デート回の続きだぜ!
デートなんかしたことないのでよくわからない………。
「お前……じゃなくて……早希さんじゃないですか………」
「やっ!碧クンー!相変わらず可愛いねぇ……!」
東条 早希(とうじょう さき)は神栄からすれば伯母だ。
神栄の実の母、神栄 志乃(かみさか しの)の姉だ。
「碧クン!なーにしてんの?デート?デートか!リア充爆ぜろ!」
「いや……友達が頼み事あるって言うから、それだけですよ」
(地味にリア充爆ぜろ、とか言ってたな……この人モテるくせに)
早希さんは綺麗な黒髪で、矢田に負けない程の巨乳、頭は良くて東条グループの次期社長候補、隙の無い女性なのに、年齢イコール彼氏居ない歴というよくわからない人だ。
ちなみに、年齢は36歳だが、20代前半と嘘ついてもバレないくらい綺麗だ。
「早希さん、何でこんな庶民的な店に行こうとしてたんですか?あなたならもっと高級なところで買えるはずですよね……?」
「確かに実家暮らしだけど、一人暮らしだしね、お金のやりくりは一応しなきゃいけないし……」
正直、早希さんはあまり好きではない。
よくわからないことを言うし、何より裏がありそうで怖い。
ああいう女性ほど裏があると思っているし、そう教わってきたから本当怖い。
あの人の笑顔とか本当ヤバイ。背後に殺気感じる……。
「早希さん、俺じいちゃんに実家来いって言われたんですけど……まさか早希さんもいるんですか?」
「んー、わかんないなー、どっかにいるかもしれないし、実家に戻るかもしれないし……」
「さぶろーさん怖いからなぁ……横暴だし」
「確かにお父さんは怖いねぇ……でも、お友達も来ていいって言われたんでしょ?お友達がいるならあんまり怒ったりはしないんじゃない?」
現時点で誘う人決まってはいないんだけどな………。
「それに、彼女さんもいるんでしょ?あの人、結構可愛いじゃん!お似合いだね☆」
2人が会話している時、矢田はそっと神栄の姿を覗いていた。
(神栄君……誰かと話してる?若いな………まさか、彼女?)
《早希さんは36歳です》
思い切って矢田は神栄の元へ行く。
「か、神栄君!ちょっと見て欲しいんだけど…………」
「あらあら可愛いじゃない!近くで見るともっと可愛い!流石碧クンが決めた彼女さんだね!」
「べっ……別に彼女とかじゃ……ありま……せん」
「その照れ方は怪しいゾ?まさか………本当に!?」
「だから違うっつってんだろーが……早希さん。ああ、そういえば矢田には紹介してなかったな、この人は俺の母さんの姉の東条 早希さんだ」
「お姉さんとかでいいよー!」
「は………はぁ」
矢田はこの状況について行けない。
突然の事態に、ふらっとしてしまった。
「おい……!大丈夫かよ……熱中症か?」
神栄は矢田をおぶってベンチに座らせた。
「………リア充爆ぜろ………」
(そんなに嫌だったら、付き合えばいいのに………モテるんだから……)
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しばらく時間が経ち、ようやく着替え終わった矢田は、神栄に服を見せた。
「いいじゃん、それ買っちゃえよ」
「じゃあ……これにしようかな……」
「あ、私払おうか?矢田ちゃんの分なら余裕だよ?」
「早希さんは別に関係ないだろ……だったら俺が払うんで、そしたら今度お金くださいよ」
「いちいちやり方がめんどくさいねぇ………まぁ、いいか」
値段は大した事なかったのでまぁ、よしとしよう。
ゲーセンに使ってしまった、程度の出費だし問題はない。
(神栄君が買ってくれた服………大切にしよ…………)
「ありがとね、神栄君!」
「お………おう」
笑顔が素敵だったな………。
一瞬可愛いと思ってしまった。
いや、いつも普通に可愛いか。
「………じゃあ私は帰るね!お幸せにー!」
突然やってきて突然帰る早希さんは………本当によくわからない。
「んじゃ、俺らも帰るか……」
「うん……」
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帰り道、2人は黙っている。
話しのネタが無いからだ。
黙って数分が経つ、とりあえずなんか話そう…………。
「神栄君はさ…………………」
「ん?なんだ?」
「好きな人とかって………いるの?」
「好きな人……いるの?」
↑一度は言われてみたいセリフだ………。
いつか早希さんのプロフィールでも書きましょうかね…。
とりあえず、明日からGWだけど学校なので寝ます………感想は朝起きたら見て書くので返信は遅くなります。
たくさん感想書いてくれる程、作者のテンションが上がって発狂します。
指摘、感想コメント待ってるよ!