神栄 碧と暗殺教室   作:invisible

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第47話 策謀の時間

島での暗殺が1週間後に迫り、授業があるわけでもないのにいつもの場所に集まったE組のみんなは、いつも通り射撃訓練をしていた。

 

 

 

「だるい………。帰ろ」

 

 

暑いせいか上を見上げることが嫌になったらしく、下を向いて歩いてさりげなく帰ろうとすると、誰かにぶつかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

むにゅ、と柔らかい感触。

 

 

 

 

あ、これ胸やん。

 

 

 

 

 

「………何よカミサカ、やっと私に惚れたの?」

 

 

 

 

 

「………死ねクソビッチ。ビッチ菌が移るからこっちくんな」

 

 

「男がビッチってなんなんだろうね」

 

 

「ようは変態になるんだよ。どこかの誰かさんのように、な?」

 

 

 

満面の笑みで岡島を見つめる神栄は、数秒見つめたら逃げ出した。

 

 

 

 

 

 

 

…………あ。

 

 

 

 

 

荷物忘れてた。

 

 

仕方なく戻ると、射撃する番になっていた。

 

 

そこには、ロヴロさんがいた。

 

 

「さぁ、君の番だろ?撃ってみなさい」

 

 

カチャ!と銃を構え、射撃。

 

 

殺せんせーの的には当たったのだが、

 

 

 

 

 

「………どうして君は殺センセーの目の部分を正確に当てられるのかね。普通真ん中に当てないか?」

 

 

「わかんないですよ。『やれ』と言われるとやりたくなくなる様な感じで、『ここに撃て』って言われると、どうしても他の場所狙いたくなるんすよ。だって、目が見えなくなったら殺せんせーだって動揺するじゃないですか」

 

 

「屁理屈を言うガキは嫌いだ……」

 

 

「でも、間違ってはないです」

 

 

「勝手にしろ………」

 

 

ロヴロさんが呆れていると、見事に的に当てた天才の2人がやたら褒められている。

 

 

「すげぇ!速水!千葉!」

 

 

「流石だな……こいつら」

 

 

 

神栄は遠くから眺めた後、帰ろうとする。

 

 

(そうだ、俺は透明人間だ。何事も無かったかのように、さりげなく帰るってやる)

 

 

 

ススススーッ!と歩いていると、目の前に烏間先生がいる。

 

 

 

これは負けたな、残ろう。

 

 

 

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「…………これが君たちの殺センセーに対しての暗殺方法か。中々いい」

 

 

 

先日決めた方法がロヴロさんにも良いな、と言われたので一応ホッとしている。

 

 

①精神攻撃(主にエロ本読んでる姿を見せる)

②7人が触手破壊

③全員で狙撃

これが殺せんせー暗殺計画だ。

 

 

 

「だが、トドメの射撃はどうするのだね?」

 

 

 

「ロヴロさん。分かってんのに言ってるんすか?」

 

 

「そうだな………。人生のほとんどを暗殺に費やした者として、この作戦に合格点をあげよう。君たちなら、充分に殺れる可能性がある」

 

 

 

「……まぁ、それはいいんですが、殺せんせーは何してんだ?」

 

 

すると、烏間先生がケータイを見始め、何か確認をとっている。

 

 

「ああ、奴はエベレストで避暑中だ」

 

 

「………もう、あえてつっこみませんよ」

 

 

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エベレストにて

 

 

特別な棺桶の様な物の中に、殺せんせーはいる。

 

 

作戦を聞かれないために、ここで(アダルティな)本を読んでもらっている。

 

 

「………ちゃんと奴はいますね」

 

 

 

「ああ」

 

 

 

パラパラとめくっている姿が見える

 

 

しかし、殺せんせーは触手が何本もある。あの中にはいるが……。

 

 

 

「ヌルフフフ、私だって特訓くらいはしますよ……」

 

 

殺せんせーは小さな穴を掘り、お菓子やグラビアの写真を眺めたり食べながら特訓(?)をしようとしている。

 

 

瞬間、ズバッと触手が7本切れ、殺せんせーは加速した。

 

 

「……これはひどいです…時速400㎞『まで』落ちている……」

 

 

落ちこんではいるが、言ってることは頭がおかしいレベルである。

 

 

「ヌルフフフ、これに加え何をやってくるんでしょうかねぇ……面白い。受けて立ちますよ…」

 

 

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「ロヴロさんが知ってる中で一番優れた殺し屋って……どんな人なんですか?」

 

 

渚が何気ない質問をしている。

 

 

 

神栄はそれを眺めていた。

 

 

 

 

「そうだな……。俺が斡旋する殺し屋の中にそれはいない。最高の殺し屋と呼べるのはこの世にただ一人…………"死神"だ。神出鬼没、冷酷無比な男だ」

 

 

するとロヴロさんは、渚に近寄る。

 

 

「さて、君には必殺技を授けてやろう、プロの(元)殺し屋が教える"必殺技"だ」

 

 

 

「な………………!!」

 

 

 

 

そして、3年E組の暗殺旅行が、始まる………のか!?

 

 

 

 




次回はちょっと自分でも楽しみな回です。
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