神栄 碧と暗殺教室   作:invisible

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デートとか言ってるけど、デートしてません!


後半は矢田さんいませんしね………。


第66話 デート(?)の時間、3時間目

 

 

 

「あ?突然何言ってんだよ?好きな人……?」

 

 

 

 

「うん…………好きな人……」

 

 

 

 

神栄はいつにも増して悩んでいる。

 

 

 

「好きな人か………俺は………」

 

 

 

「…………わたしじゃ……ダメかな……」

 

 

 

 

矢田は確かに何かを言っていた。

 

 

 

が、神栄はよく聞き取れなかった。

 

 

 

 

 

 

 

「ん?どうした?」

 

 

 

 

 

「いや………何でもない………」

 

 

 

「俺の好きな人は………いない。でも……昔好きだった人に似てる人は…………いる」

 

 

 

 

 

「そうなんだ……………。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その人は……どんな人なの?」

 

 

 

 

 

「!!!」

 

 

どんな人、と言われると……答えられない。

 

 

 

 

これは矢田の為に言いたくない、というのもあるし、神崎の為に言いたくないというのもある。

 

 

 

 

この事があったせいで、神崎と矢田が何か気まずい関係になるのは、神栄にとって一番嫌な事だ。

 

 

 

2人の関係を邪魔する気は今も、今後もない。

 

 

 

だから、神栄は曖昧な答えしか言えなかった。

 

 

 

 

「…………何て言えばいいのかな?昔好きだった人がどんな人だったのかは……よく覚えてないんだ……。でも、その似ている人を見た瞬間、この人だ、と思ったんだ……」

 

 

 

 

(それを私に言ってるって事は……神栄君は私の事が好きじゃ………………)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「……………なんかしんみりしちゃったな………。この話はもう、やめにしないか……?」

 

 

「う…うん」

 

 

 

 

再び2人は黙ってしまう。

 

 

 

「………あ」

 

 

 

「ど、どうしたの……?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「俺、服買いに来たのに、買うの忘れてた………」

 

 

 

早希さんに出会ったり、矢田の買い物に付き合ったりしたので、本題を見事に忘れていた。

 

 

 

とりあえず矢田を家まで送ってから行こうと思う。

 

 

「まぁいいか……矢田を家まで送るよ、そっから1人で買いに行くわ……」

 

 

 

 

 

「うん……ごめんね」

 

 

 

「謝る必要はねぇよ、俺もいろんな事があって楽しかったしな」

 

 

 

「そっか……。私も楽しかったよ!ありがと、神栄君!」

 

 

 

 

 

やっぱ、笑顔が素敵だな………。

 

 

 

 

 

============================

 

 

矢田を無事に家まで送って1人になった神栄は、ユ○クロに走って行った。

 

 

 

安物でなおかつカッコいい服を選ぶのに、約10分かかった。

 

 

 

買い終わった後、家まで歩いていると黒い車が神栄の前に止まった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

これは………!とても懐かしい光景だ。

 

 

 

 

 

今思えば、あの人がいたおかげで神栄はE組にいたのかもしれない………。

 

 

 

 

 

「やぁ、買い物かい?神栄君」

 

 

 

そう言ったのは椚ヶ丘学園の理事長、浅野 學峯だ。

 

 

 

「偶然通った……訳では無いですよね……?」

 

 

「当然、君に用があってここにきたんだ」

 

 

 

理事長のやることは迷いが無いし、合理的だ。

 

 

 

 

今回も、また理事長にメリットのある事でもするのか……と思いながら理事長の話を聞く事にした。

 

 

 

「単刀直入に言うと、神栄君、君はA組に戻れる権利を得た。言う事はわかってるね?」

 

 

 

「はい、簡単に言えば、A組に行けるけど君は行くかい?という事ですかね」

 

 

 

「わかりが早くて助かるよ。さぁ、答えを聞こうか、戻るか、暗殺生活を続けるか」

 

 

 

そんなの………決まってる。

 

 

 

 

俺は…………!!!

 

 

 

「当然、殺せんせーを殺しますよ。理事長がなんと言おうと俺はこの答えを変える気はありません」

 

 

 

「………そうか……なら……他の人にもあたってみるかな……」

 

 

 

 

理事長はその後何も言わずに車に乗り、去ってしまった。

 

 

 

『他の人にも』という事は、まだ候補があったという事なのか……。

 

 

 

 

神栄の次に成績が良かったのは、片岡と竹林だ。

 

 

 

片岡はクラス委員だし、暗殺する仲間からしたら欠かせ無い存在だ。

 

 

となると、理事長は竹林に声をかける可能性が高い。

 

 

 

確か竹林は訓練でもそれほど良い成績ではなかったはずだ。

 

 

 

そうなれば、勉強に集中したい、と言い出すかもしれない。

 

 

 

そうしたら竹林はA組に行ってしまう………。

 

 

 

理事長はおそらく、誰か1人をA組に入らせる事によって、俺らE組に何かをするのだと思う。

 

 

 

未然に防ぎたいが、案がない。

 

 

 

 

ここは不本意だが、事件が起きてから対処するとしよう…………。

 

 

 

「とりあえず、帰るか………」

 

 

 

神栄はいろんなことで悩みながらも、自宅に帰るのであった…………。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




なんとか英単語の再テスト地獄は免れました。invisibleです。


これにて矢田さんとのデート(?)は終了。



次回は村松が登場予定でーす。

村松「予定ってなんだよ!」


明日……というか今日からGWですね。課題とっとと終わらせてこの作品の投稿にGW全て費やしたいと思います……。


指摘、感想コメント待ってる………ぞ!

追記、今日か明日くらいに早希さんのプロフィールを第0話に書きます。
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