それと、誠に勝手ながら、カルマを入れる事にしました。
第73話にも、カルマの名前を書いておくので、よろしくお願いします。
ああ、あと超展開注意です。
コメント次第では、消す可能性のある話です。
突然消えても何も言わないでね!
「で…………デカい!」
「すごすぎるだろ……神栄の実家!」
まぁ正確には『東条さんの』家だがな。
神栄は大きな門を開け、中へ入る。
「こんにちは、神栄様、それとご学友のみなさん」
「久しぶりですな、杉谷」
「ええ、私も今日を楽しみにしておりました」
杉谷 輝夜(すぎや かぐよ)この人は東条家の執事で、家事全般をこなすすごい人だ。
ちなみに男です。
「てか、なんで三郎さんは俺らを呼んだんすか?」
「さぁ、私も詳しいことは聞いてないので………」
まぁ、いいか。
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建物内に入ると、「西洋の城かっ!」と突っ込みたくなるほど城だ。
本当に………城。
「これってさ……家?」
「多分………家だと思う」
神栄はキョロキョロと周りを見渡す。
まるでハ○ー・ポッターのホ○ワーツ魔法学校みたいだな………。
杉谷さんの後ろをついていくと、大きな扉がある。
おそらくここが三郎さんの部屋なのだろう。
杉谷さんは立ち止まり、クルリと振り向く。
「神栄様、おじいさまに挨拶を、そしてご学友のみなさんはこの先にある待合室でお待ちください。では、こちらです」
「………ここで俺は1人、か」
神栄は両手を使い大きい扉を開ける。
そこには……東条 三郎が待っていた。
「やぁ、碧。久しぶりだな」
「はい……そうですね」
「………あ?」
三郎さんは突然顔色を変え、神栄を睨みつけている。
「お前………弱くなったか?」
「いえ……俺はどこも弱くなんかなってな……」
「お前、確か超生物を殺す任務をやってるらしいな、防衛省の奴から聞いたよ。それで何か変わったか?」
「………変わりましたよ。人に頼るってことや……その他にもたくさん」
「へぇ………。あ、そういえば、9月になったらその超生物を本気で殺すらしい。茜音がな」
「………!?」
あいつは現在A組に居て、暗殺の事は全く知らないはずなのに……前もそうだ。なんで知ってやがる!
「茜音の奴は貴様を使うらしいな、どういう物か見せてもらったが、なかなかいいと思う。お前は死ぬかもしれんがなァ!ハハハハハ!!」
「………」
そう、東条 三郎にとって神栄 碧という人間はゴミクズ同然である。
東条家の中では才能のある人しか普通の人間ではないらしい。
それに、女に負けてる俺は東条家の中では最底辺の扱いなのだ。
これだから……ここには行きたくなかった……。
「で、どうだ。最底辺のクラスにいる感想は?」
「………実に素晴らしいクラスだと思いますよ。俺は本校舎の人たちよりも100倍いいと思いますけどね」
「碧、ちょっとこっち来い」
神栄は恐る恐る三郎さんに近づく。
そして……。
「そこまで言えるまで腐ったか、汚物は掃除してやろう。おい、お前ら、こいつを処分しろ」
その瞬間、黒い服を着た男が数人、神栄をどこかへと連れ去った。
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「神栄遅くない?」
「そうだな……あれから30分くらい経つぞ?」
「電話してみろよ……」
千葉が神栄に電話するが、出てこない。
はぁ、と諦めて電話を切ろうとしたその時。
『やぁ、君たちは碧とかいうゴミクズの友達かい?』
「!?」
この声は、神栄ではない……!
「誰だ、あんた」
千葉はみんなを呼び、この声を聞かせた。
『今、神栄 碧を預かっている。汚物を助けたかったら、ここまで来るがいい。ああ、今この瞬間、出口に繋がる全ての門は閉めさせてもらった。出れる可能性は2つ。1つはゴミクズの救出を諦めるという事、そして、ゴミクズを助ける事だ。ああそれと、午後の5時までに来なかったら、こいつを殺す』
「なにを言ってるんだ……!」
『グッ……!ガアアアアアア!』
ボキッ!グシャッ!とエグい音が響いている。
『さぁ、ヤッテミナ。落ちこぼれクラスのクソ野郎共さんよ』
ブチッ!と強制的に電話を切られ、千葉は先ほどの状況を説明した。
「なんで神栄はあんな事されてんだよ……!」
「ねぇ!みんな!」
渚は慌てて何かを言おうとしている。
「これ………使えるかも」
そこにあったのは、本物の拳銃、そして、ナイフ。
拳銃は三丁ある。
「拳銃は千葉と速水と俺が持ってるか……」
「ていうか、ここから出れんの?さっき鍵かけられなかった?」
「そこは強引に開けるしかないとして、まずどこから探すかだ、闇雲に探しても時間がかかるだけだし、ある場所に絞っていかないとな……」
すると、千葉がこの家の地図を見つけた。
「さっきの会話から、外っていう事は無かったな、風の音はしなかったし、だからここから遠いところにある場所かもしれない」
この家は2つの城のようなものからできたものである。
千葉はもう1つの方の城に神栄らがいる、と考えた。
「わかった、じゃあ行くか…」
磯貝が扉を開けようとした時、
バタン!と誰かが倒れる音がした。
神崎、矢田、倉橋だ。
「え……?」
「……多分これだ、この紅茶だよ」
速水が紅茶をみんなに見せる。
そして、それを磯貝が壊す。
「クソっ……!ヒントも無いのかよ……!」
「殺せんせーに電話しようよ!それが今は一番かもしれない……!」
渚がスマートフォンを取り出す。
しかし、現在圏外である。
「……やられた!」
「しかも、周りの執事たちは敵かもしれないし……」
「いや、さっき通った道もそうだし他もだけど、執事が通ってるのはあの人だけだった。だから簡単に行く事はできる」
現在、午後1時。
制限時間まで、あと4時間を切った。
「やるっきゃないのか……俺らだけで……」
「会ったらぶっ飛ばしてやる……」
ここで、カルマは考えていた。
(確かに難しいミッションだけど、そこまで悩むようなものじゃない気がする……電話から聞こえた神栄と電話に出ていた人以外の声からして、その部屋には複数人が入れるほどの大きさがある。しかも、無駄に声が響いていたという事は、地下?なのか?)
「カルマ君?」
「やけに簡単なお仕事だ。これならいけるかもな………神栄にはあとでお金もらおう……」
「カルマ君!?」
「よし、行こうか、みんな」
なんなんだよ東条さん。
勝手に連れ去るとかマジありえない!
次回、救出できるのか!?