そろそろやってくる、超めんどくさい行事、それは期末テストである。
当然神栄はカルマに勝つ、ということを最終目標としている。
だから、今回も負けるわけにはいかないのだ。
「今回のテストは、あなたたちみんなにチャンスのある目標を立てました。そう……みんなです」
何その、『大事なことなので2回言いました』的なアレは……。
「前回は、総合点で評価しましたが、今回は皆さんの得意教科も評価に入れます。教科ごとに学年1位を取った者には、答案の返却時、触手を1本破壊する権利をあげますよ……」
もし、全教科学年1位を取りつつ、総合点学年1位を取れば、合計触手を6本破壊できる、ということか。
「100億を取るかは、皆さんの成績次第、ということですよ。ヌルフフフ」
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「珍しく気合入ってるね、奥田さん」
その言葉の通り、奥田はやる気まんまんである。
「理科なら私もトップを狙えるので、役に立てるかも!!」
「おい奥田、それは間違ってる。全教科100点取って、触手6本ぶっ壊すのは、俺だ。そこんところ、勘違いすんなよ……?」
ここで、よくわからない理科バトルが………始まる…?
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昼休み、本校舎会議室前に、スマートフォンをいじって、誰かに電話をしようとしている人がいる。
その人は、球技大会で戦った野球部主将、進藤 一孝である。
『もしもし、杉野か……?』
「ああ、球技大会では世話になったな。どうした?」
『今、会議室にA組が集まって、自主勉強会をしているんだ』
神栄は冷食のコロッケを食べながら、杉野の会話を聞いている。
『………で、その中心メンバーは、《五英傑》と言われる天才達だ。
中間テスト学年2位、荒木 鉄平(あらき てっぺい)
中間テスト学年3位、榊原 蓮(さかきばら れん)
中間テスト学年5位、小山 夏彦(こやま なつひこ)
中間テスト学年7位、瀬尾 智也(せお ともや)
そして、中間テスト学年1位、全国模試1位の…………生徒会長、浅野 学秀(あさの がくしゅう)。理事長の一人息子だよ』
「ふーん、そんなにすげぇのな、ごえーけつって、俺、瀬尾に勝ったから、ごえーけつの仲間入りじゃね?」
「ちょっと黙ってろ神栄………で、それがどうしたんだ?」
『簡単に言えば、お前らE組を本校舎に戻さない、ということだよ』
「………ありがとな、俺らはここを出ることを目標にしてないんだよ。俺らの目標を達成するには、本気で点数取んなきゃダメなんだよ。だから、頑張るよ」
進藤は何も言わず、電話を切った。
「自分からかけといて自分から切るとか、なんなんだろうな、あいつ」
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放課後、神栄は磯貝に呼び止められた。
「神栄、俺らと本校舎の図書室で勉強会しないか?あそこ、すごい人気だから、すぐ予約で一杯になるんだけど、前々から予約してたから、どうだ?」
「まぁ、どうせ家帰っても何もしないから、いいよ」
磯貝は、茅野、渚、神崎、奥田、中村を誘い、本校舎へと向かう。
なんか、意外なメンツである。
そして、本校舎に着いた。
「中間以来か…?本校舎は」
本校舎に入れば、周囲からは冷たい目が、図書室の予約カードを見せれば、図書室の先生は苦笑いをしたりなどと、いつもの『アレ』があった。
「んじゃ、勉強するか……」
神栄が主に勉強する教科は、数学である。
数学だけはどうにもならないので殺せんせーに教わっているが、特に√を用いる計算などはほとんど出来ない。
なので、事前に買っておいたドリルで、勉強していた。
他の奴らは………。
茅野は世界のお菓子の勉強……そうか、家庭科の勉強してるんだな!
中村は寝る姿勢をとっている………そうか、睡眠学習か!
あとの人達は普通に勉強している。
すると見知らぬ人たちが、こちらを見るや否や、話しかけてきた。
「……君たちがここにいるなんて、豚に真珠じゃないか?」
………ナニイッテンノ?コイツ
焦って書いたので、誤字があるかもしれませんw
次回、神栄の『ある』部分が覚醒します。