それと、めちゃくちゃ端折ってます。すいません
『山頂にある《普久間殿上ホテル》の最上階までに、1時間以内にその賞金首をもってこい…………それと、動ける奴の中で背の低い男女2人もだ」
「………目的はなんだ」
『決まってるだろ。その賞金首を殺すんだよ………ククク」
会話を聞くことはできないが、こうしてる今もみんなは苦しんでる。
だったら、犯人の元に行くのが一番だと思う。
とりあえず、烏間先生の話が終わるまでは言わないことにした。
『フロントに話は通してる。素直に来れば薬を渡してやろう。だが、時間を過ぎたり、外部と連絡を取ったりなどをすれば、すぐに治療薬は破壊する……ハハハハハハハ!!」
何か言い返そうとしたのだが、すぐに切れてしまい、烏間先生は事情を話してくれた。
この普久間島は、伏魔島と言われマークされているらしい。しかも、先ほど言われた普久間殿上ホテルは国内外のヤクザやマフィア、それらに繋がる財界人がやたら出入りをしているらしい。
それに、政府の人たちともパイプがあり、警察も迂闊に手を出せないのだ。
この場合………従うしか、無いの………か?
「………なるほどね。でも、結局のところ、どうするの?従うのか、従わないのか」
「いい方法があります。病院に逃げるより、おとなしく従うよりも……律さんに下調べをしてもらったので、元気な人は来てください。汚れてもいい格好で……ね?」
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「うわ………高すぎるだろ……」
『あのホテルの内部の図面と、警備の配置図は入手したので、皆さんのケータイを見てください』
でたよ………チート能力。
『正面玄関と敷地一帯は大量の警備がいます。ですが、この崖を登ったところにある通用口には、警備はいません』
「………危険だ。敵は明らかにプロの奴らだぞ!」
金魚すくいの袋のようなものに入れられている殺せんせーは、烏間先生に振り回されながら言う。
「まぁ、そうですが、全ては君たちと烏間先生次第です。どうしますか……?」
すると、烏間先生は地上に誰もいないことに気づく。
みんなは崖を登っていっている。
「な………!!」
「さぁ、どうしますか……?」
殺せんせーはナメた顔をしている。
殺したい、あのニヤ顏を。
「注目!!!目標山頂ホテル最上階!隠密潜入から奇襲への連続ミッション!ハンドサインなどは訓練のものを使う!19時50分作戦開始!!!」
「「「「「「おう!」」」」」」
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いざホテルに入ると、警備員がたくさんいる。
集団で行けば120%見つかる。
これは………どうすればいい?
「何よ……普通に通ればいいじゃない」
いや、出来ないから迷ってんだろーが!
突然ビッチがこんなことを言ったのだが、どうしてだ?
というか、ビッチはいつもより酔ってないか?
こんな時に飲めるビッチはいろんな意味ですごい。
さっきまでギャーギャー言っていたのに…………。
「お前、バカなの?いや、バカだけど、さらにバカになったのか?この状況でどうやったら普通に……!」
「だから、普通によ」
ふらぁっ……!とビッチは歩いていく。
あいつ………死んだな。
ふらふらっと歩いていくと、警備員はビッチの美貌に見とれている。
趣味悪いぞ、警備員。
そしてわざとらしくビッチはぶつかる。
「……ごめんなさい、部屋のお酒で酔ってしまって……♥︎」
警備員は胸を見ながら、気にしないでくださいと言っている。
「来週そこでピアノを弾かせていただく者よ。ピアノの調律をチェックさせてもらっていいかしら……?」
「なら……フロントに確認を」
ビッチはそいつの腕を掴み、胸に当てる。
うわぁ……騙されてやがるぞ、警備員。
「私のことをよく審査して?ダメなところがあったら叱ってください……♥︎」
その瞬間、俺らは唖然とする。
本物のピアニストのような、とても上手い演奏。
これは………幻想即興曲?
「めちゃくちゃ………上手い!」
「……そんな遠くで見てないで、もっと近くに……来て?♥︎」
するとビッチは手をこちらに見せて、指示を出す。
《20分稼いであげる。行きなさい》
その指示に従い、皆は階段を登った。
今まで、嫌いだったビッチに助けられた神栄は、ボーッとしている。
(あいつ……すげぇな……)
今まで散々罵倒したりしてきたけど、もう、そんなのはやめよう。
ビッチ先生は最高の人だな……。
なんて…………美しい女性なんだろう………。
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「……さて、入り口のチェックを抜けた今、こっからは客のフリをすることができる」
「客?こんな俺らみたいな奴らが泊まるホテルじゃないですよね?」
菅谷が自分を指差し、少しビクビクしながら言った。
「いや、金持ちの坊ちゃんとかは、酒やドラッグを幼い頃から犯ってたりするだろ。たまに聞くぜ、そーゆー噂」
「……神栄君の言う通りだ」
「ただし、我々の敵も客のフリなどをしているかもしれませんねぇ…………」
◇◇◇
確かに廊下を歩いていると、何事も無く通れる。
トラブルを避けたいのだろう。
「ヘッ!楽勝じゃねぇか!早く進もーぜ!」
寺坂と吉田が烏間先生よりも前に行くと、前に1人、口笛を吹いている男がいる。
…………ん?
「「寺坂(君)!!そいつ危ない!」」
不破と神栄の声がかぶる。
寺坂があ?と後ろを振り向いた瞬間、男は笑顔でガス噴射機を使い、ガスを出してきた。
烏間先生が寺坂と吉田を吹っ飛ばし、烏間先生だけがガスの影響を受けた。
しかし、烏間先生はそのガスの噴射機を足で飛ばし、お互いが1歩引いた。
「殺気を見せずにすれ違い様に殺る。俺の十八番だったんだが、なんでわかったんだ?オカッパちゃんと黒髪クン」
「……だっておじさん、ホテルで最初にサービスドリンク配った人じゃん」
それを言おうとしたが、一歩遅かった……。
「断定するには証拠が弱いなぁ…ドリンクじゃなくても、ウイルスを盛る機会はあるだろ?」
「その台詞がもう犯人だと断定できる証拠だ。大体犯人とかってさ、『証拠を出せー!』だの『証拠が無いのに何を言う!』とか言うじゃん?お前も同じだよ、従って犯人はまず間違いなくお前だな」
「……………ククク。まぁそんなのどうでもいい」
「……は?」
ガタン!と誰かが倒れる音がした。
倒れたのは、烏間先生だ。
「毒物使い、ですか」
茅野の持ってる袋から、声がする。
ああ、殺せんせーか。
「俺特製のな。でも、お前らに取引の意思が無いことがわかった、交渉決裂。ボスにでも報告するか………あ?」
毒物使いが振り返ると、退路が塞がれている。
「お前は……我々を見た瞬間攻撃せずに報告しに帰るべきだったな……」
「まだ喋れるのか、だが……」
「はいストーップ。烏間先生、俺が殺るから、先生はお寝んねしてな………」
そこに出てきた人物は…………。
神栄 碧である。
神栄のイケメソ回、キター!
次回、神栄vsスモッグ!
書いていて気づいたんですが、ホテル内で神栄君は散々な目に遭うな……
最近fripsideの曲聞きながら書いてる気がする。
はかどるんですよー!(多分)
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