碧クン災難の回
東条家、とある場所にて……
「あんた……三郎さんじゃないだろ……!」
「…………」
三郎さんは、確かに横暴だ。
でも、そこまでするような人ではなかったはずだ。
「…………何を言っている。俺は東条 三郎だが、何か?」
「誰だ」
「こんな状況で何を言ってる」
なんか………違う。
(………………あやしい…)
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「え?地下?」
時間は少し戻り、カルマが作戦をみんなに伝え、ドアを開けようとする時だ。
「そう、確かにここはデカくて特定の人物をすぐに見つけるのには難しいが、部屋を見る限り広い部屋は少ない。それに、電話の奥から聞こえた声がよく響いてたんだよ」
「……カルマ、あの短時間でよくわかったな!」
「まぁ、そんなもんだよ。で、神崎さん達をそこにおいていくワケだけど、中村さん、ここに残って3人の様子を見ててくんない?」
「あー、わかった」
カルマ達は部屋から出て、地下への道を探していると、杉谷さんが慌ててこちらにやって来た。
「みなさん……!先ほど電話に出てきた人は………!!」
「ど……どうしたんですか!?」
「あの人は三郎様なんかじゃないんです………!おそらく……!!」
「!?」
みんなは杉谷さんの話を詳しく聞くことにした。
当然、早歩きしながらだ。
「……あの人が本当の三郎さんじゃないって、どういうことですか?」
「なんといいますか……これが本当の三郎様だとしたら、行動が大胆というか……普通ならあの方は陰でヒソヒソやりながら何かを行うんですよ……」
(((やってることが最低だ……!)))
杉谷さんが考えるに、あの人は本当の三郎さんではない、もしくは誰かに操られている、という結果になった。
本当の三郎さんではない、となると少し証拠がないが、操られている、となると少しわかる気がする。
「神栄君はどこにいるんだろう…………」
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「多分あんたは三郎さんで合ってるな。誰かに操られてんだろ?答えろ」
「……………出てこい」
ん?こいつ誰に言ってんだ?
「やぁ、久しぶりだね、碧クン」
この声は、聞き覚えがある。
テンションの高い声で、黒髪の美しい女性。
そんな人は1人しかいない。
「早希さん?何やってんですか?」
「それはあの人たちが来てからのお楽しみだよ……フフフ」
早希さんは本当によくわからない人だ。
あの人……とはどういうことだ?
◇◇◇
話はまた変わり、カルマ達が神栄を探しているときに戻る。
「ここだな………そうですよね?杉谷さん?」
「はい、ここしか地下に繋がる道はありません……三郎様が城を改造していなければ……」
「んじゃ、開けるか」
磯貝がドアを開けると、そこには1人の男、そして神栄と、1人の女性がいる。
「神栄!大丈夫………か?」
神栄はなんか解放されていて、何やら怒っている。
「あなた本当にやめてくれますか!?俺マジ死ぬかと思いましたからね!?三郎さんがキレてたから……!!」
「ハハハッ!まぁ、そういうことじゃ、早く例の人を呼んでこい、早希」
「あ………その子紅茶飲んじゃった………」
磯貝達は唖然としている。
(何やってんだこの人達………)
カルマは考えている。
(これ……ハメられたの俺ら?)
「あ、お前ら来たのか。ちょっとこの人説得してくんない?」
神栄はみんなのところへ行き、今までの状況を説明した。
「てか……あの人誰?」
「ああ………」
「神栄君の彼女でーす!」
(大嘘です。信じないでください)
「嘘………だろ!?こんな若い人が………神栄の彼女!?」
(早希さんは36歳です。磯貝君、騙されないでください)
「まぁ、嘘だよ?私は東条 早希、立派な独身アラサーです☆」
うわぁ、うぜぇ。
アラサーなのは事実だがな……
神栄は呆れながらも早希のことを教えてあげた。
「東条 早希さんは運動以外は超人だから、でも彼氏いないらしい。モテんのに」
「嫌味としか言いようがないな」
本当そうだよね?磯貝君、よくぞ言ってくれた。
俺ら男子は本当モテないよね?
(磯貝と神栄はカッコいい人ランキング1位と2位です)
……とまぁ、そんなことは置いといて、三郎さんが突然大声で叫んだ。
「碧!早く例の人を呼んでこい!!」
「例の人って誰だy……誰ですか!?」
「矢田ちゃんだよ、碧クンの結婚相手だよ?」
その一言で、みんなは立ち止まってしまう。
け………結婚相手ぇ!?!?
全ては早希さんが悪かった。
さて次回は……まだ書いてないのでよくわかりませんが、また碧クンはヒドイ目に合うと思います。
次回も投稿遅くなるかもです………。
追記、リュカ君の書いてる『れっつくとぅるふ!』見てくださいよ。僕がプレイヤーとなってTRPGやってるんでw僕のバカっぷりを見たい方にオススメですよ?まだ一話しか書いてませんが、これから面白くなると思います。