期末テストが終わると、1学期の終業式がある。
全校生徒が参加する行事なので、仕方なく参加するが、神栄はボーッとしている。
なぜかというと…………。
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「神栄君。今回のテストでは、学年3位でした。1位は浅野君。2位は神栄 茜音さんでしたよ」
殺せんせーはあえて誰もいない場所で話してくれた。
そう、E組生徒には、神栄 茜音の存在は知られていない。
ここで知られると、色々厄介になるし、自分でも過去の事について話したくないので殺せんせー、烏間先生、律達には言わないでくれ、と言っている。
まぁ、茜音からE組のみんなに何かやっていたら別だが、みんなを見る限り、茜音と接触した様子は無い。
もし会ってるなら、お前らポーカーフェースとかすげぇよな……。
尊敬しちまうぜ……。
とはいえ、結果神栄は負けた。
浅野は491点で学年1位、
あいつ(茜音)は490点で学年2位、
俺(神栄)は489点で学年3位……と、ギリギリで2人に負けた。
………とまぁ、こんなことがあり、神栄はあまりいい気分ではなかったのである。
「神栄ー、目が死んでるぞ……。大丈夫か?」
磯貝が心配してくれてるが、やはり、負けるのは嫌だな。
「……………あ、あぁ、大丈夫だ。それより……終業式とかめんどくせぇ………」
言葉の通り、神栄の歩みはとても遅い。
まるで、病院で注射される前の小さい子のようだ。
本校舎に着くと、E組はジロジロと見られる。
それも当然か………。
底辺のクラスがトップのクラスとトップ争いをすれば、そうなるわな。
体育館に向かい歩いていると、期末テスト学年1位の浅野 学秀が歩いてこちらに来る。
「おい、浅野。俺らは賭けに勝ったんだ。1つ要求できるって言ったよな。要求はさっきメールで送信したんだけど、アレでいいよな?」
神栄は正直、賭けの内容は全くわからない。
なんか殺せんせーはみんなに見せていたつもりかもしれないが、神栄は一番後ろの席なので、よく見えなかったのだ。
そして、浅野と話し終わると、皆は体育館に行く。
「カルマ、お前珍しく来たのか」
「いや……今サボって"逃げてるー"とか言われるの嫌だし」
「ん?五英傑にか?」
「まぁ、そんな感じ」
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終業式はいつも通り始まる。
いつも通りと言っても今回が初めてだが、昔居た中学校と、大して変わらなかった。
しかし、少し気になることがある。
なんか……律もどきがいる。
テストでも居た、ニセ律さんだ。
「てか、烏間先生、殺せんせーとクソビッチは?」
「邪魔だから、置いてきた」
「まぁ、間違ってはいませんね」
終業式でのE組いじりは、集会よりもウケが悪かった。
それも当然と言えば当然だな。
「眠すぎるぜ………」
校長の長い話を耐え、ようやく終わった。
旧校舎、すなわちE組に帰ると、殺せんせーは椚ヶ丘中学のパンフレットを開き、こう言った。
「今回のテストでは、上位がA組とE組で一杯になっています。なので、みなさんにも『コレ』をもらう権利はあります。そう………二泊三日沖縄離島リゾート旅行です!!!」
「旅行ねぇ……そこで暗殺するのか…。悪くないなー」
「そ、こ、で。これを、1人1冊です」
「これ、しおりではないよな」
修学旅行の時よりも分厚く、そして重い。
「みなさんの親に見せる通知表は渡しましたが、これは私からの通知表です」
バサッ!とばら撒かれた紙には、二重丸が書かれている。
「うわぁ………」
「暗殺教室、基礎の1学期、これにて終業!!!!」
神栄姉弟のテスト結果です。
英語99点
国語97点
社会100点
理科97点
数学96点
合計、489点
茜音さん
英語99点
国語96点
社会99点
理科97点
数学99点
合計、490点………です。
とりあえず、今まで見てくれた方ありがとうございます。
今後も駄文が続きますが、温かい目で見守ってください。
次回はみんなが集まる回の予定です。
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