違う」
カルマはやはり気づいていた。
何かが違うのに、それがわからない。
食事の時間になっても、寺坂は来ない。
「………てか、殺せんせーはなぜ泣いてんだよ」
殺せんせーの目から、どばどばと粘液の涙が溢れ出ている。
めっちゃくちゃ気持ち悪い………。
すると、ガラッ!とドアを開ける音がした。
寺坂が来た。
「おお!寺坂君!今日は来ないのかと心配しました!」
ドロロォ……と寺坂の顔が粘液まみれになった。
「おい、そろそろぶっ殺してやる!放課後プールに来い。お前らも手伝え!」
再びガラッ!と寺坂はドアを閉め、プールへ行ってしまった。
「ああ……水着忘れた。俺パス」
神栄はふっつーに水着を忘れ、授業も受けないつもりでいた。
「私もー、なんか行く気なーい」
倉橋も言葉の通り行く気はなさそうである。
「………いいじゃないですか。寺坂君がやっと私を殺そうとしているのです。皆さんも行きましょう」
逃げようとするが、粘液が広がって足が動かない。
仕方なく皆は水着に着替え、プールに行った。
「よし、お前らはプールの中にいろ、俺がこれで撃ってやるから、落ちたらタコを殺れ」
「………すっかり暴君だな。寺坂の奴」
菅谷と木村と神栄は3人で話している。
「暴君?まぁ、そんな感じだけど………」
神栄はみんなの事をあまり知らない。
3年生になって友達になった奴らばっかだし、仕方ないことだが。
「昔っからあんな感じさ」
寺坂は銃を構え、銃口を殺せんせーの方に向ける。
「ずっとお前の事が嫌いだったよ。もう、死んでくれ」
「嫌ですね、これが終わったら今度はみんなで殺る方法を考えましょう」
「死ね」
パァン………!と銃声が響くが、弾はない。
瞬間、
ドガッ!とプールが壊れる。
「やばっ………!菅谷!木村!神崎!!」
寺坂は、突然の出来事に呆然としている。
「おい…………嘘だろ!?」
知ってるかと思いますが、碧君と茜音さんは同じ家には居ません。茜音も一人暮らしですが、家は広く、使用人までいます。
一方碧君はおじいちゃんの家の隣のそこそこ広い一軒家にいます。
今は亡き父母2人のおじいちゃんは有名会社の社長です。
なので超大豪邸が神栄の実家です。(茜音は実家には住んでいません)
その内実家の回でも出そうかと思います。
なんか矛盾してたり、変な点がありましたら、コメントしてください。
次回は原作と同じ感じですね。最後は少し変えましたが………。
50話行ったら、公式キャラクターブックみたいなのをやりたいと思います。(神栄 碧と神栄 茜音)
長文すいませんでした。次回もお楽しみに!