最近太鼓の○人はやってません、
だって難しいから……
「最初の曲は………さ○たま2000か……これは全良いかねぇと勝てねぇな……」
「2人の点数を足した得点が最終的な結果になるから、大丈夫だよ!」
最初は強い人達の番だ。
強い人、と言うだけあってミスは当然ない。
フルコンボか……まぁ普通なのか?
(俺の場合、ブランク(約3年)あるからな………フルコンボしただけでも感動もんだよ………)
神栄は柄でもなく緊張している。
「じゃあ……行こうか」
「ふぅ………いっちょ殺りますか…………!!!」
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『さぁ、始まるドン!!!』
〜〜〜♪♪♪〜♪〜♪♪〜♪♪♪♪♪♪〜
ドドドカカカカカッ!と隣で聞こえる。
神崎すげえええ!
(俺も足手まといにならないように行くか………!!!)
結果、神崎は全良フルコンボ。
神栄は途中、危ない場面もありながらもギリギリのフルコンボだった。
勝負は、なんと1000点差で神崎&神栄ペアが勝った。
「なんとか難関を乗り越えたか……これで後は余裕で行けるな……」
神崎&神栄ペアは怒涛の勝利ラッシュを続ける。
だんだん太鼓の超人に慣れてきた神栄は、フルコンボが普通となり、神崎は安定の全良フルコンボだ。
流石神崎だ………。
そして、準決勝。
「何………!?特別ルールだと?」
「はい。準決勝からは速さ4倍モードで行ってもらいます。決勝では日本どこを探しても絶対に無い曲で戦ってもらいます。それは4倍モードではなく、ドロンモードでやってもらいます!!」
まるで神崎&神栄ペアを潰しに来たような特別ルールだ。
まぁそれでも神崎は行けるだろ……。
「なんとかなるだろ?神崎」
「私、普通のモード以外でやったこと無いの………」
「え………嘘だろ……!?」
「ああ、それと言い忘れました。準決勝からは2人同時ではなく、1対1でやってもらって、2勝した方の勝ちです!1回勝った人は2回目も戦えます!要は勝ち残り対決です!!!」
これはマズイ!
相手がどれだけやりこんでるかなんて知らないし、まず相手がどういう奴らなのかすら知らない。
これは詰んだのか……?
突然だが神栄の嫌いなものは2つある。
1つは、姉のような人。
もう1つは…………。
勝負に負けることだ。
「どうするの?神栄君……!」
「なぁに……俺に考えがある……!」
「…………?」
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対決まで残り3分、そろそろ行かないとまずい時間となった。
「神崎、順番の件だが……最初に出てもらえないか?神崎のやり方を見て、それを覚えて俺が全良フルコンボしてやる……だから……頼む」
「うん……わかった、頑張るよ……」
「ミスしても大丈夫だからな?変な緊張しないで、俺に任せろ!」
「うん………よろしくね…?神栄君」
そう言って台の前に神崎が立つ。
神栄はそれを見る。
(頼む………神崎!!!)
準決勝の曲は、幽玄○乱だ。
とても難しいことで有名な曲で、フルコンボする人はいるが今回は4倍の速さだ。
フルコンボはしなくていい、でも……出来る限りの事は……してくれ!!!神崎!!!
ついに曲が始まる。
〜♪♪〜♪♪♪♪♪♪♪〜♪♪♪♪
「は……………速すぎる!」
想像以上の速さに、神崎はミスを重ねてしまう。
相手は100コンボ程行って失敗している。
(相手の方が点数高いな……。だが、俺が全良フルコンボすれば勝機はある!)
神栄は今までやってきたリズムゲームを思い出す。
(リズムを覚えろ……順番を覚えろ………!!!これは作業だ。フルコンボするっていう……作業だ!)
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結果、神崎は負けた。
しかも、相当差が開いてしまった。
対決が終わると、先ほどの相手がヘラヘラとしている。
「俺もヤバかったけど、相手が雑魚でよかったよ………」
「…!」
神崎が雑魚?
ふざけるな………!神崎は弱くなんかない。
俺にゲームで勝ってる神崎が、あんなやつより弱いわけがない!
「私、弱いのかな……?」
神崎が涙目になる。
初めて見た、神崎の泣く姿。
俺はあいつが許せない。
人の涙なんか…………見たくないんだよ!!!
「あいつも弱そうだし、優勝は俺らかー………ハハハハッ!次も絶対勝ってやるよ……!ハハハハッ!」
ふざけんな…………優勝すんのは…………俺と神崎だ、これだけは誰にも譲れない……!!
「フーッ…………!!完璧だ、あの曲も、全部覚えたわ……………!!」
(神栄君………あの短時間で完璧に覚えたの……!?)
「神崎、俺が………絶対勝ってやるよ……!だから………!!」
「うん………頑張って……私の分まで………殺ってきて!」
神栄は神崎の頭をポンポンと叩き、こう言った。
「任せとけ、ぶっ殺してやる」
イケメン神栄、降臨。
次回大会編完結の予定