とある船に椚ヶ丘中学校3年E組が乗っている。
そう、テスト対決の末に勝ち取った沖縄二泊三日離島旅行だ。
ここで、殺せんせーの暗殺がある。
「ふにゅぁ………。船はやばい…」
殺せんせーはふにゃふにゃになっている。
殺せんせーは乗り物に弱いのだ。
これはみんな知ってることだ。
そして、
「船はやばい……俺も死ぬ……」
神栄も乗り物に弱い。
「「「「「……おい!見えたぞ!!
島だ!!!!!!」」」」」
ついに着いた。普久間島。
普久間島に着くと、みんなはトロピカルジュースを飲み始める。
「こちらトロピカルジュースです」
「うめー!」
「…………」
これが暗殺する前のテンションなのか、と思うほどみんなは楽しんでいる。
やばいみんな怖い。
みんながトロピカルジュースを飲み終わると、修学旅行の班で行動となった。
〜一班〜
一班はグライダーに乗って殺せんせーを殺そうとしているが、当然殺せない。
「うわっ!殺せんせーずりぃぞ!」
二人乗りのため、一人はグライダー操作、もう一人は殺せんせーを撃つ。
〜四班〜
「渚、どーしたんだ?」
神栄はグライダーで遊んでる一班を見ている渚に声をかける。
確かに楽しそうではある。
「計画通りなんだし、俺らも殺る事とっとと殺ろーぜ」
「う、うん」
〜三班〜
悪ガキが多い三班は、殺せんせーと海底洞窟巡りをしている。
「うるせーぞタコ!」
さりげなくナイフで攻撃するが、当然殺せない。
「……………どうなの?二班の奴らは………」
狭間がボソッと囁くと、村松はびっくりしたのか、少し後ろに下がる。
「お……おお、大丈夫らしい」
〜二班〜
E組の最強スナイパーこと、千葉 龍之介と速水 凛香は拳銃入りのカバンを持ち、山奥に行く。
「三班は海底洞窟巡りか、これならこっちの様子は見れないな。俺らも殺ること殺るか………」
「サクッとやろ」
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昼が過ぎ、段々暑さも増してきた頃、イリーナ・イェラビッチは露出が半端ない水着を着て、ビーチで立ち止まっていた。
「な…………何よ……!!」
見る限り人は…………いない。
烏間先生が紙を見ているだけで、ビッチを見ている人は本当に居ない。
ようやくビッチの存在に気づいた烏間先生は、事情を説明した。
◇◇◇
「近場一帯を貸し切りぃ!?なんてことするのよ!カラスマ!」
烏間先生は黙り込み、再び紙を見つめる。
烏間先生の背中にビッチが乗り、頬をつんつんとしながら、悩殺したいの〜〜と言ってくる。
烏間先生…………かわいそう。
耐えきれなくなった烏間先生は、ビッチをお姫様抱っこで持ち上げ、そのまま歩き出す。
「え?え?何よ、積極的じゃない!」
照れっとしているのは、見ればわかることだ。
そして、
「まさかこのまま………」
ドボン。
まるで大きいゴミを投げ捨てる家のようにビッチを海に捨てた。
グッジョブ!烏間先生!!!
烏間先生は珍しく悩んでいた。
連絡が取れなくなった殺し屋の事。
そして、この島の噂……などなどだ。
二人がこんな茶番をしていると、先程まで晴れていた空も、段々薄暗くなり、夜になる。
ここからが本番だ………。
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大きな船にて、
「夕飯はこの貸し切り船上レストランで、夜の海を堪能しながらゆっくり食べましょうよ!」
磯貝がそう言うと、皆が食事を出し始める。
とても美味しそうなものばかりである。
「実に正しいです。ですが、そう上手く行くでしょうか?暗殺を前に気合の乗った私にとって、船酔いなど恐れるにたら……」
「「「「黒いわ!」」」」
先程から言いたかったのだが、隙が無くて言えなかった。
今の殺せんせーは文字通り真っ黒で、口や目が見えない。
そんなに黒いですか?と言われたが、めちゃくちゃ黒い、としか言えない。
「ヌルフフフ、先生には脱皮があるのを、お忘れですか……?」
ピキッと皮が割れていく。
そして、いつもの殺せんせーに戻った。
「本来は『やばいときの奥の手』ですが、こーゆーときに使えるんですよ………!!」
「『やばいときの奥の手』……だってよ………ププ」
神栄の一言でようやく気づいたようだ。
やばいときとは、この後起こる気がするのに…………。
「あ」
「はいはい。バカな自分が悪いですね。だから早く飯食え」
早く殺す……!!!
俺らが殺して、全てを終わらせてやるんだ………!!!
船が止まったところは、E組が泊まるホテルの離れにある水上パーティールームだった。
「席に着きなよ、殺せんせー。まずは、映画鑑賞から始めようや」
岡島が言うと、エロい事にしか聞こえないのは、あえて言わないでおこう…………。
こっからが本番ですね。
次回、暗殺……の果てに………。
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